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歴 15 年の僕が教える、ぼっちからソロ充になるための 7 の方法

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同じひとりぼっちでも、みじめで楽しくなさそうな「ぼっち」と、堂々としていて楽しそうな「ソロ充」に分かれます。どうせならソロ充を目指したいところです。僕は中学、高校、大学、そして社会人とソロ充を追い求めてきました。特に重要だと思うポイントを 7 の方法と題してまとめます。

対象読者

  • 下記に当てはまる高校生、大学生、あるいは社会人の方
    • ソロ充の生き方や考え方に興味がある方
    • 自分はぼっちだと思う方で、ぼっちのまま充実させたい方
    • ぼっちではないが、人付き合いなどがしんどくて、ひとりで過ごす生き方にしたいかもと思っている方

参考としても、読み物としても、お気軽に楽しんでいただければと思います。

三つの心構え

まずはソロ充において大切な心構えを三点ほど挙げておきます。

(1) ひとりは恥ずかしい ← この価値観を捨てること

「ひとりぼっちは恥ずかしい」という価値観は一刻も早く捨てたいところです。ここを気にして、 人の目を気にしてばかりだと身動きが取れません。何をするにしても、自分の意思ではなく人の目を第一に考えてしまう、いわゆる「キョロ充」のような不便な生き方になります。

食堂やファミレスで一人飯、くらいのことは難なくこなしたいところです。

(2) 必要な時は人とコミュニケーションが取れること

社会で生きる以上、どうしてもコミュニケーションは発生します。また、コミュニケーションを取った方が効率的なこともよくあります。

なので「ひとりだから誰ともコミュニケーションはしない」だとキツイです。僕も本当はそうしたかったのですが、無理ゲーすぎて諦めました。

必要なコミュニケーションは適宜取れる程度の力を持っていた方が無難です。ただし、ここでいうコミュニケーション能力とは雑談力やユーモアではなく 質疑応答 の能力です。

  • 必要な時に、必要な人に話しかけること
  • 何か尋ねられた時に、端的に答えを返すこと

この二つが行えれば、無難に生きていけます。

(3) ひとりでも楽しめる趣味を手に入れること

人と過ごすということは、 雑談という非生産的行為で時間を潰す ことを意味します。しかし、ひとりで過ごすと、この行為がありませんので、その分、時間が余ります。

この時間に押し潰されるのがぼっちです。寂しさ、退屈、他の人の楽しそうな様子――そういったことから精神的にやられます。

一方、ソロ充は潰れません。 楽しめる趣味を色々と持っている からです。それは一日中ハマれるような熱心なものだったり、週に数時間しかやらないような浅いものだったりしますが、とにかく趣味があります。

よく「休日ひとりで何してるの?」と言われますが、答えは単純で、趣味です。

まとめ

三つの心構えは以下のとおりです。

  • 心構え1: ひとりは恥ずかしい、という価値観を捨てること
  • 心構え2: 必要な時は人とコミュニケーションが取れること
  • 心構え3: ひとりでも楽しめる趣味を手に入れること

では、7の方法に入っていきましょう。

方法1: 好かれなくてもいい、嫌われてもいいと割り切る

人気を集める芸能人にアンチがたくさんいるように、人の好き嫌いはどうしても発生します。万人に好かれるのは不可能ですし、現実的でもありません。

別に好かれなくてもいいし、何なら嫌われてもいい、と割り切るメンタルを持ちましょう

僕の例で言えば、僕はおしゃれを捨てています。高校デビューしようと考える程度には浅はかでしたが、元々興味が薄かったこともあり、思い切って捨てました。頭はスポーツ刈り(たまに坊主)で、服や持ち物も親が買ったものです(その中から機能性と軽さに優れたものを愛用してました)。当然ながらイケてる人達からは相手にされませんし、モテることもありませんでしたが、それでいいんです。「そういった人達と絶対に付き合いたい!」なら話は別ですが、そうでもないなら、苦労してついていくことはありません。

自分と合わない人には合わせない。相手にしない。気にしない。それだけでずいぶんと軽くなります。なりました。

このスタンスは、社会人になった今でも続いています。

ちなみに、身だしなみはちゃんと整えてますよ。身だしなみはマナーでもありますから、手を抜いてはいけないものです。好かれないどうこう以前の、常識の話ですね。身だしなみをしないだけで相当なハンデを負います。ここは削ってはいけません。このあたりの話は、以下記事でも少し取り上げています。

stressfree-fulfilling-solo.hatenablog.com

方法2: コミュニケーション能力 ≒ 質疑応答 と認識する

コミュニケーション能力とは 質疑応答 のスキルのことです。ソロ充として過ごすのであれば、これを持っていれば生きていけます。 雑談やユーモアは必要ありません

質疑応答とは、具体的には以下二点です。

  • 尋ねる …… 用があればこちらから尋ねる。質問する。
  • 答える …… 向こうから尋ねられた時に、尋ねられたことを端的に答える

これだけなら意外と簡単に思えてきませんか。少なくとも雑談やユーモアよりは何倍も、何十倍もマシです。僕でもできます。

ちなみに ≒ と書いたのは、もう二つほど大事なことがあるからです。ついでに書いておきます。

  • 挨拶
  • 表情

挨拶 ですが、おはようございます、ありがとうございました、お先に失礼します、お疲れ様でした、などですね。これは毎回律儀に言っておくだけで良いです。人はデリケートで面子を保ちたい生き物なので、 挨拶を軽視するとハブられるほどの被害を被る ことがあります。僕は会社で二回ほどそうなりました。こうなっては学校にしろ、職場にしろ、過ごしづらいです。たとえ、相手が挨拶を返さなくても、こちらは元気に挨拶しておくくらいが無難です。

それから 表情 ですが、これは早い話、 ぶすっとした真顔よりも柔らかい笑顔の方が親しみやすい ということです。周囲をよく人間観察してみると、ひとりでスマホをいじっている時は真顔の人でも、人と喋る時は表情がイキイキしだしますよね。アレです。親しみやすさがあると、印象がよくなり、人生の難易度が少しだけ下がる(親しまれにくいことによる疎外や拒絶に陥りにくい)ので、出来れば押さえたいところです。

方法3: 自分から声をかけることに一刻も早く慣れる

方法2 のうち「尋ねる」の話ですが、 自分から誰かに声をかけるという行為には一刻も早く慣れるべき です。

欲しい水準は、たとえば以下くらいです。

  • 学校でペア組む時に、余ってそうな人に「良かったら組みません?」とサクっと声かけできる
  • 駅前など、人が多く行き交うところで、見ず知らずの人を捕まえて道を尋ねることができる
  • 目の前でハンカチを落とした人を呼び止める or ハンカチ持って追いかけて「落としましたよ」ができる

これができないとめちゃくちゃ不便です。聞けば数分でわかるのに、「聞かなくてもいいや、自分で頑張ろう」と意固地になって一時間以上かかる……なんてバカらしいことになります。僕も何度も何度も痛い目を見てきました。

さて、この慣れですが、経験を積むしかありません。最初は超辛いし恥ずかしいですが、そういうものです。

大学生の方なら、接客業のアルバイト(特にアパレルやゲーセンなどフロア内を自由に行き来できる系)がおすすめです。お客さんに声をかける練習ができますし、何ならそうしろと先輩からどやされる(職場にもよりますが僕の先輩は厳しい人でした……)ので、良い訓練になります。

僕も大学生の間に三年ちょっとバイトをしました。最初は涙が出るほど辛かったですが、おかげで「自分から声をかける」ことに慣れ、支障なく日々を過ごせています。

今ではこんなブログ記事を書くほどです。(人に訊くという方法です)

stressfree-fulfilling-solo.hatenablog.com

方法4: 何か目立つ趣味を一つやる

これは「心構え1: ひとりは恥ずかしい、という価値観を捨てること」に絡む話ですが、何か目立つ趣味を一つたしなむと、人目に慣れてメンタルが強くなります

何をやるかは色々ありますが、人目に触れるものが良いでしょう。

僕はゲーセンで「ダンスラ」というダンスゲームを遊んでいます。

stressfree-fulfilling-solo.hatenablog.com

いい年したアラサーの冴えないおっさんがダンスしているわけですが、おかげでメンタルは強くなりました。「恥ずかしくてこんなゲームできない」と気にして無闇に行動を狭める人達よりは、何倍も快適に自由に楽しく過ごしている自信があります。実際、僕はシャッフルダンスという新たな世界と技術を手に入れることができ、趣味の幅が広がりました。

方法5: 熱心な趣味を持つ

これは「心構え3: ひとりでも楽しめる趣味を手に入れること」の話です。

ひとりで充実させるためには、自分が楽しめる趣味をいかに手に入れるかが肝心です。

「恥ずかしい」「大人げない」「みっともない」「難しそう」といった気持ちはおいといて、純粋に、自分が楽しそう、やってみたい、面白そうと思ったものには手を出してみましょう。

僕の例で言うと、社会人数年目くらいまではマンガもアニメもラノベも見ておらず、特に美少女系ラブコメについては嫌悪感さえ抱いていましたが、ある時、思い切って手を出してみることにしました。――まあ見事にハマりましたね。月数万以上を費やすという熱心な趣味になったのでした(今は一人暮らしで余裕がないのであまり費やせてませんが)。

以下記事も参考にしてください。ソロ充を実現するための三つの戦略(ソロ活、多趣味、没頭)について取り上げています。

stressfree-fulfilling-solo.hatenablog.com

趣味について広く探してみたい方は以下もどうぞ。

stressfree-fulfilling-solo.hatenablog.com

方法6: 毎日取り組む習慣をつくる

何でもいいので 自分を成長させる習慣 をつくりましょう。たとえば、

  • 筋トレ(別にジム通いでもなくても自宅で腕立てや腹筋するだけでも)
  • 勉強(英語でもプログラミングでもライフハックでも、その他興味があることでも)
  • 本を 1 日 30 ページ読む
  • ブログを毎日更新する
  • ……

などなど、色々あります。成長させるものなら何でも良いです。

習慣により少しずつパワーアップしていくと自信がついてきます。そもそも 大半の人は毎日を自堕落に過ごしています。なにかに取り組む習慣を持っている、というだけでも彼らより一歩上を行っています。大したものです。誇れます。

どんどん習慣をつくって、パワーアップをして、自信をつけまくっちゃってください。

方法7: 変わった生き方をしている人の本やブログを読む

閉鎖的な人間関係やコミュニティの中だけで過ごしていると腐ります

学校や職場がすべて、は井の中の蛙です。これは特に社会人に多いのですが、つまらない仕事を我慢して毎日残業、というクソみたいな生活をしています。ブラック企業なんて言葉もありますよね。でも、当の本人は気付けません。今いるそこが世界の全てだからです。まさに井の中しか知らない蛙です。

これはぼっちにも言えることです。今の居場所だけが全てだと視野狭窄に陥っていると、その居場所での立ち振舞いを過剰に考えざるをえなくなります(たとえば嫌われて孤立しないよう我慢して、やりたくもない付き合いをする)。そしてそれができない、やりたくなくてやらずに孤立してしまい、精神的にひどく落ち込みます。

そんなことで疲弊していては人生がもったいないです。世界はもっと広くて、多様で、面白い。

しかし、外の大海を知るためには、方法を知らねばなりません。周囲の誰かが教えてくれるわけではありませんから。どうすればいいのでしょうか。これは単純で、 本やブログを読む だけです。

書店に足を運んでみましょう。人気ブログを集めたサービス(たとえば はてなブックマーク)にアクセスしてみましょう。井の中の外を、大海を知りましょう。

僕は本やブログのおかげで「色んな趣味がある」ことを知りました。また「毎日定時退社する」という世界も知りました。今の僕は、職場では(挨拶を除き)一日一言も喋らない時もあるほどで、ランチも僕だけ誘われない程度には孤立していますが、僕は毎日定時で帰っていますし、昼休憩もブログや小説を書いて楽しんでいます。仕事で会話が必要な時は、必要な人に話しかけて進めています。

僕自身、これで楽しいですし、後輩からも「羨ましい」とも言われたので、ソロ充出来ているかなと思ってます。

おわりに

ぼっちからソロ充にグレードアップするために必要な心構えと方法についてまとめてみました。

最初はハードルが高いかもしれませんが、本気でソロ充を目指したい方は、少しずつでも取り入れてみてください。

僕は女友達いない歴=彼女いない歴=年齢のアラサーですが、そこいらの人よりは人生を楽しめている自信があります。人生やり直したとしても、また同じ生き方をすると思います。

ひとりは自由です。楽しいです。充実しています。周囲の、多数派の価値観に惑わされず、ソロ充しちゃいましょう。

関連記事

本記事中で取り上げた記事をまとめておきます。

以下は僕というソロ充の生活例です。