ガラパゴスタ

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飲み残しでも捨てる勇気を。食べ残しでも帰る勇気を。ストレスフリーな飲食を実現する二つの事例

買った飲料を無理して飲み干したり、飲食店で出された食べ物を無理して食べきったりするのは、マナーや人間性という意味では素晴らしいかと思いますが、実は様々な弊害に襲われています。飲み残しや食べ残しも時には必要です。

Case1. 飲みかけのペットボトル

ふと飲みたくて買った清涼飲料水の500mlペットボトル。最初、飲み始めたはいいものの、1/3もしないうちに飽きてしまいました。あなたはどうしますか?

 

たいていの方は、そのまま持ち歩くかと思います。そしてちびちびと飲んだり、ごみ箱が見つかったタイミングで無理して飲み干したりしますが……。

無理に飲んだせいでお腹の調子が悪くなったことはありませんか?

バッグのスペースを占有されて「ああこれ邪魔!」とイライラしたことはありませんか?または、家にまで持ち帰ってしまって、わざわざキャップ外してラベル外して洗浄して、と処分する手間を負ったこともあるのではないでしょうか。

これはストレスです。このような些細なストレスも、積もれば山になります。些細だからといって放置せず、対処しましょう。

対処方法

ではどうやって対処するのでしょうか。それは、

中身を全部捨てて、ゴミ箱に捨てる

これだけです。たとえばゲーセンでジュースの500mlペットボトルを買って、200mlしか飲まなかったのなら、300ml残ってしまいますが、これはトイレ等で捨てます。空になったボトルもゴミ箱に捨てます。その場で処分する ということです。

こうすれば持ち物として占有されることはありませんし、無理に飲んでお腹に負担をかけることもなければ、持ち帰って後で処分する手間もありません。

言ってしまえば単純なことですが、「300mlも残っている」という もったいない精神 のせいで、この対処を行おうとすると抵抗感が強いです。そんな抵抗は無視しましょう。本当に300mlのジュースが貴重なほど困窮しているのなら、保持すればいいですが、そうではないと思います。精神的な自己満足でストレスを抱えるのは愚かです。もちろん、削いででも満足したいのであれば無理に削ぐ必要はありませんが。

Case2. 飲食店で出された食べ物

飲食店で定食を頼んだとしましょう。思ったより量が多く、またお腹の調子も良くないので、全部食べきれそうにありません。でも頑張れば食べ切れそうではあります。加えて、嫌いなおかずが一品あります。食べると高確率で気分が悪くなります。

さて、このような時、あなたはどうしますか。

 

「マナーだから」「店主に悪いから」と無理して全部食べる方もいらっしゃるのではないでしょうか。否定はしませんが、それで気分や体調を損ねたり、食べ終えるまでに何十分も時間をかけたりしていては損というものです。 苦しむのは自分です。誰も助けてくれませんし、助けることもできません

また、無理して食べるという行為は、意外と時間を消費します。休憩しながらだと、三十分くらい経過してしまうのも珍しくありません。食べ物がもったいないといいますが、時間だってもったいない。どちらが貴重かと言われたら、時間だ、と答えたくなる場合もあるのではないでしょうか。

対処方法

では、どうすればこのような損を回避できるでしょうか。

これも単純で、適当なところで残して、会計に移ってしまえば 良いのです。

マナーどうこうは関係がありません。もちろん大量に頼んだ上で全然食べずに帰る、といった極端な行為はどうかと思いますが、定食一品程度であれば、半分くらい残したって問題ありません。僕も普段は完食しますが、調子に優れない時は残します。9割以上残したこともありました。

「店主に悪いから」という意見もありますが、これはサービスです。お金を払って提供してもらっているので、残すこと自体は悪いことではありません。こちらだって悪意で残しているわけではなく、体調や時間などやむを得ない理由で残しているだけです。事情は個人次第。とやかく言われる筋合いはありません。店側が明示的に「残すの禁止!」とルールにしていない限りは、無理をせず残しましょう。

おわりに

飲みかけでも捨てる。食べかけでも残す。

これを心がけるだけで、僕は 無理矢理飲む・食べることによる心身的負担から解放されました。同じ負担でお悩みの方は、ぜひ試してみてください。