【ソロ充の一日】とあるアラサーソロ充の休日(お出かけ編)
ソロ充がどんな一日を過ごしているかに興味があるのですが、ほとんど情報がありません。まずは言い出しっぺとして、僕というアラサーソロ充の例を晒してみることにしました。
- 前提
- 6:45 起床
- 7:00 趣味
- 7:45 出かける準備
- 8:00 趣味
- 9:00 外出
- 10:00 池袋到着
- 10:10 ゲーセン到着
- 11:00 昼食
- 11:45 ゲーセンへ
- 12:30 全台埋まる
- 14:00 混雑
- 14:45 ゲーセン離脱
- 15:00 ジュンク堂
- 16:30 帰宅
- 17:00 風呂掃除
- 18:00 夕食
- 19:00 記録と入浴
- 19:30 自由時間
- 22:00 就寝
- おわりに
- 関連記事
前提
- 筆者は都内在住のアラサー独身男
- とある 11 月の、日曜日
- 取材されているという体でお届けします
- 吉良野=筆者。アラサー(自称)ソロ充
- レポーター=僕を取材する(架空の)人
6:45 起床
レポーター「もう起床ですか。早いですね」
吉良野「そうでもないですよ。平日と同じ起床時間です。生活リズムは大事なので、崩さないようにしています」
吉良野(ブログ筆者)はフルグラを準備し、食べながらパソコンをいじりはじめた。
レポーター「それが朝ご飯ですか?」
吉良野「ええ。栄養も取れますし、時間もかからない、最強の朝食だと思ってます」
レポーター「糖分がエグそうですけど」
吉良野「運動しているので問題ありませんね」
確かに吉良野はスレンダー(痩せ過ぎな気もするが)な身体をしている。
パソコンの画面を覗いてみると、どうも今日の予定を立てているらしい。一行一予定の箇条書きが並んでおり、テキストエディタで並び替えているようだ。
レポーター「今日の予定は決まりましたか」
吉良野「決まりました。今日は池袋に行きます」
7:00 趣味
吉良野はポメラを開き、小説執筆に没頭しはじめた。
レポーター「朝っぱらから小説ですか」
吉良野「ハマっている趣味ですからね」
レポーター「吉良野さんは多趣味だとお聞きしていますが、朝っぱらから小説を書くことに何か意図はあるのですか?」
吉良野「ありますね。朝はゴールデンタイム と呼ばれていて、頭が冴えて生産性が最も出やすい時間帯なんです。頭を使う『ものづくり』をしないと、もったいないですよ」
レポーター「ものづくりがお好きなんですね」
吉良野「そうですね。奥深くて、マイペースにできて、一人でもできて、お金や場所も要らない ので、重宝しています。もっとも趣味によるところはありますが、この『ものづくり』という趣味は、覚えておいて損はないですよ。そういえばレポーターさんも無趣味だとか。何かやられてみては?」
レポーター「考えておきます」
吉良野は黙々と小説を書く。画面を覗き見た限りでは、大した実力を持っているとは言い難いし、表情も真顔で少し怖いくらいだが、時折にやついたり、Enter キーをターンと叩いたりしている。楽しそうだ。
7:45 出かける準備
吉良野「さてと、準備するか」
レポーター「お出かけの時間ですね」
吉良野「いえ。準備だけです。直前になるとバタバタしますからね。出かけるのは 9:00 頃ですよ」
吉良野は手際よく準備を始めた。パジャマを着替え、リュックに荷物を入れ、ひげ剃りと歯磨きを済ませた。気になるのはその格好。
レポーター「まさかその格好で池袋へ?」
吉良野「何か問題でも?」
レポーター「いえ、そういうわけでは……」
吉良野の格好は、襟付きの半袖シャツに長ズボンのジャージだった。
吉良野「動きやすくていいですよ。 おしゃれなんて要りません。別におしゃれな人達と一緒に歩くわけでもなければ、友達をつくるわけでもない ですし」
吉良野に迷いは無さそうだ。
8:00 趣味
吉良野はコーヒーを淹れて、再びポメラに戻った。ちびちび飲みながら、ガシガシと書き進める。
レポーター「私もコーヒーをいただいていいですか?」
吉良野「構いませんが、たぶん入れ物がないと思います」
確かに見当たらなかった。カップどころか食器さえもない。
レポーター「外食派だとお聞きしていますが、これでは来客をもてなせないのでは。友達とか」
吉良野「友達はいません」
レポーター「失礼しました」
吉良野「別に謝ることではないですよ。 恋人がいないとか、友達がいないとか、こういうのも一種のライフスタイルでしかない んですから。バカにする人もまだまだ多いですが、無知なだけです。ガラパゴスですね。僕は違います。対人関係のメリットとデメリットを冷静に観察して、考えて、試してもみて、今の生き方に落ち着いてるんです」
レポーター「そ、そうですか……」
吉良野は再び小説に没頭した。
9:00 外出
突然ケータイのアラームが鳴り始めた。
吉良野「時間ですね。そろそろ出ますか」
レポーター「アラームを仕込んでいたのですか」
吉良野「集中しすぎて予定を忘れることがありますからね。確実に気付かせるためには、集中する前にセットしておくしかありません」
喋りながらも、吉良野はポメラを閉じて、ケースとともにリュックに入れる。ジャンパー(ユニクロのウルトラライトガウンだ)を来て、リュックを背負って、家を出る。事前に準備を済ませているだけあって、行動は迅速だ。
最寄り駅から電車に乗って池袋に向かう。駅ではホームの最も奥に足を運んだ。
吉良野「一番空いているのがここ、一号車なんです。普通に座れますよ」
レポーター「たしかに……そうですね」
ホームを見渡してみると、改札から近かった反対側には列ができているが、逆側のこちらには数人もいない。
吉良野「 ちょっと歩けば座れるのに、その手間を惜しむんだから、現代人の運動不足は深刻なもの です。あ、これブログネタになるかな」
吉良野はメモを取っていた。
しばらくして電車が到着。乗り込む。並んで座ることができた。所用時間はおおよそ 1 時間。そこそこ長いが、彼はどう過ごすのだろうか。
彼はリュックから本を取り出した。ビジネス書だ。
吉良野「乗り換えがありますし、人も多くて集中できないので、小説は向いてません。知識を追うだけのビジネス書が適しています」
レポーター「スマホは使われないのですか?」
吉良野「持ってません」
レポーター「……不便ではないですか」
吉良野「そうでもないですね。ネットをはじめ、作業はパソコンで事足りてます。むしろスマホみたいな狭い画面で作業なんてしたくないです。ストレス溜まります」
そういえば吉良野の自宅パソコンも、デュアルディスプレイだった。
レポーター「でも友達との LINE とか、Twitter とか……」
吉良野「 友達はいないので LINE はしてません。Twitter はしていますが、2 日に 1 度チェックしているだけです。メールと同じですね。その場その場でリアルタイムにコミュニケーションしていると、時間も食われるし、集中にも割り込まれるし、で全然やりたいことに集中できないので、極力しないように気をつけています」
淡々と語る吉良野の目は自信に満ちあふれていた。
10:00 池袋到着
目的地、池袋に到着した。
吉良野「今日やりたいことは二つあります。ダンスゲームと買い物です」
レポーター「ダンスゲームからですか」
吉良野「はい。買い物の後だと荷物がかさばって邪魔ですからね」
レポーター「コインロッカーは使われないのですか?」
吉良野「使いませんね。空いている場所を探すのが面倒ですし、僕は荷物は常に手元に置いておきたいタイプなので」
ゲーセンに向かう。人混みをものともせず、早歩きでスイスイ抜けていく。油断するとすぐに見失いそうだ。
レポーター「早くないですか」
吉良野「ひとりだとこんなものですよ」
吉良野の歩行ペースは緩まなかった。
10:10 ゲーセン到着
ゲーセンに到着する。
ここでダンスゲームについて簡単に取り上げておく。去年 3 月に稼働したばかりの新作音ゲー、ダンスラこと DANCERUSH STARDOM である。
- 誰も教えてくれない DANCERUSH STARDOM(ダンスラ) 用語集 (2018/12/08 更新) - ストレスフリーなソロ充ライフ
- 音ゲーで運動もしたい人は DANCERUSH STARDOM(ダンスラ)すればいいかもという話 - ストレスフリーなソロ充ライフ
池袋は、このダンスラが最も盛り上がる地域だ。プレイ時間 100 時間を超えるベテランや本職のダンサーも訪れ、ギャラリーも多い。吉良野曰く「承認欲求満たしたいマンにはうってつけです」
ゲーセンに入店し、ダンスラのあるフロアに向かった。
レポーター「……ガラガラですね」
吉良野「開店直後ですからね」
吉良野は早速パセリ(ゲーセン用の電子マネー)を使って、ダンスラを遊び始めた。
最初の1曲はぎこちない動きだったが、ウォーミングアップだったようだ。2曲目の途中からいきなりキレが増す。思わず二度見してしまうような、一目で素人と違うとわかる動きだった。床を滑るように、滑らかに移動しているのが特徴的だ。
レポーター「お上手ですね」
吉良野「ありがとうございます。地道に遊んでますからね。プレイ時間で言えば 100 時間超えてます」
レポーター「これは何か元となるダンスがあったりするのですか?」
吉良野「ありますよ。シャッフルダンスです」
吉良野は嬉々としてシャッフルダンスについて語りだしたが、「詳しいことは適当にググってみてください」 すぐにダンスラに戻った。
中々に激しい運動量らしい。1曲終わる度に、タオルで汗を拭いている。息も荒い。とても池袋にいるとは思えない、スポーティーな風景だ。
客はまだまだ少なく、たまに通行人が通りがかって覗く程度だが、吉良野は全く動じない。
11:00 昼食
いったんゲーセンを出て、昼食を取ることになった。
レポーター「早いですね」
吉良野「混むのはイヤですから。11時台に食べるようにしています」
牛丼屋では定食を注文。ガッツリ食べるようだ。「エネルギーを補給しておかないと途中でバテますから」と吉良野。
11:45 ゲーセンへ
再びゲーセンに戻り、吉良野は黙々とダンスラを遊ぶ。
休憩時間が少し長いのは気のせいだろうか。ケータイ(ガラケーだ)で何やら文字入力しているようだが。
レポーター「何をされているのですか?」
吉良野「思いついたネタをメモしてます。ダンスラを題材とした小説を書きたいと思ってまして」
レポーター「熱心ですね。ダンスラの方は、少しペースを落としているように見えますが」
吉良野「鋭いですね。この後に備えて、抑えてます。体力の出しどころは、ここじゃないですから」
『この後』とは何だろうか。吉良野は遠足を待つ子どものような顔をしていた。
この頃から客足が増え始める。
12:30 全台埋まる
4 台が並んでいたダンスラも、全台が埋まり始めた。後方には並び待ちが 1, 2人ほど。たまにギャラリーが数人ほどできる。
プレイヤーは様々だ。スポーティーな男性(吉良野)、おしゃれな大学生、ぎこちない女子中高生グループ、若いカップル。実力も上級者から初心者までと幅広い。吉良野を超える格上もいた。吉良野よりもおしゃれで、ダンスが上手で、スコアも高い。吉良野と並んでいると、その違いがよくわかる。
にもかかわらず、吉良野は目立っていた。
いや、浮いていた。
止まることなく動き続けるのも、激しく息を切らすのも、何度もタオルで汗を拭っているのも。吉良野だけだった。他のプレイヤーはダンスを踊っていたが、吉良野は違った。彼の動きは、トレーニングだった。
休憩中の吉良野に問いかける。
レポーター「さきほど承認欲求を満たしたいと仰ってましたが、この状況は満たせてますか?」
吉良野「満たせてますね。楽しいです」
レポーター「浮いているようにも見えましたが……」
吉良野「ただの個性ですよ。ダンスラはダンスの延長線にあるもので、スマートかつクールに振る舞うような風潮がありますけど、 あくまで風潮でしかないです。スポーツや筋トレのように、体力の限界を競う遊び方があったっていいはず。僕は後者の方が楽しかった。それだけです」
レポーター「薄々思っていたのですが、あえてマイナーな方を好まれるタイプだったりしますか?」
吉良野「そうですね。その方が 競争相手が少ないので、少ない労力で、相対的に強くなりやすい んです。もっと言えば、実力者になりやすい。つまり、承認されやすいということですよ。僕は承認欲求が強いので、簡単に承認できることは重要なんです」
レポーター「浮いているだけに見えるんですが……」
吉良野「ただの個性ですし、これも一つの承認です。もちろん、だからといってただ奇異なことをしているだけでは、ただの変人です。僕は違います。実際、僕ほど動き続けられるプレイヤーはあまりいませんし、以前参加したシャッフルダンス練習会では界隈トップの実力者から『普通に凄い』とも言われました」
レポーター「……」
吉良野の顔は生き生きとしていた。
14:00 混雑
ゲーセンはさらに混み始め、数人以上の並び待ちと、それ以上の休憩者、そして複数人のギャラリーが何度も立ち止まるという光景になっていた。常連も多いらしく、挨拶や会話、そして二人プレイも目立ってきた。
そんな中、吉良野は一人、黙々と列に並び、ダンスラに勤しんでいた。おそらく今日は最も多くプレイし、息を切らし、汗を流しているだろう。よく見ると、吉良野が使っているタオルは二枚目になっていた。そういえばグミやチョコレートで糖分補給もしていたか。用意が良いとはこのことだ。
レポーター「話しかけたりしないんですか?」
吉良野「一部の方には挨拶を交わしたことがあります。Twitter で絡んだこともあります。でも、だからといって常につるむ必要はないですよね。 僕はダンスラを楽しみにきているのであって、友達づくりやお喋りのために来ているのではない ので」
レポーター「淡白なんですね」
吉良野「優先順位の問題です。僕は不器用で、両方を取ることができないので、片方を最初から相手にしていないだけです」
レポーター「でも挨拶はしたんですよね」
吉良野「はい。……実を言うと、最初はダンスラで友達と恋人をつくるつもりでいたんです。僕はソロ充を目指し続けていますが、友達や恋人と過ごすという経験もしてみたいと思いまして。でも、その途中で心が折れましたね。あ、面倒くさいな、かなり時間かかるわこれ、割に合わないなって……。なので、方針転換をして、相手が気まずくならない程度に挨拶だけしておいて、あとは 『一人で楽しんでるおじさん』というキャラを通すことにしました」
レポーター「……」
吉良野「大丈夫ですか?」
レポーター「あ、大丈夫ですよ」
想像の斜め上ばかりを行ってくれる。コメントに詰まってしまった。
それからも吉良野はダンスラを遊び続け、足がガクガクし始めたところで撤収準備をする。他のプレイヤーが会話と笑顔に花を咲かせている中、誰にも一言も声をかけずに立ち去った。
その背中に寂しさは感じられない。歩行ペースは相変わらず早かった。急いで後を追う。
14:45 ゲーセン離脱
吉良野「今日の予定はあと一つです。本屋に行きます」
吉良野はコンビニでゼリー飲料を買い、口でくわえてチュルチュルとすすりながら歩いた。早足は変わらない。
15:00 ジュンク堂
ジュンク堂書店の池袋本店に到着。
吉良野の足に迷いはない。地下 1 Fへ向かう。コミック・ラノベコーナーだ。
吉良野はカゴを手に取った後、まず新刊コーナーをチェックし、気になった本をどさどさと入れていく。続いて各本棚を一つずつ見て回り、同様に入れていった。10 冊、いや 20 冊に迫る。
レポーター「重そうですね。Amazon など通販は使われないのですか?」
吉良野「書店で見つからない場合は使いますけど、基本的には書店で買います。わざわざ書店に足を運ぶという無駄というか、 あそびを意識的に取り入れている イメージです。僕は不器用な凡人なので、何でもかんでも最適化すると危ないんです」
レポーター「色々と考えておられるのですね」
吉良野「ソロ充とはそういうものだと思います」
レポーター「ちなみに電子書籍は使われていますか?」
吉良野「使ってないですね。まずタッチパネルが嫌いなのと、アナログな本ほど好きな本の好きなページにアクセスしづらいのと、あとは普段からモニターばっか見てるので、娯楽くらいは離れたいなぁという思いと、まあ色々あります」
吉良野はスマホを持っていないと言っていたが、その主因もタッチパネルにあるらしい。吉良野は一日一万文字以上をタイピングするらしく、指の皮が慢性的にひりひりしているがゆえに、タッチ系の動作は苦手なんだとか。記事中では省略したが、パソコンを使う時、吉良野は手袋をはめている。
レジに並んだ。並び待ちを嫌う吉良野は、一体どんな顔をしているのか……と思いきや。
レポーター「何をされているのですか? 何やらケータイに打ち込んでいるようですが」
吉良野「支出管理ですね。僕はいつ、何に、何円使ったのかを全て記録しています」
吉良野「ただし、本については何の本の、何の巻を買ったのかをすべて知りたいので、こうして記録してます。正直面倒くさいですが、並び待ちの間に打ち終わりますよ」
吉良野の入力スピードは中々に速かった。ガラケーにもかかわらず。2タッチ入力と呼ぶらしい。
購入が終了した。金額は 1 万円を超えていた。
レポーター「かなり買い込みましたね。生活費にはさほど余裕がない、毎月収支は赤字だとおっしゃられていましたが……」
吉良野「余裕がないのも毎月赤字なのも事実ですが、まだ貯金がありますし、これは必要経費なので遠慮はしません。 未来のために今を犠牲にしすぎるのって良くない と思うんですよ。僕はただでさえ勉強とバイトに勤しみすぎて、青春を棒にふるっているので身に染みてます。そのせいでコミュニケーションの要領、というかたぶん忍耐ですが、それが身に付かずに今でも苦労してますから。本当はもっと色んな人と喋りたいんですよ」
吉良野は全く人に興味が無いわけではなさそうだ。少しだけ歪められた、その表情が、過去の後悔を物語っているかのようだった。
レポーター「ならば今からでも遅くはないのでは?」
僕「遅いです。というより、要領が身に付くまでの道のりが険しすぎる。多大な我慢も必要になるでしょう。そこまでする価値があるかというと、今は無い、ですね。他にもやりたいことはまだまだたくさんありますから」
確実。堅実。安定。吉良野にはそういった言葉がよく似合う。
16:30 帰宅
本を購入した後、吉良野は帰宅した。夜の池袋を楽しむつもりはないらしい。そもそも足が限界らしく、自宅に帰るなり居間に座り込んで、買ったばかりのマンガを早速読み始めた。
改めて部屋を見渡すと、本としてはマンガとラノベが圧倒的に多い。対して小説、ビジネス書、技術書などは数えられる程度だ。吉良野曰く「あまり頭を使わなくても楽しめるから」だそう。
30分ほどかけて、マンガを一冊消化した。
17:00 風呂掃除
吉良野は 17 時頃に風呂掃除を行い、給湯器を 19 時にセットする。
吉良野「風呂掃除は実家暮らしがずっとこうだったので、これはもう習慣ですね」
その後もパソコンを開き、Twitter をチェックしはじめた。
吉良野「ダンスラの情報収集です。普段出会わないタイプの人が多くて、色々と刺激的なんですよね。あとは Twitter というツールや、SNS というコミュニケーションに慣れるための訓練でもあります」
レポーター「いいねを付けてばかりですね。会話はされないのですか」
吉良野「だらだらと続くのが嫌いなんです。あとは、返さなきゃいけないという精神的重荷もある。こういう忍耐力が無いから、僕はソロ充を選んだんでしょうね」
レポーター「そのくらいは耐えないと、友達はできませんよ」
吉良野「でしょうね。ですから僕には友達がいません。たいていの人には、耐えるまでもない行為か、あるいは難なく耐えられることなのでしょうが、僕は違うみたいでした。寂しいとか、友達が欲しいとか、そういった感情はあるんですけど、いざ満たそうとしてみると、すぐに『もういいや、ひとりで過ごしたい』となるんです。たぶん、予定から行動まで全部自分で決めて消化する生活が長かったから、ここを狂わせる、というか コントロールしづらい『人と過ごすこと』がイヤ なんでしょうね」
吉良野は、自分に向いてないことや自分が苦手とすることを意識的に回避する選択を、ストイックに積み重ねている印象を受ける。吉良野の本質を垣間見た気がした。
18:00 夕食
吉良野「今日は中華料理屋で食べます」
レポーター「もう食べるんですか。早いですね」
吉良野「混むのがイヤなので、毎日 17〜18 時くらいに食べてます。今日は日曜日なので、この店は別に混まないんですが、 習慣は例外をつくると崩れてしまう ので、この時間です」
そういえば吉良野は今日も 6:45 に起床していた。平日、会社に行く時も同じ時刻に起きている。これも習慣の一つだ。そんな習慣、というよりルールの蓄積が、吉良野の強さなのかもしれない。
吉良野はチャーハンを注文した。理由を問うと、「片手で食べやすいから」。
今日購入したマンガを二冊ほど持参していた吉良野は、チャーハンを食べながら二冊を消化。
レポーター「チャーハン、少し余っていますが」
吉良野「お腹いっぱいなのでこれでいいです」
レポーター「これは非難ではなくただの興味なのですが、残しちゃいけないとか、作り手さんに悪いとか、教わりませんでしたか?」
吉良野「教わりましたね。むしろ両親は厳しかったと思います。でも、必要性を感じないので守ってませんね。大量に注文して意図的に残すのは論外ですが、満腹やら気分が悪いやらでやむを得ず残すのはアリだと思います。むしろ我慢して苦しんでまで食べる意味がわからない。修行か何かなのかな……」
19:00 記録と入浴
帰宅後、吉良野はパソコンをしばし操作する。
吉良野「今日一日の振り返りです。ケータイに書いたログを Gmail に送信して、これをパソコンから受信して、それからテキストファイルにコピペして、あと Excel にもコピペして……」
パソコンの画面を見せてもらうと、きっちりと管理している印象を受けた。たとえば日記は、一日単位で例外無く並んでいる。内容はケータイに書いていた支出記録がメインだが、ところどころ感想や TODO が書き込まれていた。
別のウィンドウには、タスクリストとおぼしき箇条書きが並び、また Excel のウィンドウには一行一品目で支出データが並んでいる。
吉良野「一部はスクリプトで自動化しているので、作業時間は数分くらいですね」
ちなみに、この運用ゆえに、吉良野は去年は細かい支出振り返りを実現している。
作業を終えた後、吉良野はパソコンをスリープにし、風呂に入った。
19:30 自由時間
風呂から出た吉良野は、ハンドタオルで体を拭く。
レポーター「バスタオルは使われない?」
吉良野「使いませんね。かさばりますので。とあるライフハック本から得た知見です」
短髪ゆえに拭くのも早い。もちろんドライヤーも使わない。数分もしないうちに着替え終え、再びマンガを読み始めた。
22:00 就寝
歯磨きを行った後、布団に入る吉良野。
レポーター「早いですね」
吉良野「 夜は頭が疲れている上に、ネガティブになりやすい ですからね。さっさと寝て、その分を早朝に回した方が明らかに得です。朝活という言葉もありますが、あれは本当に人生変わると思います」
レポーター「その割には 6:45 起床ですよね。朝活にしては遅い気がしますが……」
吉良野「ですよね。本当は僕も朝活したいんです。4 時くらいに起きたい。でも、神経質で眠り辛いので、無理なんですよ。実際、22 時に布団に入っても、眠りに入るのは 1〜2 時間後です。それまでずっと意識が残っていて、退屈という地獄を味わいます。実は、睡眠は一日で一番憂鬱な時間です」
レポーター「今日はダンスラで疲れているのでしょう? 早く寝れると思いますよ」
吉良野「だといいのですが」
消灯して、吉良野は就寝した。
おわりに
アラサーソロ充、吉良野の一日に密着した。
その行動には驚かされるばかりだったが、本人の満足度は高そうだった。一部、諦めというか諦観が見られる傾向もあったが、費用対効果を考えた上での取捨選択である。「皆がやっているからやる」のではなく、自分に適しているか、自分に楽しいか、といった「自分基準」で物事を選ぶ吉良野。その結果、ひとりで過ごすというソロ生活に落ち着いた。
これは一例でしかないのだろうが、ソロ充という存在の本質がわかったような気がした。
まだまだ訊きたいことは多数あるが、今日はこのあたりで筆を置く。
関連記事
以下はインドア編の記事です。
以下は消極的なぼっちから能動的なソロ充に至るための方法です。
【ソロ充の一日】とあるアラサーソロ充の休日(インドア編)
最近ソロ充やソロ活絡みでお問い合わせをいただくようになりました。また以前から「休日一人で何してんの?」と疑問を持たれることもありました。そこで今回は、僕というアラサーソロ充の「休日の過ごし方」をざっとまとめてみます。
- 前提
- 6:45 起床
- 8:00 洗濯
- 8:30 趣味続き
- 9:50 買い物
- 10:20 趣味続き
- 11:00 昼食
- 12:00 趣味続き
- 15:00 おやつタイム
- 16:00 趣味続き
- 17:00 風呂掃除
- 18:00 夕食
- 19:00 入浴
- 19:20 明日の準備と自由時間
- 22:00 就寝
- おわりに
前提
- 筆者はアラサー、都内在住、独身男子
- 土曜日、かつインドアな過ごし方の例です(アウトドアな例は後日)
- 時系列に書き並べていきます
では早速、一日を眺めていきましょう。
6:45 起床
起床します。早起きに見えますが、僕にとっては普通です。ソロゆえに予定が乱れない(たとえば飲み会で帰りが遅くならない)ため、寝貯めする必要もありません。安定した生活は、安定したパフォーマンスを生みます。
起床したら、すぐにコインランドリーに向かいます。
僕の自宅に洗濯機はなく、 洗濯は週に一度だけコインラインドリー で済ませています。乾燥まで済ませる洗濯乾燥機にぶちこんで回すだけです。あと、朝っぱらから行ってる理由は、混むのがイヤだからですね。
戻ってきたらパソコンのスリープを解除し、朝ご飯のフルグラを食べながら、早速趣味で遊びます。趣味とはもっぱら創作(ものづくり)で、 最近はブログ ですね。ネタを検討したり、記事の構成を考えたり、下書きを書いたり、タイトルやアイキャッチ画像を考えたり……と、やることはたくさんあります。一時間、二時間なんてあっという間です。
8:00 洗濯
忘れないようセットしていたアラームが鳴ります。コインランドリーに洗濯物を取りに行きます。
持って帰ってきた洗濯物は全部畳んで収納しちゃいます。これで一週間分の洗濯はおしまい。一週間分の洗濯に要する時間は 30 分くらいです。コインランドリー通い、意外と合理的だと思ってます。
8:30 趣味続き
洗濯が終わったので、引き続き趣味に戻ります。朝から行っているブログの続きです。
と、ここで、キリがいいところで、いったん別の作業をします。淹れたコーヒーをずるずる飲みながら、今日のタスクを洗い出します。僕はいつ、何を、どの順番でやるべきなのかを洗い出している(タスク管理といいます)ので、比較的簡単に判断できます。
今日はひたすらインドアで過ごしたい気分でした。ブログに溺れましょう。
9:50 買い物
しばし熱中していましたが、買い物の時間になりました。スーパーに行く準備をします。
部屋をざっと見回って、何を買うかを 事前にリスト化 します。思い出す時間がもったいないので。
そしてスーパーに行きます。僕は混んで待つのが嫌いなので、開店時間の 10:00 ジャストに足を運んでます。並び待ちはほぼゼロ。実に快適です。
ちなみに購入する物は「朝食用のフルグラ」「インスタントのドリップコーヒー」「水など飲料類」「補給用のお菓子類」「不足しかけている日用品」などですね。
10:20 趣味続き
買い物を終えて戻ってきました。収納もすべて終わりました。僕の買い物は週に一度、この 30 分間だけです。コインランドリーと同じく、結構効率化できてると思います。
さて、趣味の時間に戻りましょう。ブログです。まだまだ集中力は続きます。ガシガシ書いて、考えて、練って、こねくりまわして、また書いて、と溺れていきます。
ただし、11:00 頃に日課があるので、ここを過ぎてしまわないようアラームをセットしておきます。
11:00 昼食
アラームが鳴り、お昼時だと気付きます。
昼食ですが、僕は 11 時台に食べます。混むのはイヤだから。
ちなみに手段はオール外食です。自炊はしません。時間がもったいないですし、向いてなかったですし、何よりストレスだったので。
店ですが、行きつけが何個かあります。近所の弁当屋、定食屋、中華料理屋、牛丼チェーン店……今日は弁当屋さんの気分。
僕「こんばんは」
おばちゃん「あら、いらっしゃい、XXXX 弁当?」
僕「はい」
常連なので僕の好みは掌握されています。土曜日の僕は決まって XXXX 弁当です。弁当名が独特なので伏せますが、カロリー高め、満腹度高めのエネルギーメニューで、気に入っています。
お客さんはまだいません。余裕のあるおばちゃんと世間話します。これは会話訓練の一環です。 僕みたいなソロプレイヤーは一日一言も喋らないことが割と普通にある ので、意識的に取り入れないと色々とまずいのです。会話のリズムや空気感とか忘れますし、声とかも出なくなりますしね。
そうこうしているうちに弁当が完成。
持ち帰って、弁当を食べながら動画を見ます。今日は TAS 動画です。
12:00 趣味続き
昼食を食べ終えたら、再び趣味の続きです。パソコンとにらめっこしてブログをガシガシ。
ただし、一気にのめり込むとすぐにバテてしまうのと、家事もやらないといけないのとで、ちょっと工夫をします。ポモドーロテクニック を使います。なんか小難しい響きですが、要するに30分でタイマーをセットして集中、5分休憩、また30分……のサイクルを繰り返すテクニックです。
僕の場合、これをアレンジした「欲張りポモドーロ」を使っています。5分休憩の部分に家事(主に掃除)をあてる、というものです。休憩がてら家事も潰せるという一石二鳥です。(というかこうでもしないと家事がどんどん後回しになって夜が忙しくなります 苦笑)
欲張りポモドーロを回していきます。30分集中 → ちょびっと掃除 → 30分集中 → ちょびっと掃除 → 30分集中 → 書類整理 → ... という感じですね。
15:00 おやつタイム
大体このあたりで頭が回らなくなってくるので、おやつでくつろぎます。
最近はプリッツ、コアラのマーチ、明治のミルクチョコあたりから適当に選びます。今日は贅沢にミルクチョコ。冷蔵庫で冷やしてたのでキンキン。パキッと良い音がします。
手元にはマンガやラノベ。読みながら食べます。しばしリラックスタイム。
16:00 趣味続き
もう少しだけブログを続けます。
頭が使い物にならなくなる前に、出来るだけ楽しんでおきたいんです……と思ったのですが、いまいち筆が乗りません。というわけで少しやることを変えて、「あまり頭を使わなくてもできる作業」をあてることに。
ブログ運用には色んな作業があります。アクセス解析を見て傾向を読み取ってみたり、過去記事の手直しをしたり、アクセス数を上げるためのテクニックなどを検索したり、あとは他のブログを読んでみたり、といったことですね。こういったことをこのタイミングでやります。
ついでに SNS のチェックも。といっても Twitter くらいですね。 LINE はやってません (家族 LINE はやってますが数日に一回、一瞬ログインしてチェックする程度です)。リアルタイムなコミュニケーションは時間食い虫なので、極力やらないようにしています。まあそんな友達もいませんし、スマホも持ってないんですがね。
17:00 風呂掃除
風呂掃除を開始します。湯は 19:00 にセット。
セット後は、頭が死んでなければもう少し続けますが、今日はもう死んでいるので、ブログはおしまいです。とはいえ、頭にも色々あります。僕は創作趣味としてブログ、小説、プログラミングあたりを持っていますが、プログラミングなら何とかいけそうです。
というわけで、ちょっと不便だった部分を、スクリプトを書いて自動化しました。プログラミング趣味では、もっぱら個人的な改善を行うことが多いですが、たまに第三者向けのブツをつくることもあります。個人的すぎるのでここでは紹介しません。
代わりに、最近第三者向けに公開したものを置いときます。ポモドーロテクニック用のタイマーと、愛用のテキストエディタ(秀丸エディタ)上で動くアウトライナーです。
twitter.comTak. さんのアウトライナーライフを聴講して衝撃を受けて以来、あれこれ試行錯誤していましたが、私はこういう方向(秀丸エディタ上でガシガシ書く=オフラインで動いて軽い&テキストエディタの機能フル活用)で落ち着きそうです。 #秀丸エディタ #アウトライナー pic.twitter.com/mZIDOzStXx
— 吉良野すた(stakiran) (@stakiran2) 2018年12月21日
18:00 夕食
そうこうしていると、夕食の時間になります。同じく近所の弁当屋、定食屋、中華料理屋、牛丼屋あたりから適当に選びます。今日は中華料理屋の気分。ポメラを持って、出かけます。
見知った顔の、見知った店員さんが席を案内してくれます。世話話するタイプの店ではないので、しません。事務的にメニューを注文するだけです。
待っている間は、ポメラで小説を書きます。小説は(僕の場合)少しずつでも書かないと、すぐ忘れちゃうんですよね。忘れると思い出すのが大変なので、こうしてこまめに触れるようにしています。今は想定文字数 50 万文字くらいの物語を書いてます。公開しているのは 40 % くらいで、下書きが 10% くらい。まだまだ途中なので、がっつり取り組んで仕上げたいところですが、今はブログが優先なので致し方ありません。僕は不器用なので、同時もあれもこれもには取り組めません。シングルタスクというやつです。
脱線しましたね。話を戻します。夕食が来たら、持参したラノベ(今日は俺ガイル14巻です)を読みながら黙々と食べます。料理は海鮮焼きそば。ボリューミーで、野菜もたっぷりで、良い栄養補給です。
19:00 入浴
帰ってきたら、お風呂が湧いてる頃なので、そのまま入っちゃいます。
19:20 明日の準備と自由時間
風呂から出たら、もう少しだけパソコンです。明日の予定を確認し、必要ならアラームをセットします(僕はパソコンばかり触っているので、ここに仕込んでおけば気付けます)。明日の予定は特にありませんので、セット作業はなしです。
これが終わったら、あとは自由時間。とはいえ、頭は既に死んでいて、新しく買ったラノベさえも読むのがキツイので、一度読んだことのあるマンガを再読します。これはこれで結構楽しいですし、没入もできて、至福のひとときです。
22:00 就寝
歯を磨いてから寝ます。
おわりに
以上、ソロ充の休日の過ごし方として、僕の例を取り上げてみました。
インドア版ということもあって、あまりソロ感が出ませんでしたかね(ソロ活もしてませんし)。次回はアウトドア編を書きたいと思います。
ではまた。
ガチ勢の低予算ミニマリストしぶさんの「手ぶらで生きる。」
ミニマリストしぶさんの「手ぶらで生きる。」を読みました。これがガチのミニマリストなのか!と引き込まれて、電車内であっという間に読んでしまいましたね。そんなミニマリストガチ勢の生活や考え方について、本の内容をまとめてみました。
どんな本?
- 作者: ミニマリストしぶ
- 出版社/メーカー: サンクチュアリ出版
- 発売日: 2018/05/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (1件) を見る
手ぶらで生きる。見栄と財布を捨てて、自由になる 50 の方法(ミニマリストしぶ)
ミニマリズムとは
しぶさんの認識を、僕の言葉でまとめてみます。
ミニマリスムとは、『一点集中できるよう、ストイックに自分をミニマイズしていくこと。具体的にはカネ、モノ、トキ、ヒト(人間関係)からコト(思考や行動)まで対象にする』
一点集中とは、本当に自分がやりたいことに集中するという意味ですね。しぶさんの場合は「ミニマリストという生き方の探求および発信(あるいはそこから得られる承認?)」といったところでしょうか。
以下に二つほど引用しておきます。
1:
ミニマリズムの本質は、ある 1 点を目立たせるために他をそぎ落とす「強調」にある
2:
本当に大切な 1% のために、99 % をそぎ落とす
しぶさんの生活
巻頭の写真にて詳しく掲載されていますが、しぶさんの生活感についてざっとまとめておきます。
衣
毎日同じ服。
カットソー4着、スキニーパンツ2着、コート2着、Tシャツ靴下下着は4着。靴はコンバースのスニーカーが3着。
食
1 日 1 食。
朝は食物繊維パウダーを混ぜた水。
昼はプロテインや投入などのドリンク。たまにカフェ等でコーヒー。
夜がメインで、主食に玄米かサツマイモ、たんぱく質はサバ缶やサーモン、あとはアボガトと野菜スープ。野菜スープ部分はスープ煮込んだりしてこだわることもある。
調理器具は包丁とまな板、おたまとアク取り、ステンレス鍋「ジオ・プロダクト」、炊飯器「ライスクッカーミニ」。
冷蔵庫はない。常温保存できる野菜と缶詰、玄米やサツマイモなどをシンク下に保管。
住
福岡県、家賃 2 万、4 畳のワンルーム。
部屋のレイアウトは、玄関そばにドラム型洗濯機、その上に突っ張り棒でハンガー吊るして衣類。洗濯機横にキッチンがあり、キッチンテーブルに炊飯器、ステンレス鍋、調理器具、調味料が置いてある。シンク下には食料。
エアコンはある。無いと死ぬ。
出窓がある。ここが椅子になったりテーブルになったりする。
洗濯
14万のドラム型洗濯乾燥機。パナソニックの Cuble。
掃除
居間に何も置いてないので掃除ロボットで足りる。
風呂
スポーツジムと契約して、毎日風呂のためだけに寄っている。
睡眠
床睡眠。意外と眠れるらしい。
ただし以前インフルにかかって以来はマットレスを用意して、甘えたい時や疲れた時は使うのだそう。
PC 類
一日の行動
- 07:30 起床
- 09:00 家を出て仕事場へ(電車で数駅分、一時間くらい歩く)
- 10:00 仕事
- 15:00 帰宅開始(疲れてる時は電車バス使うことも)
- 17:00 スーパーで買い物
- 18:00 食事
- 20:00 自由時間(インターネット、ゲーム、読書など)
- 23:00 睡眠
重要視するポイント 5 選
本書では 50 の方法を紹介していますが、これらの根底にはいくつか「著者しぶさんが重要視するポイント」があるように思います。5 つにまとめてみました。
第一に健康
著者は最も大事なものは健康だと述べており、自他ともに認める健康オタクだけあって、本書でもストイックに健康に気を配っている印象があります。
食事については 1 日 1 食で、栄養バランスも考えた献立で固定化しています。
もう一つ、重要なのが、運動として 1 日 1 万歩を取り入れていることです。「1 万歩とか無理でしょ」と思いがちですが、著者はこれを実現するために、生活を工夫しています。具体的には、
- カフェやコワーキングスペースで仕事
- ジムで風呂
- 毎日スーパーで食材を買う
といったように、毎日使う施設を固定化した上で、そこに歩いて通うようにしています。具体的な距離には言及がありませんでしたが、これで 1 万歩を達成できるんだそう。
第二に時間
著者は健康の次くらいに時間を大切にしています。自分が本当にやりたいことのために、それ以外の時間を極力削減する。ミニマリストとして根本から断捨離しているのはもちろんですが、もう一つ、グノシーや Feedly で日々情報を浴びたり、本を読んだり、人と出会ったりといった「自分をパワーアップさせるための投資」にも余念がないという印象です。
実際、本書では説得力を増すために多数の引用(有名人の言葉や実験結果など)をしており、教養の深さをうかがわせます。
また、時間捻出の方法として、断捨離以外に「投資による効率化」も挙げています。これは高価なものを買ってでもラクをする、ということです。著者の場合は自動掃除ロボットのルンバ(今は別のメーカーだそうですが)と、ドラム型洗濯機(洗濯乾燥機)を購入しています。
消費しない
本書では「消費よりも生産」だと述べています。
消費にはたとえば以下があります。
- テレビを見るなど受動的な娯楽
- 嗜好品など中毒性の高い摂取物
- ストレス発散や見栄でモノを買うこと
消費すると一時的に満たすことはできますが、それだけです。多くの時間、お金、場所などが費やされ、欲望の果てもなく、また摂取物については不健康でもあり――とデメリットが大きい娯楽です。
では生産とは何でしょうか。本書では『自分で生み出して「与える」側になること』と定義し、例を以下のように挙げています。
・趣味の文章や写真、動画を SNS で公開する
・本や映画の感想をブログに書く
・料理をつくって家族にふるまう
生産を娯楽にすると、消費にあるようなデメリットに振り回されず、自分のペースで取り組んでいけます。
ただし、完全に消費をゼロにするかというと、そうではありません。著者もテレビは週に 2 ~ 3 時間は見ていますし、付き合いで外食することもあります。無闇に手を出すのをやめて、本当に消費したいだけを手短に(あるいは消費せざるをえない時だけ)楽しむということです。そうすればデメリットはさほど牙を向きません。
固定する
これは 選択や判断に迷う手間暇がもったいないから、選択肢を最初から一つに固定してしまおう というものです。
本書では例として以下が挙がっています。
- 服を固定する
- 食事を固定する
- 変動費を減らす
服ですが、著者は毎日同じ服を来ています。お気に入りナンバーワンの服を複数ストックして使い回すということです。これでもおしゃれについては問題無いらしく、「一貫性のあるおしゃれさん」と見られる他、トレードマークにもなって覚えられやすいのだそう。
食事ですが、著者は 1 日 1 食にしています。朝と昼はドリンクで、夜がメインです。夜の品目はサツマイモ、サバ缶やサーモン、アボガド、玄米、野菜スープなど。栄養バランスと美味しさを両立した、著者が辿り着いた解のようです。
変動費ですが、変動費は「自分の生活に必要な金額を試算しづらい」から悪なのだそう。ミニマリストはカネもミニマイズするために、少ない金額(著者しぶさんは月 7 万)で暮らすことになりますが、変動費はこの「月の必要生活費」を最適化する際に邪魔になります。この変動費を減らす方法として Amazon(不定期な交通費がなくなる)や映画の定額サービス(不定期なレンタル費用がなくなる)を挙げています。こういったサービスは意外と豊富なので、情報のアンテナを立てておくことが大事、とも。
食事は最高の娯楽
著者は特に食事にこだわっています。
理由として以下を挙げています。
- 食事は健康をつくるから
- 自炊は楽しいから
- 材料と調理に手間をかけて美味しくいただくのは贅沢だから
著者は自炊をしています。毎日夕方にスーパーに寄って、新鮮な食材をつかって夕食をつくります。1 日 1 食なので、朝昼にお金や時間をかけなかった分、素材も豪華にできますし、調理の手間をかけることも可能です。6 時間煮込んだスープで野菜スープをつくったこともあるんだとか。このような過ごし方が贅沢で、たまらないんだそう。
感想
すでにストイックな僕にも発見がある
僕は「ストレスフリーなソロ充」として、変わり者と言われる程度にはストイックに生活を最適化してきたつもりですが、そんな僕でも本書では思想を揺るがすほどのインパクトがありました。
たとえば食事。僕は 1 日 3 食、どころか 4 食と言っても差し支えないレベルで、オール外食(朝だけフルグラで中食)な生活ですが、1 日 1 食で済ませたくなりましたし、自炊もやりたくなってきました。著者しぶさんの主張は、栄養面についてちゃんと研究した裏打ちも入れていますし、有名人の事例も引用していたりして説得力があります。
ガチ勢の本気
しぶさんは多くのなんちゃってミニマリストとは違い、生活のすべてをミニマイズして、我慢することなく月 7 万という一桁生活を実現できているほどのガチ勢でもあります。そしてその内約は、著書にて詳しく取り上げてある。僕は「これがミニマリストなんだ……」と、頭をガツンと殴られたような衝撃を受けました。
何度も読み返してみると、僕がいかに無駄な生活をしているかを思い知らされます。あれやこれやを早速見直して行動したくなってきました。実は、本書を読んだのは昨日の移動時間だったのですが、行きと帰りの間に最後まで読み進めちゃいました。それから丸一日くらいずっと、ずっとあれこれ考えながらブログの下書きをしています。
おかげでタスク管理している予定がめちゃくちゃですよ。よくもやってくれましたね。ありがとうございます。
低予算ミニマリスト
ミニマリストの中には「言うて人並以上に稼いどるやん。家も広いやん。家族たくさんいるやん」と突っ込みたくなるような人もいらっしゃって、なんか違うなぁと僕は日々思っていました。それこそ、極論を言えば「月収200万です。家政婦雇ってます。家のそばに住まわせているので、俺の家には何もなくて済んでますよ?」とでも言えばいいのか、「金で解決している感」が拭えないんですよね。
ところがしぶさんは違います。月 7 万生活です。家賃からして 2 万ですからね。そこいらの学生よりも低予算ではないですか。これぞミニマリスト。圧倒的な説得力です。
実は僕も、生活費の高さで悩んでいます。大手の会社で平社員をしているのですが、(昇進も残業もする気はないので)収入はすでに頭打ちなんですね。今は月の収支が赤字です。貯金崩してます。このままだとやばい。というわけで収入増やすために、このブログも書いたりしてるわけですが、しぶさんは逆の発想を与えてくれました。「生活の水準を下げればいいじゃん」と。そして、実際にしぶさんのテクニックを目の当たりにして、「あれ、もしかして僕でもイケるんじゃねえか」と思ったりしました。
そんな僕だからこそ、低予算ミニマリストしぶさんの言葉は、重く響きます。
しぶさんほどコンパクトにはなれないワケ
じゃあ僕がしぶさんを真似できるかというと、無理ですね。欲求の性質とレベルが違います。
たとえばしぶさんは、生産する娯楽として「自炊」と「ブログ」を楽しんでおり、また運動として 1 日 1 万歩をしていますが、僕はそれだけだと不十分です。僕は生産として小説執筆、プログラミング、仕事や作業の効率化などもやらないと気がすまないですし、運動もガッツリ汗を流して息を切らして筋肉を壊したいです。
ところが、僕のこの前提は、しぶさんのミニマリズムでは耐えられません。1 日 1 食だと間違いなくエネルギー切れを起こします。僕は 1 日 3000 kcalくらい摂取しているのですが、頭も身体もガッツリ使うので、これくらい摂らないと保たないんですよね。また、PC もしぶさんの Mac 一本では足りません。僕は Windows の秀丸エディタでテキストを書いているので、これがないと死にます。
また、モニタもデュアルじゃないと死にますし、キーボードは RELAFORCE でないと死にます。ストレスを減らすために、すでに色々と道具を最適化しており、これらを捨てることはできません。
もう一つ、僕は会社員で、通勤や準備を含めると、定時退社でも 7:30 ~ 18:30 くらいまで拘束されてしまうので、夕食をゆっくり贅沢につくる暇はないですね。そもそも自炊したら気が狂いそうになったほど調理という作業に向いてないですし。
……と、このように、当たり前ですが色々と前提が異なる部分が出てきます。「あ、これ前提からして違うな」と読み飛ばしてもいい部分も結構ありました。
おわりに
久々に心打たれる良書に出会えました。ちょうど年末年始ですし、今の生活を見直したくなってきましたねぇ……。
「ある程度最適化したつもりだけど、まだ燃費が悪いなぁ、もうちょっと生活を見直したい」と思っている方におすすめしたい一冊です。
2018 年の支出を振り返る
年末年始の恒例行事なのですが、一年の支出を振り返ります。Excel さんの力をお借りして、今年の支出計からカテゴリ別のランキングまで色々計算してみました。
※備忘録メインなので長いです。
支出計
1 年 で 2374337 円。237万です。
1ヶ月計算だと 19.8 万。(ちなみに手取りが 16~17 万なので赤字です。貯金切り崩してます……)
品目数計
3167 個。
1日平均で 8.7 個の品目ですね。
少ない日はブログで家に籠もるので「昼食」「夕食」の 2 個だったりします。逆に多い日は電車と本購入が重なって 20 個以上になることも。
カテゴリ別 出費ランキング
カテゴリは 28 個あります。
28 ~ 21 位
- 28 害対策 216
害対策はカテ分け失敗ですね。100均で買った「びっくりスネーク」です(ハト除け)。日用品あたりで良い気がする。
- 27 飲み会 2798
気まぐれで一回だけ参加しましたね。チームメンバーの本音を探るための投資です。みんな苦労しているようで、絶対こうはなりたくないなーと改めて決意できたので、有益な投資だったと思います。が、当分はもういいかな。
- 26 自己啓発 3216
ライフハック勉強会。楽しかったし、有意義だったので、来年はもっと参加したい。
- 25 本:技術書 4757
少ない。一応ソフトウェアエンジニアなのに……。言い訳をすると、実践的な知識がメインだったのでネットで完結してました。買ったのは「正規表現技術入門」と「CSS完全ガイド 第2版(中古)」。体系的な知識となると、やはり本なので、もうちょい頑張りたいところ。
- 24 清潔・身嗜み 5593
QB ハウス です。
- 23 観光 8242
ひとりディズニーランド ですね。本当はもっと遊びたいんですが、1 回 8000 円は中々にキツイ。かといって年間パスポート買うほどでもないし……。保留。
ちなみに他の旅行をするつもりは今のところないです。旅行を楽しめる感性を持っていないことはわかっているので。
- 22 (空白) 8612
ただのカテゴリ記入忘れでした。
基本的に自動記入していて、たまにプログラムでは判別できない分を手作業で埋めているのですが、1年で6回も見逃してるんですね。ミス多くないですかねー……
- 21 収納 8980
マンガを収納する 回転コミックラック ですね。
- 20 アダルト 8985
下ネタなのでさらりと流しますが、ひとりで楽しむための道具やら本やら DVD やらですね。
今年は少し冒険したおかげで、レパートリーが増えました。ハマるとヤバイらしいので、来年は控えると思います。
20 ~ 11 位
- 19 本:その他 9116
小説(ラノベ除く)やら自己啓発やらその辺ですね。ブログで取り上げたのは 発達障害の僕が「食える人」に変わったすごい仕事術 と(別ブログですが) 仕事に追われない仕事術 マニャーナの法則 完全版 。
自己啓発系の熱が出てきたのが 10 月からなので、この程度で済んでいます。来年は増えそう……。
- 18 PC関連 14592
ノートパソコン用のスタンドやら、マウスやら、Mac で使う SD カードリーダーやら、ポメラの保護フィルムやら、ヘッドセットやら……ちょろちょろ買ってますね。
- 17 朝食 15980
朝食をフルグラで固定するまでの迷走ですね。3月くらいまではコンビニでおにぎりとか買ってます。あと帰省時(年末年始と夏休み)はパン屋でパン買うのでその分。
※フルグラは後述の「食料ストック」にて計算。
- 16 服 23515
下着、長袖、半袖、はんぺんなどを補充しています。おしゃれする気はゼロなので、もうちょっと抑えたいところですが、服も意外と消耗するのでこんなものかもしれません。
- 15 運動関連 22814
主にダンスゲームの ダンスラ と、元ネタとなっているダンス「シャッフルダンス」絡みですね。電子メトロノーム、スポーツウェア、シューズあたり。
- 14 間食 28996
会社でのおやつです。糖分補給に欠かせないのですが、虫歯にもなるし、もうちょい減らしたいのが本音。しかしそれで仕事や趣味のパフォーマンス落とすのもアホらしいわけで……。地味な悩みですね。
- 13 洗濯 57300
コインランドリー です。週に一度、1000 円(最初は 1200 円でしたが途中で店を変えました)。ドラム型洗濯機買った方がいいかも。たぶん来年買うと思います。15万くらいなら買いたいところ。でも店頭で見た限り、20万、30万の世界だったんだよなぁ……。
- 12 病院・治療 58645
会社でストレスで発症した病気を治すために通院している分ですね。地味に痛い。そして全然治らない。
ただ定期的に休暇取る動機になっていますし、病気のおかげで要求(無茶ぶりをやめてほしい旨)も通りやすいので、消費以上の価値があるとは思っています。
- 11 食事ストック 81430
朝用の フルグラ 、自宅での間食分、お茶や水、あとコーヒー(パックのドリップ)などをひっくるめたカテゴリです。意外とかかってますが、そもそもフルグラが高いので致し方ない。フルグラは現時点の最強朝食なので、ここは譲れないですね。
10 ~ 6 位
- 10 公共料金 83052
電気代、ガス代、水道代ですね。一月で 7000 円くらい。夏は冷房ガンガン、冬は暖房ガンガン、毎日湯沸かし器で風呂入れて、PC も寝る時以外は付けっぱですが、これは安いのかどうか。自炊してない分、ガス代は抑えられているのかも?様子見ですかね。
- 9 日用品 84164
その名の通り、日用品。一人暮らし初なだけあって、意外と出費してます。
地味に痛いのが朝食最適化用の「プラスチックスプーン」と「発泡どんぶり」。20 日分で 830 円なので、年 1.5 万。
一番高額なのが「テンピュールのまくら」。1.6 万です。快眠のために投資したのですが、今はクッションと化してます……
- 8 飲料 92635
塵も積もれば……の典型例がこやつですね。缶コーヒーやらミネラルウォーターやら遠慮無しに買うので、この金額に。あとゲーセンでダンスラする時は、ペットボトル 500ml を数本飲むので、地味に響いてますかね。
ここは水筒持参で半分以上は圧縮できる気がします。
- 7 ゲーム 137754
ゲーセンです。一月 1 万は使ってる計算ですね。1 クレ 100 円としても、単純計算で一月 100 クレ遊んでいることに。
……と思いがちですが、ダンスラのプレミアムモード(200 円で動画撮影)のせいだと思います。この機能、普通は SNS で友達に見せびらかせる用途らしいですが、僕はもっぱら自己研究用に使ってます。研究熱心にして、バシバシプレミアムモードすると、こうもなりますわね。
ちなみにダンスラをはじめたのは 5 月なので、実際は一月 1.7 万です。結構えぐい。
もしお金に困ったら、真っ先に削る部分でしょうね。
- 6 クレジットカード 142674
クレジットカードで引き落とす系は全部このカテゴリです。品目は決まっていて、「GitHub」「Slack」「実家の光回線」「モバイル Wi-Fi」「ニコニコ動画プレミアム」「はてなダイアリーPro」「JR エクスプレス予約 年会費」あたりです。
実家のは毎月 5000 円くらい取られてるので普通に痛い。が、せっかくひいた念願なので、まだ決断できません。それに、実家に帰った時のネットサーフィンが地味な楽しみでしてねぇ……。(モバイル Wi-Fi とは桁違いの回線速度です)
お金に困ったら解約対象ですかね。ちなみにスマホは持ってません。ガラケーはありますが、実は両親が払ってます。内緒にしてください。
5 ~ 1 位
- 5 昼食 206441
毎日外食なので、冗談抜きで高いです。会社だと 650 円以下で抑えられますが、休日だと 900 円以下の水準になってます。
安さを求めるなら牛丼チェーン店などでしょうが、(特に確たる根拠があるわけではないですが念の為)チェーン店にはあまり依存しないようにしています。
外食派を続ける限りは、このレベルの出費で仕方ないかなとは思っています。
- 4 本:マンガラノベ 227211
熱心な趣味の一つなので、ここは譲れません。
お金も減る上に場所も取るので、少しずつフェードアウトしていきたいところですが、書斎に大量に貯めるのも夢なので、今のところは遠慮なく買っています。
とはいえ、背に腹は代えられないので、お金に困ったら真っ先に削る対象になりそうですね。
- 3 夕食 241537
昼食と同様、外食ですが、会社食堂を使う機会が減る分、値段も上がっています。
- 2 交通費 268200
一番意外な結果でした。結構かかってるんだなぁ……。控えめに言っても月 2 万です。ちなみに通勤費(月 7000 円くらい)は会社が出してくれるので、実際は 18.4 万くらいですね。それでも月 1.5 万。東京は車は要らないと言いますし、電車賃も安くて良心的だとは思いますが、まあ塵も積もれば、ですかね。
- 1 家賃 540000
これは予想どおりです。東京ほんと家賃高くて困ります。
ちなみに現在、家賃補助が半分出るので、月 4.5 万で済んでます。4.5 万でも現在赤字です。加えて、補助はあと数年で切れます。これの倍かかってしまうのでリアルに死にます。それまでに何とかしなければ、というのが直近の人生課題です。
ただ、お金を稼ぐために辛いこと(残業とか)はしたくない。というわけで、楽しみながら稼ぐ手段として、このブログ始めたわけですが……まだ二ヶ月、収益のスタートラインたる月 3 万 PV には全然届いてません。ただでさえ貯金食いつぶしてるのに。
こうして金額を直視すると、いやでも現実を思い知りますね。楽しみながらとかのんきなことほざいてる場合じゃない。とりあえず来年分はまだ大丈夫なので、楽しみながら解決する道を模索したいと思います。
元データ
1 家賃 540000 2 交通費 268200 3 夕食 241537 4 本:マンガラノベ 227211 5 昼食 206441 6 クレジットカード 142674 7 ゲーム 137754 8 飲料 92635 9 日用品 84164 10 公共料金 83052 11 食事ストック 81430 12 病院・治療 58645 13 洗濯 57300 14 間食 28996 15 運動関連 22814 16 服 23515 17 朝食 15980 18 PC関連 14592 19 本:その他 9116 20 アダルト 8985 21 収納 8980 22 (空白) 8612 23 観光 8242 24 清潔・身嗜み 5593 25 本:技術書 4757 26 自己啓発 3216 27 飲み会 2798 28 害対策 216
月別 出費ランキング
上位 3 位
- 6 238534
- 10 227879
- 5 215665
一番多い月でも 23.8 万。あまり大きな買い物はしていません。良い傾向だと思います。ミニマリスト、ではありませんが、物欲ベースの生活はお金がかかって大変なので、この調子で抑えたいところ。
下位 3 位
- 12 175057
- 2 172283
- 11 166121
11月はブログに夢中になってて外出や支出が少なめになってます。それでも 16.6 万。手取りが 16-17 万なので、これでもギリです。基礎支出(今の生活水準を維持するのに必要な最低)が多すぎますよね。収入増やすか、基礎支出減らすか、しないといけませんね。とりあえず来年いっぱいは楽しく前者でいけるか頑張ってみるところです。
元データ
月順
1 176669 2 172283 3 199353 4 206398 5 215665 6 238534 7 200705 8 212511 9 187559 10 227879 11 166121 12 175057
出費順
6 238534 10 227879 5 215665 8 212511 4 206398 7 200705 3 199353 9 187559 1 176669 12 175057 2 172283 11 166121
日別 出費ランキング
上位 5 位
- 2018/5/1 60355
- 2018/7/1 56005
- 2018/10/1 54697
- 2018/12/1 50424
- 2018/9/1 50395
見事に 1 日ですね(家賃支出を記入している日です)。……参考にならない。というわけで、1 日を外して、上位 5 位を見ています。
- 2018/8/18 49916
- 2018/2/27 25505
- 2018/10/12 25368
- 2018/3/28 24489
- 2018/5/8 19245
8/18 は夏休み帰省時の新幹線往復分を記入しているせいですね。
2/27 も新幹線。去年の年末年始の帰省時、グリーン席の 23940 円ですね。たぶん EX-IC でクレジットカード引き落としだから記入タイミングが遅れたのだと思われ。(たぶん怠けて記入後回しにしただけだと思う……
10/12 は Amazon で注文した本やら日用品やら アダルトグッズやら を一気に記入したせいで膨れ上がってます。1.7 万。
3/28 も新幹線。だからなんで記入がこんなに遅いねん……。
5/8 は水道代、ガス代、通院、マンガ大量購入などが重なったせいで膨れてます。
曜日別 出費ランキング
元データ
土曜日 455886 日曜日 388963 木曜日 369359 火曜日 360487 月曜日 294321 金曜日 281433 水曜日 228285
感想
土曜日が一番ですね。コインランドリーと食料買い出しが重なっているせいだと思います。1000 円 + 2000~3000 円を 50 回、ですからね。単純計算で他の曜日より 12 万くらいは多くなる。そういう意味では、一番遊んでるのは 2 位の日曜日だと思います。
面白いのは、3 位と 4 位が同列で火曜日、木曜日というところ。一日ごとに贅沢する習性でもあるんですかね。それにしては金曜日は 28 万と少なめですが、これはたぶん早く帰りたいという心理が働いているんだろうなぁ。
一番燃費がいいのが水曜日ですね。理由はよくわかりません。
品目別 出費ランキング
上位 10 位
フォーマットは「(品目名) (カテゴリ) (金額)」です。
- 1位:家賃 家賃 45000
やはり住まいは金がかかるんだなぁと再認識。
- 2位:新幹線代 交通費 23940
帰省時の交通費です。これは奮発してグリーン車に乗った時の金額ですね。
これ以外にも指定席 17000 円くらいが x5 あります。
- 3位:テンピュールまくら 日用品 16200
今やクッションにしかなってない高級まくらです。低反発は気持ちいいのですが、僕には合わなかったですねぇ……。
寝付きが悪いのは課題なのですが、このレベルの投資をホイホイするわけにもいかず。難しいところです。
- 4位:マンガラック 収納 8980
ちらっと上述した回転コミックラックですね。マンガ 200 冊以上が、縦長の小さなスペースに入る本棚で、買ってよかったなと思いますし、なんならもう一つ買いたい。
しかし引越し時がどう考えても絶望的なのが玉にキズ。最悪分解して大型ゴミかなぁ。
- 5位:はてな1年 クレジットカード 8434
はてなブログ Pro の年間契約ですね。
- 6位:ディズニーランドパークチケット 観光 8242
これも上述したひとりディズニーランド用ですね。
- 7位:チェックイン IN XXXX 交通費 8200
ホテル名は伏せましたが、これはソロ活の一つ ひとりビジネスホテル ですね。
今年は一回しか行ってません。実家でパラサイトしていた時はお金が溜まってたのと、 ストレスが大きかった のとで、何回か行ってました。
花の慶次 雲のかなたに の一気買いですね。
- 9位:シューズ2足 運動関連 7758
2足って何やねん、ちゃんと分けて書けや!
……とセルフツッコミしました。データを見てると、たまに雑な自分が出ているのが面白いですね。
- 10位:クレジットカード クレジットカード 6410
だからクレジットカードって何やねん。ちゃんと何に何円使ったか書けや!
雑ですね、はい。
下位 5 位
興味本位で覗いてみました。
- 1位:クレジットカード クレジットカード 0
え?0円?どういうこと?
と思ったら備考欄に「amazon分は2月分で、既に記載済」と書いてありました。何のポインタを張ってるんだ?
雑だけでなく意味不明という。ほんと謎です。
- 2位:どら焼き 間食 57
ちょっと可愛い。
- 3位:チョコボール 間食 75
チョコボール、結構好きなんですよね。手を汚さずに手軽に食べられて、食感もほどほどよくて、美味しくて。
- 4位:チョコもみじ 間食 77
もみじまんじゅうのチョコ入りでしたっけこれ。よく覚えてません。
- 5位:チョコボール 間食 84
なぜ 3 位と価格が違う?店が違ったんでしょうか。覚えてません。
総評
贅沢な買い物はしなかった一年だなぁと自己評価。これでも自己満足度は間違いなく人生史上一番なので、一人暮らしすごい。ソロ充最高!
改善点は三つですかね。
- (1) 帰省頻度を減らす(年一度でいい気がする)
- (2) 家賃減らす
- (3) 雑な記入がちらほらあるので、ちゃんと書く。一品目一行!
(2) が一番キツいですかね。都内でストレスフリーな物件となると、どうしても家賃 8 万は超えます。今は家賃補助で半額出てるからいいものの、これ、あと数年で切れちゃうんですよね……。現状でも毎月 4.5 万で支出トップなのに、これが 9 万に。普通に死にます。
数年以内に収入の底上げ、もしくは生活の抜本的見直しをやらねば。前者で生き延びたいものです。
品目別 個数ランキング
上位 10 位
- 1位:電車 754
品目計が 3167 なので、23% を占めています。まあ毎日行き帰りで最低 2 つ記入していますし、休日は遠出して乗り換えたりするので……。
- 2位:舞 173
これはゲーセンの音楽ゲーム maimai のことです。ダンスラにハマる前は maimai にハマってて、そこそこ遊んでました。休憩したタイミングで記入したりするので、一日に「舞 100」とか「舞 200」とかがたくさん並ぶ感じになるんですよね。173 というと毎日通ってんのかというレベルに見えますが、実はそうでもないです。
- 3位:コーヒー 140
ドリップコーヒーに依存気味なので、結構多いですねぇ……。絶ちたいと思いつつも、ついつい飲んじゃう。
- 4位:水 111
ミネラルウォーターですね。
- 5位:XXXX弁当 63
伏せさせていただきましたが、お世話になっているお弁当屋さんの弁当です。常連ということもあり、店員さんから「今日も XXXX?」と訊かれるくらいです。
- 6位:コインランドリー 50
週一で使っているコインランドリーですが、積み重なると結構な頻度ですねぇ。一回 1000 円なので、5 万くらいは費やしてることに。……やはりドラム型洗濯機買いたいな。
- 7位:食料 50
これは週一でスーパーで買っている朝食やらコーヒーやら間食やらのことですね。
- 8位:パセリ 49
これはゲーセンで使っている電子マネーです。一回につき 1000~2000 円チャージしてるので、コインランドリー以上の金額に膨れ上がっています。
- 9位:カフェオレ 46
実はカフェオレも好きだったりします。
- 10位:いろはす 37
水じゃねえのかよ!
……セルフツッコミ3回目。ほんと記入が雑ですよね僕。ちゃんとしてくれ。
今後
来年の抱負
改めてまとめます。
- (1) あと数年で収入を +5 万上げる
- (2) 記入に雑なところがあるので、雑にならないように
- (3) ライフハック勉強会に続き、他にもイベントに参加してみる
(4) IT 技術を体系的に学ぶ
(1) については、とりあえず来年いっぱいはブログで楽しみながら頑張ります。マイルストーンとしては、月 3 万 PV 稼げるようにした後、広告収益化――を考えてます。まずはアクセス数がないと話にならないので、稼ぎたいところです。結果が出るのに時間かかるみたいなので、腐らず毎日更新していきます。
来年でも結果が出なかったら……「楽しく稼ぎたいな♪」などとほざいてる場合じゃなくなりますね。
(2) については、仕組み化しないと絶対に忘れるので、しました。(タスク管理用語連発するので意味不明な方はスルーしてください)タスク管理ツールにルーチンタスクとして「カテゴリ欄に空欄がないか調べて!」と「品目一行ずつ見て一行一品目になってないのがあったら分解して!」の二つを、頻度=月一、実行日=月末で登録しておきました。これで忘れない。月末になったら、この二つのタスクが目に入るので対処できます。
(3) については、自分を成長させたいという思いと、あとは人と繋がったらブログなどのアピールもできてアクセス数も増えるかなぁという下心も。
(4) は打ち消し線引いてますが、たぶん入り切らない気がするのでやめました。一応、仕事でバリバリ触ってるので妥協します。
TODO
あとでやること。
- 害対策カテゴリを日用品カテゴリに
- 空白カテゴリをすべて修正する
- 家賃カテゴリと家賃品目を毎月デフォで追加する(実はこの記事書く前は家賃は未記入でした)
おわりに
というわけで、今年の支出振り返り(途中から興味本位で遊んでばっかでしたが 苦笑)でした。
関連記事
【移動手段比較】ママチャリ、クロスバイク、折りたたみ自転車、キックスケーター。4 つの移動手段をレビューします
僕は人力で移動したいタイプです。多趣味でもあるので色々と試してきました。ママチャリ(シティサイクル)、クロスバイク、折りたたみ自転車、キックスケーター、と 4 種類の乗り物について、特徴や使いどころをまとめます。
表の見方
項目 | 内容 | 説明 |
---|---|---|
お値段 | ☆☆☆ | 購入に必要な金額。安いほど ★ が多 |
移動効率 | ☆☆☆ | 少ない労力で速く移動する能力。高いほど ★ が多 |
運搬能力 | ☆☆☆ | 物を運ぶ能力。高いほど ★ が多 |
駐輪 | ☆☆☆ | 駐輪のしやすさ。しやすいほど ★ が多 |
携帯性 | ☆☆☆ | 持ち運びやすさ。しやすいほど ★ が多 |
要練習 | ☆☆☆ | 乗りこなすまでに必要な練習量。少ないほど ★ が多 |
ママチャリ(シティサイクル)
最もメジャーであろう乗り物、ママチャリです。シティサイクルとも呼びます。特にこだわりがなければ「ママチャリしか知らない」「特に不満はない」という方も多いでしょう。
項目 | 内容 |
---|---|
お値段 | ★★☆ ( 10000 ~ 30000 円) |
移動効率 | ★☆☆ |
運搬能力 | ★★★ |
駐輪 | ★★★ |
携帯性 | ★☆☆ |
要練習 | ★★★ |
ママチャリの強い点は 手軽さ と 運搬能力 です。他の乗り物と比べると一番値段が安く、乗りやすく、それでありながらカゴや荷台がついていて運搬能力にも優れます。
弱い点は二つあって、まずは 移動効率 です。特にクロスバイクと比べると、差は歴然です。5km を超えるような長い移動を毎日行うような場合だと、ママチャリというだけで相当なハンデを負っています。
また、ママチャリは 重すぎて運搬にも弱い です。電車に持ち込めないのはもちろん、車に積み込むのも苦しいでしょう。また、駐輪したママチャリをちょっと動かしたい場合でも、相当な筋力が必要となります。
【まとめ】
- メジャーなだけあって、無難な乗り物
- しかし、移動効率はよろしくないので、長距離移動はツライ
クロスバイク
※写真は Bianchi ROMA 4 です。
最近ではよく見かけるようになりました。タイヤが細く、サドルが高い、速そうな自転車です。
項目 | 内容 |
---|---|
お値段 | ★☆☆ (30000 ~ 70000 円) |
移動効率 | ★★★ |
運搬能力 | ★☆☆ |
駐輪 | ★☆☆ |
携帯性 | ★☆☆ |
要練習 | ★★☆ |
クロスバイクは、言うなればママチャリを移動効率に特化して改造したような乗り物です。なんといっても 移動効率 が強いです。数キロの移動ならへっちゃらですし、慣れたら 10km 超の移動もお手の物です。時速 30km/h 以上を出すこともできます。
ただし、そのためには正しい乗り方や設定が必要で、たとえばサドルを高くしたりする必要があります。そういう意味で 乗りこなすまでの学習コストはやや高い と言えます。
他にもママチャリと比べると色々とデメリットがあります。お値段も高い(ただし 2 万円以下の安物はママチャリと大差無い劣化版なので除外します)ですし、カゴや荷台はついていないので運搬もできませんし、キックスタンドのついてないタイプだと駐輪も一苦労です。
ちなみに携帯性はまだまだイマイチです。電車に持ち込むこともできません。ただ、ママチャリよりは軽いので、ちょっと持ち運ぶくらいならラクチンです。
【まとめ】
- ママチャリよりも移動効率にウェイトを置きまくったハイスピード乗り物
- その分、全体的にママチャリよりも不便
折りたたみ自転車
写真は DAHON Boardwalk D7 です。
ママチャリもクロスバイクも電車に持ち運ぶことはできません。「じゃあ折りたためるようにしたら持ち運べるよね」、というわけで折りたたみ機能を持った自転車があります。それが折りたたみ式の自転車です。
※折りたたみ式自転車の性能は自転車次第で多岐に渡るので、ここでは DAHON Boardwalk D7 を前提としてまとめます。
項目 | 内容 |
---|---|
お値段 | ★☆☆ (30000 ~ 80000 円) |
移動効率 | ★★☆ |
運搬能力 | ★☆☆ |
駐輪 | ★☆☆ |
携帯性 | ★☆☆ |
要練習 | ★★☆ |
クロスバイクと特徴を比べてみると、違いは移動効率くらいしか違いません。クロスバイクには勝てないが、ママチャリよりは速い、ということで ★ 2つです。
「あれ?携帯性がなんで ★ 1つ?折りたためるんじゃないの?」と思われたかもしれません。
たしかに折りたためます。しかし、折りたためればいいかというと、そうじゃない。
- 折りたたみ手順が面倒くさい(慣れても数分はかかる)
- 折りたたんだ後もデカいし、重い(成人男性でも運搬ツライ)
当初、僕は携帯性を期待して買ったのですが、面倒くさすぎ・重すぎのダブルコンボで 粗大ごみにしてやろうかと思いました。
思えば当然ですよね。折りたたんだところで、自転車という鉄の塊の重量は変わらない。折りたたみのメリットは「空間的にコンパクトになる」「電車に持ち込める」くらいです。それでも重いものは重い。そして折りたたみも面倒と来た。
というわけで携帯性には期待できません。
その他の能力については、移動効率以外はクロスバイクと同じです。
【まとめ】
- 折りたためるけど、面倒だし重いので、携帯性は無きに等しい
- 他の折りたたみ式自転車だと、また違うのかもしれない
キックスケーター
写真は Xootr です。
最後に紹介するのが、知る人ぞ知るキックスケーターです。
※ちなみに「キックボード」「キックスクーター」は商標名なので、本ブログでは「キックスケーター」で統一します。
項目 | 内容 |
---|---|
お値段 | ★★☆ ( 20000 ~ 50000 円) |
移動効率 | ★☆☆ |
運搬能力 | ★☆☆ |
駐輪 | ★★☆ |
携帯性 | ★★★ |
要練習 | ★☆☆ |
最大の強みは 携帯性がバツグン な点です。電車にも持ち運べます。イメージで言えば楽器やゴルフバック、を少しスリムにしたようなものです。それでありながら移動効率はそこそこで、慣れたら のろいママチャリよりは速く進めます。僕は一時期、観光地に持ち運んで、移動手段として活用していました。
しかしながら、キックスケーターには多数のハードルがあります。値段や練習もそうですが、一番のデメリットは 日本国内ではキックスケーターに関して法整備がされていない ことです。詳しくは以下記事を見ていただくとして、
stressfree-fulfilling-solo.hatenablog.com
言ってしまえばグレーゾーンな乗り物です。人や警察官によっては「いやいやどう考えてもクロでしょ」と下してくることもあります。そういう世界の、デリケートな乗り物なのです。
【まとめ】
- 携帯性バツグンな上、(ノロイ)ママチャリと同等以上の移動性能を持つ
- デリケート
使い分けについて
主な使い分けについて、簡単にまとめておきます。
スーパーに買い物に行く
→ ママチャリ
毎日 5km 以上移動する
→ クロスバイク
観光地用など運搬できる移動手段が欲しい
→ キックスケーター
ただしデリケート。
多少苦労してもいいから運搬できる移動手段が欲しい
→ 折りたたみ自転車
ただし折りたたみは面倒だし、そもそも重たい。
おわりに
移動手段を 4 つほどピックアップして、特徴と使い分け方についてまとめてみました。
ではまた。
関連記事
以下は二大クロスバイクの比較記事です。
stressfree-fulfilling-solo.hatenablog.com
以下はキックスケーターに関する入門記事まとめです。
【クロスバイク比較】ジャイアント Escape R3 とビアンキ ROMA 4 はどちらが良いの?【初心者向け】
初心者が無難なクロスバイクを選ぶ時に、候補に上がるのが GIANT(ジャイアント) の「Escape R3」と、Bianchi(ビアンキ) の「ROMA 4」ですが、ネットで調べても解説がマニアックすぎて意味不明です。そこで、両方とも乗ってみた僕が、素人の視点で両者の特徴をまとめてみました。
GIANT(ジャイアント) の「Escape R3」
Bianchi(ビアンキ) の「ROMA 4」
両者の特徴を比較
Escape R3 と ROMA 4 について、色んな観点から比較してみます。
見た目
勝者:なし(ドロー)
これは写真を見てください、としか言いようがありませんが、 Escape R3 は黒とシルバー、ROMA 4 は緑と黒基調です。お好みの方を選びましょう。
※厳密には緑色ではなくチェレステカラーと呼ぶそうです。
走行性能
勝者:なし(ドロー)
個人的には優劣は無いように感じました。
もちろん自転車に慣れたロードバイク乗りの方であれば、違いがわかるのでしょうが、素人の感触では差がわかりません。
登坂能力
勝者:『Escape R3』
上り坂をローギア(変速機で数字を小さくする)で登る際の走行性能についてですが、Escape R3 が若干軽快です。
Escape R3 は本当に軽くて、5km 以上の坂道でもスイスイ登れます。これがあまりに楽しくて、僕は地元の登山道(道路で自転車が通れる割には人はほぼ皆無)を何度も何度も登ってました。その辺の山、街、自然公園にも手が届きます。楽しくて仕方がありませんでした。また登りたいなぁ……
話を戻します。とはいえ、ROMA 4 でも十分軽いです。ただ 5km の上り坂をノンストップで登りたい――のようなヘビーなサイクリングの時は、(別に ROMA 4 でも楽しめますが Escape R3 があるなら)Escape R3 を選ぶかなぁ、という程度です。日常生活の、ちょっとした坂道では大差無いと思います。
頑丈さ
勝者:『ROMA 4』
Escape R3 は脆いのが難点でした。もっと言うと スポーク ですね。
こいつがよく折れてました。何度自転車屋さんに足を運んだことか……。しまいには月に複数回折れるレベルにまで陥り、使い物にならなくなりました。まあ 3 年近く、よく保ってくれたと思います。実は、その後の二代目として買ったのが ROMA 4 だったりします。
ROMA 4 ですが、乗りはじめて 1 年くらいです。スポークをはじめ、故障部位はありません(Escape R3 は 1 年もしないうちにスポーク折れました)。頑丈な印象があります。
それからもう一つ、タイヤについても、Escape R3 は数回はパンクしましたね。年に 1 回くらいのペースです。一方、ROMA 4 はまだパンクしてません。
車体の軽さ
勝者:『Escape R3』
車体の軽さは Escape R3 が圧勝です。
Escape R3 はとにかく軽い。仮にタイヤがパンクして、1km 先の自転車屋さんまで運べ、となった時でも「まあ何とかいける」というレベルです。
逆に ROMA 4 は、ずっしりと重たい。1km 運ぶとなったら地獄です。数メートル程度の運搬なら全然大丈夫ですが。
「なら取り上げるまでもないのでは?」と思いがちですが、サイクリングで遊んでいると、たまに「濡れた地面」みたいな「通りたくないエリア」や、さらには「ここの階段通った方が早いんだよなぁ」といったシーンに出くわします。そういう時に、手で持って運ぶのです。Escape R3 だとこれが楽。ROMA 4 はちょっとしんどい。
トップチューブの高さ
勝者:『Escape R3』
トップチューブとは以下の部位です。
ROMA 4 はこれが高いので、乗り降りがちょっとしんどいんですよね。身長 180cm で短足な僕の股下で割とギリギリ、といったところです。低身長の方だと(トップチューブをまたぐ体勢になった時に)たぶん足が地面につかないと思います。クロスバイクは、サドルから降りる時にトップチューブの上にまたぐ体勢になるので、これは致命的かもしれません。購入前は必ず試乗しましょう。
駐輪のしやすさ
勝者:『Escape R3』
Escape R3 にはキックスタンドがあります。ROMA 4 にはありません。
加えて、ROMA 4 は別売りのキックスタンドを取り付けることもできません。いや、付けることはできるのですが、ペダルを漕いだ時にかかとがキックスタンドの接合部にぶつかっちゃうんですよね。これでは話になりません、ということで返金してもらいました。自転車屋さん曰く、「ぶつからない位置に付けるのは無理ですねぇ……」だそうで。
キックスタンドがないと駐輪は結構苦労します。 立てかける場所がない=駐輪できない ですからね。駐輪場では(立てかけられる端が空いてなければ)アウトです。
価格
勝者:『Escape R3』
Escape R3 は 51000 円、ROMA 4 は 69000 円です。
※実際の価格は時期や店鋪によって若干異なることがあります。
総評
価格から性能面まで 基本的に Escape R3 が優勢 です。ただし 頑丈さだけは ROMA 4 に軍配が上がります。
なので、どちらを選べばいいかかは、
- あまり自転車屋さんで修理したくない → ROMA 4
- それ以外 → Escape R3
を基本として、さらに見た目も考慮に入れると良いでしょう。
おわりに
GIANT(ジャイアント) の「Escape R3」と、Bianchi(ビアンキ) の「ROMA 4」の二つについて比較してみました。参考になりましたら幸いです。
関連記事
ママチャリからクロスバイクに乗り換える際のメリットやデメリットの話です。
空タスク
空タスクとは、タスク名(タスク内容)が空欄であるようなタスクのことです。
空タスクの意義
空タスクの意義は 登録に要する手間が小さい ことです。タスク管理ツール(やその習熟度)にもよりますが、1秒で登録することも可能でしょう。
タスクというものは、何かに集中している時に限って、ふと思い出されます(またはひらめきます)。しかし、それをメモしていたのでは集中が途切れてしまいます。 集中は途切れさせたくない。でもメモしないと忘れてしまう。 これを防ぐには、いかに素早くメモをするかが重要です。
そのアプローチの一つが「タスク管理ツールに入れておく」であり、この操作を素早く行うためのアイデアが空タスクです。つまり タスク名(タスク内容)の記述を端折る ということです。
空タスクの弊害
もちろん弊害はあります。
タスク名が空なので「あれ、これ何だっけ」と あとで見た時に思い出せない ことがあります。
ヒントは「実行日」や「(一行一タスクのツールの場合は)挿入位置」などです。これらヒントから、「あ、あのことだったな」と思い出す必要があります。「いやいや、そんなの思い出せないでしょ」と思いがちですが、少なくとも何もヒントがないよりは何倍もマシです。
空タスク運用のポイント
半日以内に見返す
空タスクにこめられたヒントはごくわずかなので、日をまたぐと確実に忘れます。半日以内に見返すようにしましょう。
私の場合、休憩時に開始/終了する「休憩タスク」に「空タスクあったら解釈しとけよ」と書いてますので、休憩のタイミングで見返すことができます。
適当な文字を入れる
空タスクは、えてして「間違って空のタスクをつくっちゃったんだな」と解釈されることがあります。条件反射的に削除してしまうことも珍しくありません。
この現象を防ぐために、空といいつつ、ダミーの文字を何か入れておくことをおすすめします。「あ」でも「s」でも何でも構いません。できれば(Shiftキーを伴わない)一文字が望ましいです。私は「あ」ですね。入力モード次第では「a」のこともありますが、どちらも同じ意味なので気にしません。
モードとは結局のところ何なのか
主に TaskChute 界隈で聞く「モード」について調べてみました。
まずは既存の情報源をまとめる
3 つほどソースを示します。
個人的にはもっとありきたりな概念だと思っていましたが、全然見つからず、TaskChute 界隈でしか見当たらない用語でした。
TaskChute2 スタートアップガイド
TaskChute2 のマニュアルです。
TaskChute2 にはコンテキスト機能としてプロジェクトとモードの二種類があります。
- プロジェクトとは、いわゆる カテゴリ のこと
- モードとは、そのタスクを実行する時の 自分のモード のこと
モードの例として「電話をする自分」や「集中する自分」などが挙げられています。このような傾向を把握しておくと、「このモードで片付けるべき仕事はまとめて行っておこう」といったように モードベースの判断 が行えるようになります。
タスク管理において、複数のタスクをどのように消化するかという戦略は一大テーマですが、モードベースの判断もこの一つになります。
シゴタノ!
仕事の内容に応じて適切な「モード」に切り替える | シゴタノ!
TaskChute 開発者の大橋さんが運用されているシゴタノ!です。
仕事を行う際のインプットとして「環境」と「モード」がある、という話です。
- 環境とは 場所 のこと
- モードとは コンディション(調子) + コンテキスト のこと
仕事のそれぞれには「適切なモード(生産性を発揮できるモード)」があります。これは人それぞれなので、自分の場合はどうなのかを知ることが大事です。知ることができたら、常にその適切なモードを使うことで、常に最高のパフォーマンスを出せます。
jMatsuzaki
TaskChuteにおけるプロジェクトとモードと評価の使い分け方 | jMatsuzaki
TaskChute Cloud で有名な jMatsuzaki さんの記事です。
jMatsuzaki は以下のように述べています。
モードは自分の動作を示すものです。
例えば執筆や読書、集中作業や単純作業、休憩やミーティングなどは自分の動作を示しているのでプロジェクトではなくモードになります。私の場合、この愛すべきブログであれば、プロジェクトは「jMatsuzaki Blog」でモードは「執筆」ということになります。
そしてモードの意義として タスクを性質で分けて捉えることができる ことを挙げています。
たとえば執筆というモードをつくり、タスク管理ツール上にインプットしておくと、執筆にからむタスクを(たとえばプロジェクトが異なっていても)扱いやすくなります。つまりはモードベースの判断です。TaskChute2 におけるモードと同じ話ですね。
まとめ
- モードとは「自分のモード」のこと
- タスク管理にモードを導入すると、モードベースでタスクを整理したり、次やるタスクを判断したりできる
- モードをマスターする= 整理や判断の観点を一つ手に入れる
- TaskChute 界隈の用語なので、知見は少ない
あなたはどのタイプ?価値観を 6 つに分ける『5W1H タイプ』
人生において何を重視するかは人それぞれです。また、自分自身が何を重視しているかがわからないこともあります。そんな時は、価値観を 6 つに分類する 5W1Hタイプ に頼ってみると、あっさり把握できるかもしれません。
5W1H タイプとは
5W1H タイプ とは、「人生において何を重視しているか」という観点で、人の価値観を 6 つに分類したものです。
まず大分類として「手段を重視する」と「過程を重視する」があり、各々にさらに 3 つのタイプがぶら下がっています。
5W1H タイプの使い方
まず、自分のタイプとそれ以外のタイプについて把握します。
- (1) 自分がどのタイプに当てはまっているかを知る
- (2) 他にどんなタイプがあるのかを知る
その上で、自分の生き方をどう変えるのかを判断します。
- 例1. 私は Who タイプが一番当てはまる。今後も Who を追求していこう。
- 例2. 僕は Who タイプの生き方をしているけど、Where タイプが一番しっくり来る気がする。
あるいは、他の人の価値観を推し量ることもできるでしょう。
- 例. あの人があんなに人付き合いに執着がないのは、What タイプだからなのか。
手段を重視する
Who、What、Where の 3 タイプがあります。
Who タイプ
Who タイプは 誰と過ごすか を重視します。
傾向:
- 出会いやパートナーを求める
- 既に友人やパートナーなどに恵まれている場合は、そこで充足してしまうことも多い
What タイプ
What タイプは 何をするか を重視します。
傾向:
- 多趣味あるいは一つの趣味に没頭する
- (特に没頭型の場合)執着している対象に対するこだわりが強く、替えは利かないと信じている
- 人付き合いにはこだわらないため淡白、変人、冷たい人と見られがち
Where タイプ
Where タイプは どこで過ごすか を重視します。
傾向:
- あちこちうろついたり旅行したりして刺激を求める 放浪者タイプ と、自宅や高級施設など快適な場所にこだわる インドアタイプ に分かれる
- 自分が望む場所に行く、あるいは手に入れるための努力や忍耐には目を見張るものがある
過程を重視する
When、Why、How の 3 タイプがあります。
When タイプ
When タイプは いつやるか を重視します。「早寝早起きしたい」「朝は~~したい」「夜は~~したくない」など、いつ何をやるかをストイックに決め、日々そのとおりに行動していきます。
傾向:
- 好きな言葉は「日課」「ルーチン」「習慣」など
- 自分の設計通りに行動出来ていることに喜びや快感を見出す
What タイプとの違い: 例「筋トレ」
- What タイプ
- 筋肉が欲しい、身体能力を上げたい、筋肉を壊して快感を得たいなど、筋トレでなくてはならない理由があって筋トレをしている(What = 筋トレ)
- 筋トレ以外に代替できる事物はない
- When タイプ
- 朝に筋トレをすると気持ちいい → いつやるかはきちんと定義したい → 毎週月木の午前 6~7 時で筋トレしよう(When = 毎週月木の午前 6~7 時)
- 筋トレ以外に気に入ったことが見つかったら、筋トレを捨ててそちらをやる(そしてそれもいつやるかをはっきりと定める)
Why タイプ
Why タイプは なぜするのか を重視します。
傾向:
- 原因と結果の法則ならぬ「理由と結果の法則」
- すべての結果には理由がある
- 理由が存在しないこと、あるいは表現できないことを嫌い、見下す
How タイプ
How タイプは どうやるのか を重視します。
傾向:
- 傍からは病的に見えるほど特定の道具を使い込んでいたり、手順を踏襲していたりする
- 自分がこだわる手段がものをいう世界で、優れた成績を残している
What タイプとの違い: 例「自転車」
- What タイプ
- もし目的地に到達するのが目的で、自転車よりも効率的な手段(What=手段)があるならば、自転車は使わない
- How タイプ
- 目的地に到達するのが目的で、自転車よりも効率的な手段があったとしても、あえて自転車は使う
- How タイプにとっては自転車を使うことが重要(How = 自転車を使う)
When タイプとの違い: 例「タイピング」
- When タイプ
- タイピングは趣味の一つで、練習時間は平日は毎日 20~22 時、休日は 13~18 時
- 自分が決めた時間帯を逸脱して練習することはない
- How タイプ
- 日常生活や仕事をなるべくタイピングで済ませられないかを考え、実行する(タイピングという How をたくさん盛り込む)
- タイピング行為に関する時間制限はない
表によるまとめ
6 つのタイプを表でまとめてみました。
大分類 | タイプ | 重視するもの | 備考 |
---|---|---|---|
手段 | Who | 誰と過ごすか | 友人、仲間、パートナー |
手段 | What | 何をするか | 多趣味、没頭、執着 |
手段 | Where | どこで過ごすか | 放浪、自宅、高級施設 |
過程 | When | いつやるか | 日課、ルーチン、習慣 |
過程 | Why | なぜするのか | すべての結果には理由がある |
過程 | How | どうやるのか | 病的な使い込み |
順位付け
自分のタイプを一つに定められない場合は、 程度の大きさで並べてみる のも良いでしょう。
- 例1. 誰と、どこで、いつ、何を、の順で重要
- Who > Where > When > What >> Why = How
- 例2. 何をするかが重要、かつ人には期待していない
- What >>> Where = When = Why = How >>> Who
おわりに
あなたはどのタイプでしょうか。(ちなみに僕は What、When、How が強いです)
自分の 5W1H タイプを知ることで、人生をどう過ごせばいいかという方向性をおおよそ悟ることができます。また「Who だけじゃないんだ」「How という価値観もあるんだ」など、新たな発見や再認識もあるかと思います。
表面的な分類ではありますが、何かしらのヒントになりましたら幸いです。
ロケーションリマインド
ロケーションリマインドというリマインド方式があります。
定義
ロケーションリマインダーの定義ですが、 IT 用語辞典バイナリから引用します。
ロケーションリマインダーでは設定対象として場所を指定し、目的地に近づくと通知される機能となっている。
Appleが「iOS 5」で新たに追加した機能の中にも、「iCloud」を通じて複数のiOSデバイス間で予定を共有する機能などと共に、ロケーションリマインダーが追加されている。
出典: 「ロケーションリマインダー」とは何? Weblio辞書
具体例
実は、先日私は「場所基点のリマインド "ジオリマインド" は便利じゃないか?」とひらめいたのですが、今日調べてみたら既にロケーションリマインダーとして存在していました……。ブログ記事が何個も何個も見つかる程度には知られているようです。なので例も豊富です。いくつか紹介します。
iPhone のリマインダー機能
位置情報を用いたリマインドも搭載されているようです。
ある一つのリマインド設定に対し、「指定場所で通知」をオンにした後、場所をタップすることで設定できるようですね。
参考: iPhoneのリマインダー機能では位置情報を使った「指定場所で通知」が便利 - 週刊アスキー
Google Keep
Google Keep は地図上にメモを貼り付けるサービスですが、ここにロケーションリマインド機能があります。
住所を指定しておくと、半径 100m 以内に近づいた時点でリマインドされるようです。
参考: 位置情報のリマインダーが便利! メモアプリ「Google Keep」の使い方 | できるネット
Todoist
Todoist もロケーションリマインドを実装しているようです。
リマインダー登録時に On a location を選ぶと設定画面に入り、地名や住所を入れて指定する感じです。
参考: Todoistの新機能『位置情報によるリマインダー』がどれほどのモノか試してみた | Tipstour
ロケーションリマインダーの意義
それは リマインドのタイミングを時間軸以外の観点で設定できる ことです。
従来のリマインドは「2時間後に通知して」「12/25 7:00 に通知して」など、時間ベースで設定するしかありませんでした。当然ながら自分の予定が乱れると機能しなくなります。
たとえば買い物を忘れないために、毎日退社時に「買い物したいものがあったら寄れよ!」というリマインダーをセットするにしても、じゃあ時刻はどうするかという話になります。定時退社ベースで 18:00 にしますか?残業したら破綻しますし、定時退社でも食堂に寄る等していたら破綻します(ご飯を食べている時に再セットできればいいのですがそれは面倒でありたいてい怠けます、そして忘れます)。時間軸だけだと力不足なのです。
(余談) こんなロケーションリマインダーが欲しい
ここからはただの思考垂れ流しです。私だったらこんなリマインダーが欲しい、という案になります。
リマインドエリアとタスク
ロケーションリマインダーの設定は二段階であるべきだと私は考えます。
- 地図上で「リマインドエリア」という領域を設定しておく
- 案1: 緯度経度を二点与えた矩形領域
- 案2: 緯度経度一点と半径を与えた円領域
- リマインドエリアに「タスク」を入れておく
そうすると、リマインドエリアに入った時に、もしタスクが登録されているのならばそれが通知 されます。
このように「リマインド契機となる場所」と「通知内容」を分離することで、ロケーションリマインドの管理運用がラクになります。「タスク」が有効頻度(たとえば平日のみ動作するなど)設定を持っていたら完璧ですね。
リマインドエリアの範囲は指定可能
既存のロケーションリマインダーはリマインド契機となる範囲の指定ができません。半径 100m 以内、など固定されています。
これは微妙だと言わざるを得ません。リマインダーに頼りたい利用者は、忙しくて他のこと(思考含む)に精を出していますから、100m のような遠さだと、100m 分歩いているうちに忘れてしまう可能性があります。
ロケーションリマインダーの理想はリマインドする → 「あ、そういえばそうだった」で、今やっていることを無理やり中断して、すぐにリマインド内容に意識を集中させることです。これを実現するためには、範囲指定が必要です。100m は遠い。
リマインダーデバイス
ロケーションリマインダーは GPS 機能を使いますが、これはほぼスマホを意味します。しかし私はスマホを持っていません。そこで私としては、
こんな形式が欲しいなと思っています。
小型デバイスは Read Only です。つまり、あくまでもクラウド上の設定を読んでリマインドを行うだけです。ここから設定は行なえません。これだけなら、相当小型でも実装できるのではないでしょうか?(ハード面は無知なので頓珍漢なこと言っていたらすみません)。