ガラパゴスタ

楽する。楽しむ。生み出す。

最小限と最少限と最低限の違い

f:id:stakiran:20190217090839j:plain

ふと思ったのですが、最小限と最少限と最低限の違いって何なのでしょうね。調べてみました。

結論

  • まず 最少限という言葉は間違い なので使わないこと(「最多限」という対義語はありません)
  • 最小限と最低限については、ぶっちゃけどっちでもいいです

いいかげんな結論に見えますけど、ちゃんとワケがあるんです……。

最小限と最少限と最低限の違いを探る旅

では、最小限と最少限と最低限、これら 3 つの意味の違いを探す旅へと出かけましょう。

まず最少限は除外できる

まず「最少限」という言葉ですが、こんな言葉は存在しません。あるとしても 誤字 です。

なぜ存在しないかは、対義語を考えてみるとわかります。

最少限 ⇔ 最多限

最多限、という言葉はありません。

ここで「最多限って言葉が存在しないのはなんで?」と疑問に思われるかもしれませんが、それは僕にもわかりません。

残るは最小限と最低限、2 つだけだ!

さあ、残り 2 つとなりました。

最小限と最低限。

これらの意味の違いですが、とりあえず辞書を引いてみましょう。デジタル大辞泉の解説です。

最小限(サイショウゲン)とは - コトバンク によると、

ある範囲内で、最も小さいこと。最小限度。

また、最低限(サイテイゲン)とは - コトバンク によると、

いちばん低いほうの限界。最低の限度。

……ふむぅ。わかりません。限度が最小なのと最低なのって何が違うんでしょうか。

最小(サイショウ)とは - コトバンク については、

いちばん小さいこと。

また 最低(サイテイ)とは - コトバンク については、

いちばんひくいこと。

つまりは「小さい」と「低い」の違いですか。……いや、さすがにこの二つの違いは感覚的にはわかります。というより、これ以上辞書を引いてもらちが明かない(引いてみればわかりますが意味が何十と並んでます)ので、いったん諦めます。

活用例を調べてみよう

少し視点を変えて、活用例を調べてみることにしました。

「-最少限」を付けていますが、これは冒頭で取り上げた「最少限という言葉は無いよ」的な解説記事を検索結果から弾くためのものです。

検索結果を眺めてみると、まず定義絡みのページとしては、辞書以外では

Q&A サイトくらいしかヒットしません。そして「高低なら最低限、大小なら最小限」という、当たり前のことしか書いてない。他の Q&A サイトページでも同じです。

定義絡み以外のページとしては、たとえばミニマリストのページなどがヒットしますが、人によって最小限だったり最低限だったり、はたまた SEO 対策なのか両方とも使っている人もいます。ミニマリストがモノについて語るケースでは、高低よりも大小ですから「最小限」がふさわしそうですが、「最低限」を使うミニマリストも多数います。

でもこれ、よく考えてみれば 持ち物の数という「値」が高い or 低い、と解釈すれば「最低限」も使える んですよね。

……だめだ、使い分けが全然わからない。

それからも寄り道しましたが……

その後も英語で調べてみたり、「この名詞に対してはどっちを使う?」を調べてみたり、と工夫してみましたが、確たる答えは得られませんでした。

ここで一つ、皆さんに尋ねたい。

正直に言ってください。みんな、テキトーに使ってるよね?

……僕もテキトーですね。特に意識したことはなかったです。

そして結論を出す

まとめましょう。

  • 最小限と最低限の意味は、定義上では 対象を大小で捉えるか高低で捉えるか次第である
  • しかし、そんなことを考えて使い分けている人は(少なくとも検索結果の限りでは)いないように見える
  • そもそも 大小で捉えられるものは高低でも捉えられる(逆もまた然り)
    • 極端な話、「~~の値」と解釈すれば、どちらでも捉えられます

だったら、どちらでも通じるし、もうテキトーでいいんじゃね、と僕は結論付けました。

おわりに

以上、最小限と最少限と最低限のお話でした。

p.s. 「最低限には対義語がないから最小限を使えばいいのでは?」とひらめいたのですが、最高限という言葉が普通に存在しました。

関連記事

はてなブログでネタに困ったら「お題スロット」を回そう

f:id:stakiran:20190217093332j:plain

はてなブログに「お題スロット」なる機能があることを知りました。クリックするとランダムに「お題」を表示してくれるます。気に食わなければさらにクリックして次のお題を探せます。まるでスロットを回すかのように……。

面白そうなので、早速試してみました。

お題スロットを使う

お題スロットの使い方ですが、編集画面の「お題スロット」リンクをクリックします。

f:id:stakiran:20190217093506j:plain

すると、以下のようなお題スロットダイアログが出ると思います。

f:id:stakiran:20190217093332j:plain

気に入った「お題」が出るまでリピートアイコンをクリックして、気に入った「お題」が出たら、「お題の記事を書く」ボタンを押します。

そうすると、以下のような記述が挿入されます。

[http://blog.hatena.ne.jp/-/odai/10328749687204032651:title=お題「手帳」]

表示上は → お題「手帳」 ← このようになります。

他の人の「お題」を読む

お題は専用のページが設けられており、そこから他の人が書いたネタを読むことができます。

本記事の例、「お題:手帳」でいいますと、

このページですね。

他にどんな「お題」があるかを一覧で見たい

残念ながら、一覧で見る方法はありません

「お題」は元々「今週のお題」という、はてなブログ公式で用意しているコンテンツです。ちなみに 2019/02/17 時点 では「雪」ですね。

お題スロットは、この「今週のお題」の過去ネタを表示していると思われます。 どおりでネタが少なくてスロット回し続けてると同じネタが目につくわけだ

新しい「お題」をつくることはできる?

「マイお題」という機能があり、こちらでつくることができます。ただしスマホは未対応です。

ただし、この「マイお題」はあくまでも「マイお題」であって、お題スロット上で表示されるお題ではありません のであしからず。

おわりに

以上、お題スロットについてまとめてみました。

ブログネタに困った方でも、そうでない方でも、遊んでみると良いでしょう。

(余談) 手帳ネタを書いときます

本記事は「お題スロット」の解説記事ですが、例として「お題:手帳」のリンクを貼っちゃったので、手帳についても書くべきでしょう。というわけで、書いておきます。

僕は手帳は使わない

僕は手帳は使いません。だって、

  • 字が汚い
  • キレイに書くと超遅い
  • 持ち歩くのが面倒くさい

だもの。

デジタル派

僕はソフトウェア会社に勤めていることもあり、どっぷりとパソコンを使っています。

パソコンってホント便利なんですよ。でかい画面で、タイピングという高速な手段で素早く書けますし、日付時刻の計算やら並び替えやらも一発でできる。修正もラクチン。コピペもいける。

これがアナログだとどうです?いちいち手作業じゃないですか。

僕は趣味で小説も書いていますが、これもデジタルで、パソコンですね。昔の小説家は手書きしか選択肢が無かったそうですが、そんなの厳しすぎる。

スマホ持ってません

僕はスマホも持ってません。

パソコンに比べると使いづらいから。画面小さいし、入力スピードは遅いし、タッチパネルだから誤検出誤反応多いし……。

僕はただでさえ頭(物覚えや短期記憶)が悪いので、少しでもノイズや不便があると、もう仕事になりません。幸いにも、パソコンであればなんとかカバーできる。スマホではまだまだカバーできません。

でも手帳無いと困らない?スケジュール管理はどうしてる?

スケジュールは全部パソコンに突っ込んでます。マニアックな話で恐縮ですが、

  • (1) 一行に一つ、日付と予定を書いたメモファイルを用意し、ここに予定を書く
  • (2) 1のファイルは、日々のタスク管理で一日一回は目を通すよう制御する

こんな感じで制御してます。

※本当を言うと会社-自宅間でデータ共有できないせいで、ガラケーに転記&書き写す手順もあるのですが、ややこしいので割愛します

僕の場合、これで事足りてます。 そもそもカレンダーぎっちりみたいな慌ただしい生活がイヤ なので、そうならないように立ち振る舞っています。毎日定時退社とかね。

そんな、物静かな僕にとっては、上記程度の仕組みで十分です。手帳も要りません。

おわりに

というわけで、僕の手帳に関するお話でした。

リア充、ネト充、キョロ充、ソロ充――「●●充」用語の違い

f:id:stakiran:20190212204109j:plain

リア充、ネト充、キョロ充、ソロ充……●●充という言葉がたくさんあって紛らわしいので、違いをわかりやすくまとめてみました。

すべての原点『リア充』

●●充という言葉の原点は リア充 です。リアル充実組 の略だとされています。

リア充は 2005 年頃に生まれたネットスラング(ネット用語)で、恋人がいて友達もいるような羨ましい奴 を指す言葉です。

リア充とは嫉妬の言葉

人は無いものに嫉妬します。容姿が優れている、スタイルが良い、頭が偉い、運動神経がすごい……など。中には専用の言葉が割り当てられているものもあります。「イケメン」「金持ち」「天才」などですね。

リア充もこういった言葉と同じです。

リア充という言葉が生まれた時代背景

リア充の誕生について理解するには、当時の状況について押さえておくと良いでしょう。

当時はパソコンを使っていればオタクやマニアと言われるような時代でした。 SNS もスマホもありませんでした

そんな時代ゆえに、学生らは「充実した人生≒恋人がいて友達も多い」という見方しかできず、また他の生き方も知られてなかったんですね。そういうわけで、恋人や友達が手に入らない人達は、「恋人がいて友達も多い奴ら」に嫉妬することになります。

問題は、そのような嫉妬をする人達が「どこで発散するか」です。話せる友達もいないし、家族に愚痴るわけにもいきません。

幸いにも当時は 2ちゃんねる という Web サイト(掲示板とかBBSと呼びます)がありました。2ちゃんねるは、スレ(スレッド。部屋)に誰でも匿名でメッセージを書き込める場所で、リア充の対極に位置する人たちの溜まり場になっていました。

2ちゃんねるには「大学生活版」という大学ネタを扱う場所があって、そこで「リア充が~~」などと雑談されていたわけです。

リア充に対抗して生まれた概念

リア充という言葉に対抗してつくられたのが、リア充以外の「●●充」 です。

つまり「リア充じゃないけど●●で充実してるからいいんだよ!」という、ある種の自虐や開き直りです。

では、●●について見ていきましょう。

オタ充

「俺はオタク趣味で充実してるからいいんだよ。オタク充実、オタ充だ!」

オタクという言葉の意味については割愛しますが、何らかの対象に傾注している人を指します。アニメ、マンガ、ゲーム、小説などのフィクション(特に特定のキャラクター)を愛しているとか、鉄オタ(鉄道)やミリオタ(ミリタリー = 軍事)なんかもありますね。

エア充

「俺には●●ちゃん(二次元のキャラクター)がいるからいいもん!エア友達、エア恋人、エア充だ!」

これはオタ充の下位概念ですが、エア充があります。エアとはエアギターとかエアですが、エア充においてはギターではなく友達や恋人が対象です。

平たくいえば 脳内友達、脳内彼女 です。

ネト充

「別に現実で恋人や友達がいなくても、ネットでいるからいいもん。ネットで充実、ネト充!」

これは(リア充が登場した時代と比べると)比較的新しい概念です。

2005 年以来、情報技術が発達してくると、オンラインゲームという「世界中の人とリアルタイムに繋がって遊ぶゲーム」が登場しました。ここでは 自分の素性を隠し、架空の名前や性格を演じながらも チャットという形で他の人と会話もでき、交流を深めることができました。中には結婚という概念もあり、ゲーム中で挙式をあげるという事例もありました。

これはもはやリア充みたいなものです。ただ居場所が現実かネットかが違うだけ。ネットだけでも満たされている。むしろネットでこそ満たされる……それがネト充です。

※ちなみにネットで親しくなった後、現実で顔合わせするケースもあります。そのような場は「オフ会」と呼ばれました。

ソロ充

「アイツ、いつもぼっちだけど、なんか楽しそうだよなぁ。ソロ(ひとり)で充実している。ソロ充だ」

これも(リア充が登場した時代と比べると)新しい概念です。

リア充という概念が定着しだす一方、人々はある現象に気付きます。いつもぼっちなのに、なんか楽しそうで充実してる奴 の存在です。

長らく、そのような人を指す言葉はありませんでしたが、次第にソロ充という言葉が使われ始めます。(下記参考サイトによると「しょこたん」こと中川翔子さんによって広まったらしいですが)

この言葉の意味は明確には定まってない(リア充のように特定のコミュニティから生まれて育まれたものではない)のですが、ともあれ、ソロ充という「ソロでも充実できる」という概念が観測できる程度には、世の中は多様になってきたと言えます。

リア充の下位概念

リア充っぽいけどリア充になりきれていない……そんな人も観測され始めます。

それがキョロ充です。

キョロ充

キョロ充とは リア充もどき の一種です。

この言葉を初めて見ると

「キョロが充実している?キョロって何?」

と考えがちですが、~~が充実、という観点からは離れてください。キョロ充とは 人目を気にしてキョロキョロしている 様を指した言葉です。

リア充の中には、無理してリア充になろうとしている人がいます。彼らは一見するとリア充グループにいるのでリア充に見えますが、スペックも要領も本物のリア充には劣っており、ついていくのが大変なため、ちゃんと自分がリア充できてるかが常に心配で、それにゆえに人目を気にしてキョロキョロします

また、キョロ充は常に誰かと一緒に行動しないと気が済まないなど、小心者の性格をしているため、一緒に行動できそうな奴を探してキョロキョロしている のも特徴です。

●●充という名前付けに乗っかった新用語

一方、●●充という言葉に乗っかって新語をつくった人もいます。

プア充

プア充とは 残業三昧とか昇進とかせずに年収 300 万くらいでまったり生きていこうよ、を提唱した言葉 です。発祥は島田さんという人が書いた本です。プア充について詳しくは以下をどうぞ。

プアというと貧困層を連想しますが、そんなことはなく、あくまで「めちゃくちゃ働いたり昇進目指したりする生活(によって稼げる年収 400 万以上)」と比べてプア、という意味です。

その他の●●充

その他にも●●充という言葉は多数存在しますが、上記以外は ●●界隈のみで、かろうじて通じる程度の用語 だと考えれば良いでしょう。

以下に一例を挙げます。

  • マビ充 …… オンライン RPG のマビノギ
  • スカ充 …… Skype(スカイプ)
  • スラ充 …… ダンスラ(DANCERUSH STARDOM)
  • ...

他にもたくさんあるでしょうが、●●に携わっている人にしか通じない、ローカルな用語であることには変わりません。

しかし共通するニュアンスはあります。 「別にリア充じゃないけど、●●で充実してるからいいもん!」 です。

おわりに

●●充について解説してみました。

4行でまとめます。

  • すべてのルーツは「リア充」にある
  • リア充 = 恋人がいて友達もたくさんいるような奴ら
  • 2005 年頃に生まれた概念(現在 2019 年から見返すと古い)
  • これ以外の「●●充」は「別にリア充じゃないけど●●で充実してるからいいもん」という自虐、開き直り
    • ただしキョロ充やプア充など例外もある

「●●充」について、なんとなくわかっていただけたら幸いです。

関連記事

【若者の●●離れ】一人の若者として ●● から離れている理由を答えてみる 15 選

f:id:stakiran:20190212203407j:plain

車離れ、テレビ離れ、恋愛離れ……と色んな「●●離れ」がありますが、一人の若者として、なぜ●●から離れているのかについて理由を答えてみたいと思います。

今回取り上げる●●離れ

僕が離れているもので、かつ以下を満たすもの。

1. 車離れ

  • 購入・維持コストがえぐいから
    • 購入金額
    • 駐車スペース、駐車代、車検、ガソリン代 etc...
    • 掃除もたいへん
  • 習得も操縦も難しい上にリスキーだから
    • 運がちょっと悪ければ誰でも事故る
    • 不器用だからか運転免許は本当に地獄でした(人生トップクラスの苦痛だった)
  • 都会では所有しなくても生きていけるから

2. 新聞離れ

  • ニュースはネットでタダで読めるから
  • かさばって邪魔だから
  • 読んだだけでも別に読解力や語彙力は鍛えられないし、鍛えたいなら他にも手段はあるから

3. 読書離れ

  • インプットはネットで足りることも多いから
  • インプットよりもアウトプットが楽しいから
  • インプットしても大して糧にはならないから
    • 読んだだけでどんどん糧になる人は才能がある人だけ
    • 僕は読書はゲームみたいなものだと思う
    • つまりその時は集中して楽しめるが、終わったらもう忘れる
  • 小説はエンターテイメント性に乏しく、疲れた頭では読みにくいから
    • 文学的表現とか、そういうのどうでもいいです
    • マンガやラノベの方がエンターテイメント性がある&疲れた頭でも読みやすい

4. 結婚離れ

  • 結婚だけが人生じゃないから
    • 「男は仕事!女は家事!」並に古くて狭い価値観
  • 結婚以外の生き方や楽しみを知っているし、知る環境も整っているから
  • 努力が実るとは限らない不確定的な事象、つまりはギャンブルだから
    • 要領の良い人はそうでもないのでしょうが
  • 一度手を出すと責任が生じて、捨てられないから
    • 趣味なら「飽きたからもうやーめた」ができるが、結婚はそうではない

5. お酒離れ

  • 今時、無理矢理飲まされる機会は皆無だから
    • あるとしたらそこはブラック
  • 学生時代をソロで生きてきたがゆえに、飲酒の機会が無かったから
    • 初めて飲んだのが大学 4 年の時(研究室卒業祝い)
  • 不健康な上に、お金もかかるから
  • アルコールに逃げなくてもストレス解消は他にもあるし、そもそも頼らないよう日常生活を整えているから

6. 飲み会離れ

  • 夜遅くなるのがイヤだから
    • 22 時には就寝準備に入りたい
    • 朝型の生活リズムを乱したくない
  • 愚痴の言い合いという非生産的な場になっていて全くの無益だから
  • 「テキトーな雑談」という理屈や理論が通じないテキトー感が好きじゃない
  • 目上に配慮したり便宜図ったりするのが面倒くさいから
    • 無礼講じゃないなら給料を出して欲しい
  • 無礼講と言いつつ、後の仕事や評価にしっかり反映してきやがるから

7. テレビ離れ

  • コンテンツが面白くないから
    • マニアックな「知識」や「現象」や「実験」が知りたい
    • 芸人や芸能人のやり取りとかどうでもいい
  • 自分のペースで早送りやスキップができないのが腹立たしいから
  • CM 差し込んだり、1 週間に 30 分ごとなど小出しにしてきたりといった演出が腹立たしいから
  • 自分の部屋で音を撒き散らすのが生理的にイヤだから
  • NHK の集金がウザイから
  • 初期投資がそこそこエグイから
  • 要らないくせに場所を取るから

8. タバコ離れ

  • 不健康な上に、お金もかかるから
  • ニコチンに逃げなくてもストレス解消は他にもあるし、そもそも頼らないよう日常生活を整えているから

9. 恋愛離れ

  • 面倒くさい&メンタル弱い、で人付き合いを避けてきたから
    • イコール恋愛の機会(チャンス)も絶対的に少ない
  • 愛(利他的な自己犠牲)という資質・才能が必要なクソゲーだから
    • どうやったら手に入る?
    • 観察や本などから概念としては理解しているが……
  • メンタル弱くていちいち落ち込むのが目に見えているから&そういうのに振り回されたくはないから
  • 努力が実るとは限らない不確定的な事象、つまりはギャンブルだから
    • 要領の良い人はそうでもないのでしょうが
  • 性欲なら代替手段で手軽に満たせるから

10. 旅行離れ

  • 旅とは人と絡むから面白いのであって、ソロで過ごす僕はその醍醐味を味わえないから
  • 観光地も(大部分は)所詮はただの地形と建物と店であり、大して面白くはないから
    • ただの地形と建物と店となら、代替はその辺にいくらでもある
  • 投資がえぐいから
    • 準備の手間暇
    • お金がかかる
  • 当日の交通・現地での待ち時間が多いのが腹立たしいから
  • 住み慣れた自宅環境以外で寝泊まりするのがストレスだから
  • 住み慣れた日本文化以外の文化圏で過ごすのがストレスだから

11. ゴルフ離れ

  • いつでもどこでも自分の好きな時に好きなだけで遊べる、という手軽さが皆無だから
  • プア充に手を出せる趣味ではないから
  • スポーツの癖に汗をかいてヒーヒーしないから
    • 同様の理由でダーツやアーチェリーも嫌い
    • 身体を動かす以上、運動という根源的楽しさは味わいたい
  • 距離感が死んでおり、「棒を振って玉に当てる」系の動作が苦手だから
    • 同様の理由で野球やバッティングセンターもダメ

12. ギャンブル離れ

  • 結果に振り回されたくないから
  • 不確定要素は排除して、安定的に堅実に生きたいから

13. カラオケ離れ

  • 付き合うような友達がいないから
  • 音痴で恥ずかしいから
  • 自分の声がコンプレックスで、自分の歌を聞くと落ち込むから
  • 発声という行為が好きじゃないから
    • 「人生でタイピングした量 > 人生で喋った量」が成立するタイプの人間

14. 海離れ

  • 貴重品を安いロッカーに預けるのがイヤだから
  • 行き帰りが遠くてしんどいから
  • 一緒に遊びに行く友達がいないから
  • 肌が焼けて痛いから
  • クラゲに刺されると痛い&当たらないよう神経尖らせながら泳ぐのがイヤだから
  • 身体が浮きにくいから

15. 宝くじ離れ

  • 結果に振り回されたくないから
  • 不確定要素は排除して、安定的に堅実に生きたいから

ギャンブルと同じですね。

おわりに

以上、若者の●●離れについて、ひとりの若者として 15 個ほどコメントしてみました。

別に何も変なことは言ってなくて、ただ「自分のやりたいことがしたい」「やりたくないことや興味持てないこと、面倒くさいことはしたくない」というだけの話なんですよね。

昔はネットも本も乏しくて、みんな無知だったから、たぶん●●しかやることがなかったんだと思いますが、今はそうではない。主体的に生きれる時代になってます。今の時代に生まれてよかったと思います。

スクショでも著作権侵害?今回の違法ダウンロード方針は何が問題なのか

2019年2月、違法ダウンロードに関する新たな方針が決定され、スクショも違法になるという衝撃的なニュースが飛び交っています。これについて、陰謀論的ではありますが「何が問題なのか」を説明してみたいと思います。

元ネタ

今までの法律

  • 著作物の無断アップロードは違法(いわゆる 違法アップロード
  • 違法アップロードされた動画や音楽のダウンロードは違法

今回追加された方針

  • 違法アップロードされたコンテンツ(動画や音楽に限らない)のダウンロードは違法

何が問題か

要するに今回の方針は「違法ダウンロードの対象」を「動画・音楽 → あらゆるコンテンツ」へと広げようという案ですが、これの何が問題なのかを見ていきます。

(1) ネットを見る=違法、になる

今回の方針を踏まえると、

ネットを見るだけで違法になる

という恐ろしい解釈を取ることもできます。理由は二つあって、

  • (1) ネット上のコンテンツの大半は「違法にアップロードされた(著作権者に許可なく掲載した)」コンテンツを含んでいるから
    • まとめサイト全般
    • Twitter などの SNS
  • (2) そもそも「ネットを見る=ダウンロードする」だから

まず (1) ですが、昨今のネット上のコンテンツは多くの画像を含んでおり、その中にはテレビやマンガや雑誌などの一部シーン、あるいはイラストや地図などをキャプチャしたものも多くあります。まとめサイトから個人ブログまでそうですし、Twitter でも LINE のスタンプのように使っていたりする文化がありますよね。

今回の方針では、上記のようなサイトにアクセスしただけで違法になる可能性があります。

ここで、

「え?アクセスしただけで?ダウンロードしてないのに?」

と思われるかもしれません。

話を (2) に移します。そもそもネットを見る仕組みは「見る先のデータをいったん自分のデバイス(パソコンやスマホなど)にダウンロードする」となっていますので、見ただけでダウンロードになります。

※ちなみに、一度見たページは次見ると素早く表示されますが、これはあなたのブラウザが「一度見たページのデータ」を保存(つまりはダウンロード)しているからです。キャッシュと呼びます。

つまり、

  • 1: 利用者が自分の意思で、ネット上のあるデータを、名前をつけて保存する ← これはダウンロード
  • 2: 利用者が、ネット上のあるコンテンツを見る ← 実はこれもダウンロード

というわけですね。法整備をした政府側は、この違いもわかっておらずに「ダウンロード」という言葉を使っています。もしかしたら 2 も含まれているかもしれない。

それでも、今までは問題ありませんでした。違法アップロードされた動画や音楽を視聴さえしなければ何ら問題はなかったわけですし、正規に購入して楽しむ真っ当な人間であれば、そういった視聴をする機会は(騙されていた場合を除き)まずないわけですから。

ですが今回の方針では、違法の対象が動画・音楽以外にも拡大されます。静止画(画像)も対象です。そして、(無許可で掲載された)画像は、すでにネット上でありふれている。ネットを見ただけで違法になる、は大げさではないと僕は思っています。

※もうすこし厳密に書くと「著作権を侵害していることを知りながらダウンロードすると」といった条件もあるのですが、説明を簡単にするため、この点は省いてます。

(2) 政府「Twitter は閲覧禁止ね」 ← これも可能になる

今回の方針で(少し大げさに言えば)ネット利用者は全員、潜在的な犯罪者となります。もちろん、これを厳密に判断・判定することは現実的に不可能でしょうが、問題はそこではありません。

今までも、違法ダウンロードは NG だという法律を根拠に、以下のような規制指示が可能だったわけですが、

  • 政府「漫画村は違法アップロードの巣窟だから、アクセス禁止にしなさい」

今回の方針で、これをたとえば以下のように拡大することができます。

  • 政府「Twitter は違法アップロードの巣窟だから、アクセス禁止にしなさい」

前記しましたが、Twitter には、LINE のスタンプのような感覚で「マンガの一部シーンやイラストなどを無断で使う」文化があります。今回の方針では、それらを閲覧(ダウンロード)するだけでも違法になってしまいますから、言うなれば「違法した者がたくさん出現する」わけですね。法的には問題です。犯罪者がたくさんいるってことですから。規制の理由になります。

何が言いたいかというと、陰謀論的ではありますが、今回の方針が「政府にとって都合の悪い SNS を封じるための口実」になりかねない、ということです。

(3) NHK、JASRAC に続く第三の脅威も

NHK の受信料徴収や JASRAC の使用料徴収など、 法律による後ろ盾があるがゆえに暴走している 組織がありますが、

今回の方針はこのような脅威の出現を助長しかねないのではないか……というのは疑いすぎでしょうか。

おわりに

以上、主観的で陰謀論的ではありますが、今回の違法ダウンロード方針について、思うところがあったのでまとめてみました。

中国が国家的なネット検閲を行なっている話は有名ですが、つい先日、韓国もアダルトサイト遮断を行なっています。

ネットという自由を侵害する行為は勘弁してほしいところです。日本もこうならないことを祈るばかり。

なぜ結婚しないのか。その理由を「結婚しない派」の一人として語ってみた

結婚する/しないの議論は宗教論争(平行線)でしかありませんが、する派にとっては「なぜしないのか」という理由が気になっていると思います。そこで、しない派の一人として、「結婚はクソゲー」と題して、意見をまとめてました。

「なぜ結婚しないの?」 答:結婚はクソゲーだから

なぜ結婚しないのか。

一言で言えば 結婚がクソゲー だからです。

結婚がクソゲーな理由(1): 勝ち方がわからないから

結婚って「勝ち方」がわからないんですよね。 2 つの意味でわかりません。

  • (1) ゴールはどこ?
  • (2) どうやって勝てるの?

まず (1) ですが、ゴールがわからないんですよ。結婚って何をしたら終わりなんです?結婚式を挙げたら終わり?記念日を 3 年迎えたら終わり?結婚式の定義って?たとえば僕がお金に困ってる女性に 30 万渡して「今日一日結婚式に付き合ってください」と頼んでも、結婚式になる?違う?婚姻届が受領されればそれでいい?

……要するに終わりが見えないんですよね。終わりが見えないことはしんどいです。

それから (2) ですけど、たとえば異性の友達や恋人ってどうやったら手に入るんですかね?マニュアルとかリファレンスとか攻略本とかあります?無いですよね。既に結婚されている方も、マニュアルなんて書けないですよね。

……要するに どうやったら勝てるのかが明確に示せない んですよね。運ゲーなんですかね?

世の中を見てくださいよ。勉強にしても、ゲームにしても、趣味――たとえば僕が遊んでるプログラミングにしても、勝ち方は明確です。やればやった分だけ実力がつく。前進していける。

でも結婚は違う。進捗わからんし、フィードバックも来ないし、そもそも相手が「人」という曖昧で不安定なブツですからね。いつ何が起こるか、どう変わるかわかったもんじゃない。クソゲーです。

結婚がクソゲーな理由(2): 好きなジャンルじゃないから

たとえば RPG が好きな人がシューティングで遊んでも楽しくないわけです。それを「シューティング楽しいから!やらないと人生損するから!やらない奴は頭おかしいから!」などと言われても「はぁ」としかならないわけですよ。

僕は RPG が好き。シューティングはそうでもない。それだけのこと。

同じことが結婚についても言えます。結婚という人生活動もまた、一つのジャンルでしかない わけですよ。好きな人もいれば、そうでもない人もいる。嫌いな人だっているでしょう。

趣味は人それぞれ。嗜好も志向も人それぞれ。僕にとっては、結婚はそうでもないジャンルです。

にもかかわらず「結婚するべき」などと押し付けがましい人達がいますし、中には「結婚してない奴は信用ならない」とかいう人まで出てきます。そんなこと言ったら、僕も「プログラミングしてない奴は論理的思考力を持たないアホだ。猿と同じ。信用しちゃいけない」とか言いますよ。いや言いませんけど。でも、そういうこと言っているようなものですよ。

結婚について、そういうオレオレな人が実に大勢います。別段好きでもないことで、そんな仕打ちを受けていたんじゃ、そりゃ嫌いにもなりますよ。クソ鬱陶しい。

ここで「やってみなきゃわからない」「案外いいものだよ」勢が湧いてきたりしますが、知らんがな。 なんで「好きじゃない」と感じたことに対して、いちいち貴重な人生を費やさなあかんのよ。んなことしてたらきりないです。心配しなくてもやりたくなったらやりますって。やりたくなったらね。ほっといてくれませんか。

結婚がクソゲーな理由(3): 放棄できないから

早い話、結婚って 「飽きたんでやめようっと」ができないんですよね

やめたいのにやめられない。クソゲーじゃないですか。

もちろん、やめようと思えばやめられます。法的に離婚すればいいだけのことです。でも面倒くさいし、僕は凡人なので良心もあります。良心も苛まされます。こんなの、やめられないに等しい。

これは持論ですが、人は飽きる生き物です。そして脆い生き物でもある。飽きたら逃げたいし、辛ければ逃げないといけない。それができないと、いつまでたってもストレス溜め込んで不幸になるんですよ。中には DV で怪我とか(脱線して仕事の話になりますが)過労死とかいった事態に陥ることもあります。そんなのイヤですよね。僕はイヤです。

放棄できない。これって相当なリスクですよ。クソゲーを遊び続けなければならないという状況――想像しただけで頭がおかしくなりそう。

「結婚はゲームじゃない」「結婚はそういうものじゃない」に対する僕の意見

あなたはそうかもしれませんが、僕は違います

僕にとって人生は「つまる、つまらぬ」です。いかに楽しめるか。面白いか。それだけです。社会や未来のためにとか、自然の摂理として、生物として当然のことだとか、そういうのはどうでもいい。そういったことは、そういったことに熱心な人や、そういったことで楽しめる人に任せればいい。

で、話を戻しますが、楽しさや面白さを担保できる賢いやり方が「ゲーム」です。明確なゴールがあって、進捗も可視化されて、トライしたらエラーというフィードバックが返ってきて、何度でもトライできて……。そうやって少しずつ前に進んでいける。人類が編み出した、偉大なシステムです。だからゲームは楽しいんです。テレビゲームにせよ、スポーツにせよ、こんなにも広まっているんだと思います。

一方で結婚はどうでしょう。この性質をまるで満たしてない。ゲームとしての性質をまるで満たしていないんです。クソゲーです。

おわりに

以上、「なぜ結婚しないか」に対する一意見をまとめてみました。

これが「なんで結婚しないの?」と疑問を抱く「結婚する派」の皆さんに通じましたら幸いです。(文章が下手だったら申し訳ありません……)

恋人や友達に頼らずソロで人生充実を目指す『Soloism(ソリズム)』

f:id:stakiran:20190212200629j:plain

恋人や友達をつくることは人生充実の常套手段ですが、誰にでも向いているものではありません。僕もそうです。ぼっち歴15年、彼女いない歴=年齢のアラサーになってしまいました。

むしろ「恋人も友達もいないままで充実させる……という方向性で考えた方が賢いのではないか?」とさえ思います。そういうわけで僕なりに今まで追求してきました。Soloism(ソリズム) という名前でまとめます。

Soloism(ソリズム) とは

Soloism(ソリズム) とは恋人や友達に頼らずに人生を充実させる生き方。ライフスタイル。人生観。

Soloist(ソリスト) とは

ソリズムに取り組む者を Soloist(ソリスト) と呼ぶ。

ぼっちやソロ充とはどう違う?

ぼっちソロ充 も「ソロの自分(ひとりぼっちの自分)」を指す言葉ですが、どちらも「ただの状態」を指します。

一方、ソリズムは「人生観」を指します。

ソリズムは次のように言い換えることもできます。

  • ぼっちやソロ充といった状態になることが多い過ごし方で、いかに人生を充実させるかを考えること
  • 自ら好きでぼっちやソロ充といった状態になること(あるいはその理由・事情)

なぜソリズムという用語をつくった?

鋭い方は気付いておられるでしょうが、ソリズムとは僕の造語です。

なぜこのような用語をつくったかというと、以下の背景があります。

  • 恋人や友達と過ごすことだけが充実ではないはず
  • それらに頼らない生き方があったっていいはず、というか無いと僕が困る
  • とりあえず、扱いやすさのためにも名前が欲しい
  • 「ぼっち」や「ソロ充」はどうか?
    • どっちもダメ
    • 既にネットスラングとして定着しており、単なる状態を指す言葉
    • ぼっちはネガティブな響きだし……
    • ソロ充は ひとり行動するリア充 みたいな意味だし……
  • 無いならつくろう

※(余談) 本ブログの名前「ストレスフリーなソロ充ライフ」の「ソロ充」も、実はソリズムという意味として使っていたのですが、ソロ充という言葉では通じないことがわかり、今回このソリズムという用語をつくりました。

なぜソリストという生き方を選ぶのか?

ソリズムとは恋人や友達に頼らずに人生を充実させることであり、これに取り組む者をソリストと呼びました。

では、なぜソリストという大変そうな生き方を目指すのでしょうか。

それは ソリストの方が楽だから(ストレスフリーだから) です。

恋人にせよ友達にせよ、対人関係は時間も精神も多く消耗しますが、なぜか「やらなければならない」ことだと信じられています。ゆえに向いていない人もやらざるをえず、消耗し疲弊してしまう……。悲しいことです。

ソリストに向いている人

ソリストに向いているのは、以下が当てはまる人です。

  • いない歴成人
  • 考えたがり
  • マイペース
  • インサイドメンタルが弱く、アウトサイドメンタルが強い
  • ブラックボックス嫌い

詳しく見ていきましょう。

いない歴成人

「恋人いない歴 = 年齢」の成人 である。

その名のとおりです。恋人いない歴が二十歳以上を超えちゃった人を指します。

「いない歴成人」は、恋人や友達といった対人関係に疎かったり、あるいはよほど不器用だったりします。下手にそちらを目指すよりも、ソリストを目指した方が楽かもしれません。

考えたがり

友達の定義(友達とは何か) についてよく考える。

友達の定義とは何か、といったことをよく考える人は「考えたがり」の性質があり、何事もまず疑ってかかり、本当に自分にとって必要なのかどうか、あるいは損得などを真剣に考えようとします。

恋人や友達と付き合うことは、どちらかと言えば理屈ではなく感覚や本能ですから、「考えたがり」には向いていない可能性が高い。なら、下手に目指すよりも、ソリストを目指した方が楽かもしれません。

マイペース

相手のペースに合わせるのがストレス で、一人で行動することが多い。

たとえば以下のようなことです。

  • 例1. 学校行事はテキトーにサボって一人でゲーム、読書、その他趣味を楽しむ
  • 例2. 友達と過ごしていると「あー、早く帰って~~がしたい」などと思うことが多い

人付き合いは多かれ少なかれ自分のペースが乱れます。乱れることがイヤなのであれば、必然的にソリストを目指すことになるでしょう。

弱インサイドメンタル、強アウトサイドメンタル

ソリストは インサイドメンタルが弱く、アウトサイドメンタルが強い 傾向にある。

インサイドメンタルが弱いとは:

  • 人と関わった時のメンタルが弱く、ささいなことが気になって消耗する
    • 例1. Aさん、挨拶返してこなかったけどなんで?
    • 例2. なんで私のメッセージ(やツイート)に誰も反応してくれないの?
    • 例3. Bさん、私の時と C さんの時とで態度が全然違うんだけど

アウトサイドメンタルが強いとは:

  • 人と関わらない時のメンタルは強く、外見えは気にしない
    • 例1. 髪型は床屋でテキトーに(男性ならスポーツ刈り、丸刈り、角刈り、坊主など)
    • 例2. ぼっち飯は平気(教室や食堂で一人で食べる)

つまり「アウトサイドメンタルが強い」から対人関係が構築されづらいし、そもそも「インサイドメンタルが弱いから」たとえ構築できたとしても疲弊しやすい。そんな対人関係に向いてない性質があるわけです。

ブラックボックス嫌い

好感度が見えないことや、どこがダメなのかフィードバックが返ってこないことなどがもどかしい

ブラックボックスとは「中身が見えない」「原因がわからない」といった状態や制約を指す言葉ですが、対人関係は典型的なブラックボックスです。パラメーターという形で現状態を知ることができず、どう改善していけばいいのかもわかりません。じゃあどうするかというと、曖昧な言動や空気、ニュアンスといったものから学ばないといけないのですが、これが苦手な人もいます。

「好感度が見えたら楽なのに」

「どこがどのようにダメなのか、具体的にフィードバックをくれたらいいのに」

などと不満に思います。

対人関係についてこのような不満を抱く人は、ブラックボックスが嫌いな人であり、ソリズムに向いていると言えます。

ソリズムではどうやって人生を充実させるのか

ようやく本題です。

ではソリスト――ソロでも充実させるというソリズムな人は、どうやって人生を充実させれば良いのでしょうか。

ヒントを三点ほど挙げます。

  • まずは趣味を
  • 次にストレスを
  • そしてパワーアップを

以下、それぞれについて見ていきます。

まずは趣味を

ソリズムでは 人生の充実とは、趣味の充実である と考えます。

自分が楽しめる趣味をいかに開拓し、手に入れるかが最重要です。

アプローチとしては、以下の 2 つがあります。

  • 広く浅く:『多趣味』
  • 狭く深く:『没頭』

また、ソリズムはソロであるがゆえに「多人数で楽しめる趣味を楽しめない」という弱点もありますので、ここも上手くカバーする必要があります。

このあたりの話は、本ブログでも扱っているので、参考にしていただければと思います。

次にストレスを

一般的に人生の充実には波があります。山谷があるとも言いますが、要するに 充実している時は本当に充実しているが、その分辛いことも多い んですよね。恋人にせよ、友達にせよ、対人関係はその筆頭でしょう。

ソリストは、そういう慌ただしさを嫌う傾向があります(あると思います)。

幸いにも、ソリストはソロですから、そういう慌ただしさとは距離を置きやすい。これは言い換えれば ソリストはストレスフリーを手に入れやすい と言えます。

このような「ストレスを減らすことを重視する」過ごし方を、僕は Flatism(フラティズム) と名付けて整備し始めました。

大きなプラス(充実)はなくとも、ストレスというマイナスを極力なくせば、トータルで見れば穏やかです。穏やかに、小さいけど継続的に充実し続ける、といった平坦道を歩くのような人生ですね。僕は山谷よりもこっちが好きです。

ソリストはソロですから、このような生き方もしやすい。

そしてパワーアップを

自分を成長させることは楽しいことですし、成長できれば行動の幅も広がります。

そういうわけで、余力が出てきたら自分を成長させる何かに手を出すことをおすすめします。趣味として楽しめれば言うことなしです。

いくつか例を挙げます。

小説でも構いませんが、僕は自己啓発書やビジネス書が好きです。胡散臭いイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれませんが、色んなテクニックや物の見方を知ることができます。面白いネタや気になるネタだけをピックアップすればいい。1冊読んで「2個しか発見がなかった」でもいいです。

日常を生きているだけでは、まず知ることのできない事柄を手軽に知れるので重宝します。

ライフハックとは Life(生活) を Hack(工夫) するためのテクニックやアイデアを指します。たとえば「パソコンの動作を早くするために~~の設定をいじる」もライフハックですし、「洗濯が面倒なバスタオルではなく、ハンドタオルで身体を拭く」もライフハックです。

ライフハックというと、一部の意識高い人達だけが使っているイメージがありますが、要はただの「生活における工夫や知恵」です。「おばあちゃんの知恵」という言葉がありますが、そういう意味では、おばあちゃんはベテランのライフハッカーと言えます。

ライフハックは、知っているのと知らないのとでは利便性が何倍も違ってきますので、積極的に取り入れたいところです。幸いにも、色んな人が本やウェブなどでノウハウを公開していますから、色々と調べてみて、興味がありそうなものから読んでみましょう。

おわりに

Soloism(ソリズム) というライフスタイルについて紹介してみました。

ひとりが好きな人や、対人関係が苦手な人の参考になれば幸いです。

関連記事

本ブログでは「ソロ充」カテゴリがありますが、大半は「ソリズム」という意味で使っているので、ソリズムの関連記事として参考になるかと思います。

一人で運動したい!でも人と違うことがしたい!そんなあなたに贈るマイナーなスポーツ趣味 4 選

f:id:stakiran:20190209155454j:plain

運動したい。でも一人でしたいし、人と違うことがしたい。そんなひねくれた(?)あなたにピッタリの、マイナーなスポーツを 4 つほど紹介します。何を隠そう、僕もひねくれ者の一人で、紹介する 4 つはいずれも僕自身が年単位で遊んできたものです。

1. サイクリング

f:id:stakiran:20190209154348j:plain

サイクリングというと「別にマイナーじゃなくない?」と思うかもしれません。自転車で町中や自然をぶらぶらと散策したり、ちょっと長い距離をのんびり漕いだりするイメージがあります。そのイメージで大体合っていますが、ちょっと違います。

ここで前提とする乗り物は ママチャリではなくクロスバイク です。

  • ママチャリ: 走行性能が弱い
  • クロスバイク: まあまあ強い
  • ロードバイク: かなり強いが、お金も手間もかなりかかるマニアックな世界

クロスバイクという 「まあまあ性能のある乗り物」で移動範囲を拡張する。それがここでいうサイクリングです。

ただし、性能が欲しいからといってロードバイクには手を出しません。あれは走行性能こそ最強ですが、非常にマニアックで非現実的な手間がかかります。たとえるならゴルフやテニスのようなもので、リッチかつ学習能力にも優れた人たちの趣味です。凡人が手を出してはいけません。

一方、クロスバイクであれば趣味として嗜むには現実的なラインですし、実際、町中でもよく見かけるのではないでしょうか。それでありながら、ママチャリでは味わえなかった世界を味わえます。

で、具体的に何をするの?

さて、このクロスバイクが何を見せてくれるかですが、僕が遊んできたことをいくつか挙げてみます。

  • 10km 離れた隣町に(普段は電車だがあえて自転車で)行ってみる
  • 5km の通勤経路を電車ではなく自転車で通勤する
  • 近所の大きく長い河川をのんびり散策してみる
  • 近所の、坂道の多い町のてっぺんを目指してみる
  • 近所の、登山道(10km 近くひたすら坂道の道路)のてっぺんを目指してみる
  • 昔通っていた小中高大、アルバイト先などに行ってみる
  • 近所を漏れなく散策してみる
  • ……

要するに 探検や散策の範囲が広い んですね。歩きよりも、ママチャリよりも、断然軽く、楽に、速く漕げるのは本当に快適です。

特に低ギアが軽くて(平地だと「軽っ!?」と空振りするかのごとく軽い)、km 以上の坂道もグングン登れます。僕の地元は坂道や山が多い地域なのですが、あちこち自分の足だけで登ることができて感激していました。眺めが良いのもまた格別。

散歩の上位互換

散歩が好きな方は、知らない道や土地を歩く感覚を思い出していただけると、大体合ってます。その移動性能がグンとアップしたバージョンが、クロスバイクによるサイクリングです。 散歩の上位互換 と言っても良いかもしれません。

はじめかた

始め方は単純で、クロスバイクを購入して練習するだけです。

本ブログでもいくつか記事にしているので参考にしてください。

最初はママチャリとの違いに戸惑うかと思いますが、一度慣れたら、もう手放せません。僕は一時期一日何時間も乗っていました。自分の足であちこち散策するのは、本当に楽しい。

まとめ

サイクリングとは...

  • クロスバイクという手軽なチート移動性能乗り物で、
  • 散策の行動範囲を爆発的に広げる、
  • 言うなれば 散歩や散策の上位互換 である

2. パルクール

f:id:stakiran:20190209154529j:plain

パルクールと言えば派手なアクションに目が行きがちですが、趣味として遊ぶ場合は 子供の遊具遊び、アスレチック遊びの「大人バージョン」 みたいなものです。

パルクールには最低限守るべき心がけやマナー、それから「こういう障害物はこんな動きで越える」的な技のセット、「こういうトレーニングをしたらこういう能力が鍛えられる」といった鍛錬方法のセットなどがあります。これらに従いつつ、黙々と鍛え、遊んでいくイメージです。

僕がパルクールで得たこと

いくつか挙げます。

  • 公園で数時間くらいは遊べるようになった
  • 体幹が鍛えられ、日常生活が楽になった(また他のスポーツにも取り組みやすくなった)
  • 自分の運動神経、身体の各部位の筋力や柔軟性など、身体の仕様がわかるようになった
  • 遠い距離、高い壁などを越えるためには、結局地道に鍛錬と練習を重ねるしかないのだと実感できた
  • 身体を動かし、汗をかくことが純粋に楽しいことを再認識できた
  • ……

まとめると、(1) 公園やらアスレチック的な場所で遊べる視点や身体能力の獲得、(2) 身体能力の向上と自己限界の把握、(3) 身体を動かすという根源的楽しさの再認識、あたりでしょうか。

はじめかた

パルクールの始め方ですが、まずは 教室やワークショップなどで体験する ことをおすすめします。

地元に教室がないか検索してみましょう。あるいは、下記のようなリンク集から情報収集してみてください。

独学で学ぶことも可能ですが、習得が遠回りになる、大の大人がみっともなく屋外で一人で練習することになる、など色々と厳しいのでおすすめはしません。昔は情報が不十分で、独学するしかなかったのですが、今はだいぶ整備されてきました(それでも全国どこにでも教室があるほどメジャーとは到底言えませんが)。独学は最後の手段にして、まずは既存の手段を探してみましょう。

そして、ある程度基礎が身に付いてきたら、一人で公園やら広場やら自然やらに出かけて、遊んでみます。 遊び場って至る場所にあるんだなぁ と気付けると思います。

僕も一時期は毎週末、近所の公園やら広場やら何やらを片っ端から見に行って遊んでいましたし、何なら仕事帰りとか昼休憩とかも「遊べそうな場所ないかなー」と探していたくらいでした(苦笑)

まとめ

パルクールとは、

  • 身体一つで障害物を乗り越えるという体系であり、
  • 町中や自然を遊び場にできる能力を手に入れることができる
  • あえて言うなら 子供の遊具遊び、アスレチック遊びの「大人バージョン」 が手に入るようなもの

3. シャッフルダンス

f:id:stakiran:20190209154644j:plain

シャッフルダンスとは地面を滑るような動作が特徴的なダンスです。ゲーセンにある音ゲー DANCERUSH STARDOM の元ネタにもなっています。

基本となる動きは ランニングマンTステップ の 2 つ。要領が良ければ 1 日で習得できちゃうような、かんたんな動きですが、奥はとても深く、前後左右どこに動くのか、足の引き幅や上げ幅はどうするのか、また上半身はどう動かすのか――といったバリエーションが無限に存在します。

シャッフルダンスの魅力(1):自己表現という世界

シャッフルダンスの魅力は、(これはダンス全般に当てはまる話ですが) 曲に合わせて自己表現をする、という(おそらく今まで体験したことがないであろう)新鮮な遊び を味わえることです。

実際にやってみるとわかりますが、自分の動きというものは思っているよりも百倍ダサくて、「どうやったらカッコよくなるんだろう」と考えながら修正していく楽しみがあります。

もう一つ、いわゆる 音楽にノる 楽しさも味わえます。音楽に合わせてリズムカルに動くことの楽しさは、音ゲーやライブといった形で既に知られているかと思いますが、ダンスは全身運動ですから、運動そのものの楽しさもあり、これら消費型趣味の、さらにワンランク上のステージでノることができます。

自己表現とノリ。今まで味わったことがない方は、これを期に、味わってみることをおすすめします。

シャッフルダンスの魅力(2):なめらかな世界

シャッフルダンスを覚えると、地面上を滑らかに滑ってあちこち動き回ることができます。

これがすこぶる楽しいんです。

なんと言えばいいのか、 子供が氷の上ではしゃぐ時の楽しさを、シャッフルダンスをもって地面上で実現する とでも言いましょうか、滑りながら移動するのが楽しいんですよね。

圧倒的な手軽さ

シャッフルダンスの暴力的恩恵の一つは 自分の身体一つで、どこでもすぐにはじめられる「手軽さ」 にあると僕は思ってます。それこそ、

「仕事でちょっと疲れたなー、少し身体を動かすか」

ベランダに出て、ちょっとシャッフルダンスする

くらい手軽に遊べますし、環境が許すなら部屋の中で踊ることもできます。

「運動したいならその場で筋トレすればいい」というとその通りですが、筋トレってつまらないじゃないですか。でもシャッフルダンスは違う。自分の好きなペースで、動きで踊れる。

この手軽さは本当に凶器だと思います。僕は去年、シャッフルダンスに出会いましたが、去年の出会いベストワンを挙げるとしたら、間違いなくシャッフルダンスですね。おかげで会社の昼休憩にシャッフルダンスを取り入れ、運動不足をあっさり解決できてしまいました。

自由自在な運動負荷

シャッフルダンスは全力で踊れば瞬発的にもなりますし、ゆるく踊れば 3 分くらい動き続けられる有酸素運動にもなります。

自分次第で思い通りにペースをコントロールできるので、運動効果・運動習慣として非常に重宝します。上にも挙げたとおり手軽ですしね。

DANCERUSH STARDOM の存在

シャッフルダンスで遊ぶことのメリットの一つは、「ダンスラ」の呼称で親しまれる DANCERUSH STARDOM で遊べることでしょう。

ダンスという、ただでさえ楽しい要素にゲーム要素が加わっているのです。楽しいに決まってる。僕は普段ゲームをしない人ですが、ダンスラのプレイ時間は軽く 100 時間超えてますね。

※実を言えば僕はダンスラ → シャッフルダンスの順で始めたので、その逆については何も語れないのですが……。

ダンスラはいわゆる音ゲーですが、音ゲーというと普通は指や手や足を淡々と動かすものばかりです。対してダンスラは、足を淡々と動かす側面はありますが、自由に踊って楽しめる側面もあります。音ゲー要素とダンス要素をミックスした、新しい体験のゲームだと僕は思います。

はじめかた

シャッフルダンスのはじめかたですが、

  • (1) ダンスラで遊ぶ
  • (2) 独学でランニングマンと T ステップを学ぶ
  • (3) シャッフルダンスの練習会に参加してみる

という流れが良いのではないかと思います。

重要なのは (1) で、まずダンスラを楽しめる感性がなければ、たぶんシャッフルダンスも楽しめません。ずはゲーセンでお金を出せばすぐに遊べるダンスラにて、適性を試すのが良いでしょう。

「あー、これ私には向いてない」「いまいち楽しくないな」とわかったら、そこでやめれば済むことですから。逆に「おっ、楽しいかも」「もっと動き回れるようになりたい!」と思えてたら、先に進みましょう。

シャッフルダンスは(本当に人から褒められるレベルのかっこいいダンスを目指すのでもなければ)独学でも十分身に付きます。こんなブログを書いてる不器用なおっさんでも楽しんでるわけですし。

ダンスラについてはいくつか記事があるので、併せて参考にどうぞ。

まとめ

シャッフルダンスとは、

  • 地面を滑るという割と簡単な動きで、
  • 運動負荷制御、自己表現、音楽へのノリなどを自在に味わえる遊び
  • DANCERUSH STARDOM という専用の音ゲーもある

4. なわとび

f:id:stakiran:20190209154748j:plain

子供の遊びと侮ることなかれ。なわとびはとても奥深く、実は世界大会もあったりします。

100 を超える技 ~フリースタイル~

なわとびにはたくさんの技があります。

上記リンクは (1) 日本ロープスキッピング連盟(JRSF)が提供するなわとびの技一覧と、(2) 連盟は関係ないですが主な技を一通り見れる動画、それから (3) なわとび界の凄い人の動画チャンネルです。

これら技をおぼえて、組み合わせられるようになると、非常に楽しくなります。

n重跳び、n は最高いくつだと思いますか?

2019 年 2 月現時点での最高は 7 です。

さすがにこれは極端にしても、なわとびには 何重跳びまで跳べるかを目指す、というシンプルながら奥深いチャレンジ という遊び方があります。僕も夢中になって遊んでいたものでした。(ちなみに最高は 4 重跳び連続 3 回です)

(余談) 簡単に所感について書いておくと、こんな感じですかね。

  • 3 重跳び …… 子供や女性でも普通に達成できる
  • 4 重跳び …… 遊び続ければそのうち達成できる
  • 5 重跳び …… よほど体力がずば抜けているか、そうでなければ年単位の熱心な練習や身体作りが必要
  • 6 重跳び …… かつて世界で数人しかできなかったレベル
  • 7 重跳び …… 意味わからん

まずは 3 と 4 を目指すと良いと思います。5 は……僕は無理だったなぁ。心残りです。そのうちリベンジしたいですね。

マラソン的な楽しみ方 with スリル

なわとびは 前跳びをできるだけ長く跳び続ける といった持久的な遊び方もできます。

マラソンと違うのは 一度でもひっかかったらそこでおしまいというスリル ですね。緊張感を持ちながら長時間動き続ける……こんな体験ができるのはなわとびだけだと思います。

圧倒的気軽さ

なわとびも、シャッフルダンスほどではありませんが どこでも遊べる気軽さ があります。ロープ一本と、ちょっとした広さのジャンプできるスペースがあれば、もう遊べますからね。

ちょっとした暇つぶしから、定期的な運動習慣まで幅広く活用できます。

はじめかた

なわとびの始め方ですが、基本的には独学で頑張りましょう。

幸いにも情報源には困りませんし、簡単な技もたくさんあるので、無理なく楽しめると思います。

運動不足で前跳びすらままならないという方は、まずは前跳びを連続で 300 回跳べるレベルを目指します。その過程で「あ、結構楽しいかも」と感じたら、先に進みます。「なんだこれ、つまらん」としか思えないのなら、残念ながら諦めましょう。なわとびはロープを跳ぶことの繰り返しなので、初期の段階で、この行為に楽しみを見出せないのなら「向いてない」という他はありません……。

まとめ

なわとびとは、

  • 誰もが知るスポーツだが、100 以上の技 があって案外奥深い
  • n重跳びのような瞬発的世界から、マラソンのような持久的世界まで幅広く遊べる
  • ロープ一本でどこでも遊べる手軽さも良し

おわりに

サイクリング、パルクール、シャッフルダンス、なわとび。

4 つほど紹介しました。

いずれも初期ハードル(サイクリングはクロスバイクを買うお金、それ以外は一人で外で練習する気恥ずかしさ)が結構キツイですが、ここを乗り越えれば、年単位で楽しめる運動が手に入ります。しかも、多くのメジャースポーツとは違い、一人でマイペースに楽しめますし、マイナーなので承認欲も満たしやすい。

僕みたいにひねくれている方は、ぜひ遊んでみてください。

p.s. サイクリングはスポーツというよりアクティビティですが見逃してください……。

関連記事

サイクリングとシャッフルダンス(というよりダンスラ)については、当ブログにもいくつか記事があります。

大学 4 年間をぼっちでソロ充に過ごした僕が考える、ぼっちの大学生活戦略

f:id:stakiran:20190209081848j:plain

大学生活の過ごし方は様々ですが、別にリア充を目指さずとも充実させることは可能です。僕は大学 4 年間をぼっちとして過ごし、またソロ充してきました。

やる気がない、あるいは適性がないのにリア充を目指すのは苦痛だと思います。では、ぼっちはどんな風に過ごせばいいのでしょうか。僕の大学生活を振り返った上で、9 つにまとめてみました。

1. 学食はぼっち飯する

ぼっち飯できるメンタル を一刻も早く身に付けたいところです。

「ひとりが恥ずかしい」などという価値観は行動を非常に狭める原因となり、これをこじらせると、大人になって新しい趣味に手を出せなくなったり、定時で帰りたいのに「みんな残業しているから」と残業族から抜け出せなくなったりします。やりたいことよりも恥や空気が勝ってしまい、身動きが取れなくなるわけです。

逆にぼっち飯できる程度のメンタルがあると、大人になってからダンスを始めたり、定時で帰りますと周囲にアピールして定時キャラを勝ち取ったりできます。恥とか空気とか、そういったものを軽視して、自分を優先できます。

2. サークルは入らなくてもいい

サークルのメリットは(部活動やマニアックみたいなガチな場所を除き)出会いですが、出会っても自分から行動しなければ恋人や友達はできません(顔見知りは増える)。言い換えると、自分から行動する気がないのなら、サークルに入ったところで恋人や友達はできないとも言えます。

行動する気はありますか?努力するつもりはありますか?

もし、ないのであれば、サークルには行かなくてもいいです。

ここで二点ほど Q&A を。

  • 質問1「恋人はともかく、友達や顔見知りさえいないのは辛すぎるのですが」

答1:大学では演習やグループワークがあり、ある程度は人付き合いの機会があります。顔見知りも増えます。何十人と豊富に知り合いたいのでもなければ、これで十分です。

  • 質問2「サークルに入ってないと就職に不利だと聞きますが」

答2:全く関係ないです。就活はほぼ 自己アピールの仕方と会社との相性 で決まります。それこそ恋人をつくるのと同じようなもので、広く浅く行動して、相性が良い・反応が良い相手が見つかったら、そこに注力していくという感じです。サークルに入っているから内定が取れるのではなく、アピールが上手で相性も良かった人がたまたまサークルにも入っていた(そして自分の主体験であるサークルをアピールのネタにした)、というだけの話ですね。

3. お酒は飲まなくてもいい、タバコはやらなくていい

お酒やタバコは不健康な上にお金もかかる代物なので、手を出さない方がいいです。

これらは言ってしまえば 覚せい剤の超ライト版 みたいなもので、気持ちいいですが身体を蝕む上に依存性があるという厄介な代物。一度手を出して、慣れてしまうと、中々やめられなくなります。

自分から興味本位で手を出すのはやめておきたいところですし、周囲がやっているからとか、先輩から勧められたからとか、そういった理由で始めるのも控えたいところです。その蓄積が依存をつくるわけですから……。

ちなみにお酒については、月一の飲み会で一、二杯飲む程度なら問題ないと思います。僕もやっていましたが、特に依存にまでは至っていません。

※今の時代、よほどブラックでもなければ、無理に飲まされることはありませんが、研究室配属や就職後の新人歓迎会など「断りづらいイベント」があるので、一杯くらいは飲めるようにしておくと楽です。それさえもイヤなら、 一杯すら飲めないというキャラ(設定) を何かしらつくる必要があります。個人的なおすすめは「医者に止められてまして……」「なんか肝臓が弱いみたいです」のように病気や体質の設定か、あるいは「自転車(クロスバイクなど本格的なやつ)で来てます」「車で来てます」など飲酒運転を避ける系の設定です。

4. バイトはよく考えて

まず生活費や学費が必要だとしたら、バイトはやむを得ません。せめてためになるもの、楽しいものを選びたいところです。僕はいわゆる苦学生でしたが、人付き合い経験が圧倒的に少なかったので、接客業(それも広いフロアを自由に回って臨機応変に対応する系のやつ)にしました。

次に、ただのノリやお小遣い目的で始めようとしている場合ですが、基本的にはやらない方向に倒す ことをおすすめします。というのも、 2ヶ月の夏休みをはじめ、こんなに時間があって、しかも身体も若い時期は、後にも先にも一回だけ です。バイトなんか入れたらもったいない。

お金はどうせ社会人になったら増えます。忙しくて使う暇もあまりありません。物欲はその時になってからでいい。

一度しかない、圧倒的なモラトリアム時間を、存分に楽しみたいところです。

5. 知的好奇心を満たすという遊び、楽しみ、喜びをおぼえる

知的好奇心が育まれていると、「一生一人でもいいわ」「一生かかってもまだまだ遊び尽くせない」といった境地に比較的簡単に至れます。無理して人付き合いを続けたり、物品やサービスにお金を使って消費し続けたりせずとも、本や勉強などで手軽に暇を潰せます。満足度も高い。

ですが知的好奇心は、一朝一夕には育まれないところが厄介です。大学生のうちにぜひ鍛えておきたいところですね。といっても、やることは単純で、

  • 楽しそうな講義を受けてみる
  • 図書室で面白そうな本を読んでみる

などです。要は講義と本で鍛えます。

向き不向きがあるので「やっぱつまらないわ」と思ったら撤退しても良いですが、これを育んでおくと人生の財産になるので、一度はトライしてみることをおすすめします。

6. 運動をなにか嗜む

運動不足は長い目で見ると損をします。

  • 不健康で身体が重い、痛い、病院通いが必要になる
  • 体力がないため、移動が不便(行列待ちのエレベータで待たざるを得ないなど)
  • 体力がないため、行動範囲が狭くなる

忙しい社会人になってから運動を始めるのはキツイので、今のうちに何か運動に嗜んで、慣れておくと良いでしょう。

おすすめは 一人で取り組めるもの です。以下に僕が取り組んできた運動の例を示します。

  • ランニング
    • 定番中の定番ですね
  • 長時間の散歩
    • 大学周辺が自然だったので、よく散歩してました
  • サイクリング
    • 移動性能の高く、坂道を登りやすい低ギアを持つクロスバイクがおすすめ
    • 街から山までスイスイ進めます
  • なわとび
    • 実は世界大会も開催されるスポーツだったりします
    • 何十という技があって奥深いです。詳しくは JRSFトリックシート
  • シャッフルダンス
    • 平地一つあればすぐに踊れるというやりやすさが魅力
    • ゲーセンにはダンスラというダンスゲームもあります

7. 徹夜はしない

無理な生活習慣はストレスとダメージになります。若い頃は一徹ところか二徹も可能だったりしますが、20 代後半にもなると身体が壊れるようになります。 徹夜で乗り切れるという悪癖があると、社会人になって間違いなく苦労します。社畜精神に繋がりかねませんし、身体を壊したら大変です。

毎日規則正しく生活して、その範囲内で自分がどこまで動けるのか、という要領と目安 を知っておきたいところです。それが「自分が無理なく動けるライン」であり「限界」です。その範囲で日々過ごすことを心がけると、無理なく日常生活をおくれます。

身体は本当に大事なので、今のうちに身に付けておきたい習慣です。

8. 興味のある講義を受ける、学部へ行く

一日何時間も過ごす授業や演習がつまらなければ憂鬱です。

僕はプログラミングが好きだったので、情報系の大学に行きました。またハード(ロボットなど物理的な世界)よりもソフト(プログラムなど論理的な世界)の学部を選びました。おかげで授業も演習も楽しいことが多く、苦しみながら参加している多数の学生さんよりは得をした気分でした。

あと一年二年の時は、単位のために情報以外の授業を取る必要があったのですが、楽しそうな授業を取りましたね。文化人類学や経営学は面白い講義でしたし、体育ではカバディやアーチェリーなど珍しい体験もしました。

せっかく高額を払って、大学に来ているのですから、興味や直感の赴くままに溺れましょう。 「真面目に授業受けるのダサイ」みたいな価値観は相手にしなくていいです

9. 講義は自力で切り抜ける

社会人になると腐るほど頭を使います。頭を使うことに慣れてないか、あるいは放棄すると、つまらない仕事ばかりやる雑務マシーン、もしくは何も考えず言われたとおりにしか動けない社畜と化します。

今のうちに鍛えておくと思って、 講義もテストも全部一人で切り抜ける くらいのつもりで望みましょう。

僕は入学後、誰にも頼らず、分厚いシラバスや講義概要資料などを読み込んで「卒業までに n 単位必要で、1年生のうちに m 単位取ればいい、そうすると必要な授業は……」といった感じで戦っていました。また、テストでも過去問などは入手せず、一から勉強して切り抜けていました。

中々に苦しかったですが、基礎力はついたと思います。今、こうして毎日定時退社やらソロ充やらを勝ち取れているのも、この時鍛えた基礎のおかげだと思っています。

……まあここは賛否両論ですね。もっと色んな経験を積みたいとか、遊びたいとかいう人は、自力ではなく他力で効率よく切り抜けて、時間を浮かせるのもアリでしょう。

※ちなみに一年二年で頑張っておくと。残り二年はずいぶんと楽になります。僕は三年の時は「週に 3 日、2~3 限分だけ大学に行けばいい」状態でしたし、四年の卒業研究に至っては(手抜きの研究室&成績良くて教授から信頼されていたおかげで)先輩のメンターがつかず、1ヶ月で終わる研究をさっさと終わらせて、自由を謳歌してました。

おわりに

以上、大学 4 年間をぼっちに、でもソロ充に過ごした僕が考える、ぼっちの大学生活戦略でした。

大学次第では当てはまらないかもしれませんが、こんな先輩もいるんだよ、という感じで参考にしていただければと思います。

関連記事

Skippable Routine-Task(スキップ可能なルーチンタスク)について

ルーチンタスクには「Skippable(スキップ可能)」という性質があります。

Skippable というアプローチ

たとえば 1 ヶ月後にイベント A に参加するとします。

A に参加するためには以下のタスクが必要です。

  • 参加登録
  • 当日のタイムテーブルと参加ブース確認
  • 当日の行き方確認
  • 当日の持ち物リスト洗い出し
  • 当日の持ち物を準備
  • ……

これらは 1 ヶ月後までに行わなければならないのですが、では日々どのように対処していけばいいのでしょうか。

このアプローチの一つが Skippable なルーチンタスク です。

つまり、

  • 「イベント A について準備してね @1」

という @1(頻度=毎日) のルーチンタスクをとりあえず置いておく のです。

そうすれば、日々のタスク管理の最中に「あ、A についてそろそろ進めないといけないなー」と判断し、必要に応じて行動に移せます。このタスクは毎日登場しますから、うっかり忘れてしまうことはありません。これは 毎日 1 回は、イベント A について考える機会を獲得している とも言えます。

そして、最も重要なことは、名前の由来にもなっていますが、

「今日はいいや」とスキップできる

ということです。

気が向かなければスキップしていい。スキップしていいというゆるさがある。これが Skippable なルーチンタスクの最大のメリットです。 気負わずに済む。しかし毎日登場するから忘れない のです。

Skippable なルーチンタスクの問題点

しかし Skippable なルーチンタスクには問題点があります。

固定的(ロボット的)でない

タスク管理というと「いつ、何を、どの順番で、各々どれくらいの時間でこなすかが厳密に決まっている」「そういう状態を目指す」「ただただロボットのように消化していく」……そんなイメージをお持ちの方もいらっしゃるかと思います。

それも正しいです(そもそもタスク管理に正解はありません)。効率という意味では、むしろ理想でしょう。

さて、Skippable なルーチンタスクですが、そのようなタスク管理スタイルには向いていません。 イベント A に関するタスクが毎日どれだけ出現するかは未定(自分の気分次第) ですからね。もしタスク管理を「いかに予定の不確定さ不明瞭さを省くか」と捉えている場合は、こんなの論外ですよね。

【まとめ】

タスク管理に「固定的(ロボット的)なストイックさ」を求めている場合、Skippable なルーチンタスクは全く符合しない。

いちいち判断を要する

タスクという言葉の捉え方は様々ですが、一大派閥として

「やることが明瞭で、判断の余地なく、ただただそのことにすぐに取り組める」もの

だという解釈があります。

そのようなタスクをいかにして管理し、失念もなく、無駄もなくこなしていくこと――それこそがタスク管理である、と。

これは、言い方を変えれば、 タスク以前の段階のもの(やることが不明瞭で判断の余地が残っている事柄)については管理しない とも言えます。別のやり方で明確化しておけよ、で、明確にできたらタスクという形にブレイクダウンして、ブレイクダウンしたそれを管理しろ、というわけですね。なぜかというと、判断という作業は骨が折れるからです。

もっと言えば、 「判断という作業」と「やり忘れ防止や実行順序制御といった管理作業」の 二つの作業を同時に行うのはめちゃくちゃしんどい からです。しんどいから、分離します。分離して、後者のみを「タスク管理」として管理対象にしています。

さて、Skippable の話に戻りましょう。

この解釈のもとでは、Skippable なルーチンタスクはどう見えるか。「判断を要する作業」に見えます。そしてそれはタスクではないし、無理にタスク管理に入れようとするとしんどい。

【まとめ】

もし「タスク = 判断の余地がない単位」を前提としてタスク管理をしている場合、Skippable なルーチンタスクはタスクではないため、タスク管理が破綻する(しんどくなる)。

おわりに

Skippable なルーチンタスクは便利な概念ですが、タスク管理の最中(日々タスクを消化している最中)に 今日は何をしようか、という判断がいちいち発生する ものです。タスク管理の捉え方によっては、これが非常にノイジーでしょう。