モードとは結局のところ何なのか
主に TaskChute 界隈で聞く「モード」について調べてみました。
まずは既存の情報源をまとめる
3 つほどソースを示します。
個人的にはもっとありきたりな概念だと思っていましたが、全然見つからず、TaskChute 界隈でしか見当たらない用語でした。
TaskChute2 スタートアップガイド
TaskChute2 のマニュアルです。
TaskChute2 にはコンテキスト機能としてプロジェクトとモードの二種類があります。
- プロジェクトとは、いわゆる カテゴリ のこと
- モードとは、そのタスクを実行する時の 自分のモード のこと
モードの例として「電話をする自分」や「集中する自分」などが挙げられています。このような傾向を把握しておくと、「このモードで片付けるべき仕事はまとめて行っておこう」といったように モードベースの判断 が行えるようになります。
タスク管理において、複数のタスクをどのように消化するかという戦略は一大テーマですが、モードベースの判断もこの一つになります。
シゴタノ!
仕事の内容に応じて適切な「モード」に切り替える | シゴタノ!
TaskChute 開発者の大橋さんが運用されているシゴタノ!です。
仕事を行う際のインプットとして「環境」と「モード」がある、という話です。
- 環境とは 場所 のこと
- モードとは コンディション(調子) + コンテキスト のこと
仕事のそれぞれには「適切なモード(生産性を発揮できるモード)」があります。これは人それぞれなので、自分の場合はどうなのかを知ることが大事です。知ることができたら、常にその適切なモードを使うことで、常に最高のパフォーマンスを出せます。
jMatsuzaki
TaskChuteにおけるプロジェクトとモードと評価の使い分け方 | jMatsuzaki
TaskChute Cloud で有名な jMatsuzaki さんの記事です。
jMatsuzaki は以下のように述べています。
モードは自分の動作を示すものです。
例えば執筆や読書、集中作業や単純作業、休憩やミーティングなどは自分の動作を示しているのでプロジェクトではなくモードになります。私の場合、この愛すべきブログであれば、プロジェクトは「jMatsuzaki Blog」でモードは「執筆」ということになります。
そしてモードの意義として タスクを性質で分けて捉えることができる ことを挙げています。
たとえば執筆というモードをつくり、タスク管理ツール上にインプットしておくと、執筆にからむタスクを(たとえばプロジェクトが異なっていても)扱いやすくなります。つまりはモードベースの判断です。TaskChute2 におけるモードと同じ話ですね。
まとめ
- モードとは「自分のモード」のこと
- タスク管理にモードを導入すると、モードベースでタスクを整理したり、次やるタスクを判断したりできる
- モードをマスターする= 整理や判断の観点を一つ手に入れる
- TaskChute 界隈の用語なので、知見は少ない