恋人や友達に頼らずソロで人生充実を目指す『Soloism(ソリズム)』
恋人や友達をつくることは人生充実の常套手段ですが、誰にでも向いているものではありません。僕もそうです。ぼっち歴15年、彼女いない歴=年齢のアラサーになってしまいました。
むしろ「恋人も友達もいないままで充実させる……という方向性で考えた方が賢いのではないか?」とさえ思います。そういうわけで僕なりに今まで追求してきました。Soloism(ソリズム) という名前でまとめます。
- Soloism(ソリズム) とは
- Soloist(ソリスト) とは
- ぼっちやソロ充とはどう違う?
- なぜソリズムという用語をつくった?
- なぜソリストという生き方を選ぶのか?
- ソリストに向いている人
- ソリズムではどうやって人生を充実させるのか
- おわりに
- 関連記事
Soloism(ソリズム) とは
Soloism(ソリズム) とは恋人や友達に頼らずに人生を充実させる生き方。ライフスタイル。人生観。
Soloist(ソリスト) とは
ソリズムに取り組む者を Soloist(ソリスト) と呼ぶ。
ぼっちやソロ充とはどう違う?
ぼっち も ソロ充 も「ソロの自分(ひとりぼっちの自分)」を指す言葉ですが、どちらも「ただの状態」を指します。
一方、ソリズムは「人生観」を指します。
ソリズムは次のように言い換えることもできます。
- ぼっちやソロ充といった状態になることが多い過ごし方で、いかに人生を充実させるかを考えること
- 自ら好きでぼっちやソロ充といった状態になること(あるいはその理由・事情)
なぜソリズムという用語をつくった?
鋭い方は気付いておられるでしょうが、ソリズムとは僕の造語です。
なぜこのような用語をつくったかというと、以下の背景があります。
- 恋人や友達と過ごすことだけが充実ではないはず
- それらに頼らない生き方があったっていいはず、というか無いと僕が困る
- とりあえず、扱いやすさのためにも名前が欲しい
- 「ぼっち」や「ソロ充」はどうか?
- どっちもダメ
- 既にネットスラングとして定着しており、単なる状態を指す言葉
- ぼっちはネガティブな響きだし……
- ソロ充は ひとり行動するリア充 みたいな意味だし……
- 無いならつくろう
※(余談) 本ブログの名前「ストレスフリーなソロ充ライフ」の「ソロ充」も、実はソリズムという意味として使っていたのですが、ソロ充という言葉では通じないことがわかり、今回このソリズムという用語をつくりました。
なぜソリストという生き方を選ぶのか?
ソリズムとは恋人や友達に頼らずに人生を充実させることであり、これに取り組む者をソリストと呼びました。
では、なぜソリストという大変そうな生き方を目指すのでしょうか。
それは ソリストの方が楽だから(ストレスフリーだから) です。
恋人にせよ友達にせよ、対人関係は時間も精神も多く消耗しますが、なぜか「やらなければならない」ことだと信じられています。ゆえに向いていない人もやらざるをえず、消耗し疲弊してしまう……。悲しいことです。
ソリストに向いている人
ソリストに向いているのは、以下が当てはまる人です。
- いない歴成人
- 考えたがり
- マイペース
- インサイドメンタルが弱く、アウトサイドメンタルが強い
- ブラックボックス嫌い
詳しく見ていきましょう。
いない歴成人
「恋人いない歴 = 年齢」の成人 である。
その名のとおりです。恋人いない歴が二十歳以上を超えちゃった人を指します。
「いない歴成人」は、恋人や友達といった対人関係に疎かったり、あるいはよほど不器用だったりします。下手にそちらを目指すよりも、ソリストを目指した方が楽かもしれません。
考えたがり
友達の定義(友達とは何か) についてよく考える。
友達の定義とは何か、といったことをよく考える人は「考えたがり」の性質があり、何事もまず疑ってかかり、本当に自分にとって必要なのかどうか、あるいは損得などを真剣に考えようとします。
恋人や友達と付き合うことは、どちらかと言えば理屈ではなく感覚や本能ですから、「考えたがり」には向いていない可能性が高い。なら、下手に目指すよりも、ソリストを目指した方が楽かもしれません。
マイペース
相手のペースに合わせるのがストレス で、一人で行動することが多い。
たとえば以下のようなことです。
- 例1. 学校行事はテキトーにサボって一人でゲーム、読書、その他趣味を楽しむ
- 例2. 友達と過ごしていると「あー、早く帰って~~がしたい」などと思うことが多い
人付き合いは多かれ少なかれ自分のペースが乱れます。乱れることがイヤなのであれば、必然的にソリストを目指すことになるでしょう。
弱インサイドメンタル、強アウトサイドメンタル
ソリストは インサイドメンタルが弱く、アウトサイドメンタルが強い 傾向にある。
インサイドメンタルが弱いとは:
- 人と関わった時のメンタルが弱く、ささいなことが気になって消耗する
- 例1. Aさん、挨拶返してこなかったけどなんで?
- 例2. なんで私のメッセージ(やツイート)に誰も反応してくれないの?
- 例3. Bさん、私の時と C さんの時とで態度が全然違うんだけど
アウトサイドメンタルが強いとは:
- 人と関わらない時のメンタルは強く、外見えは気にしない
- 例1. 髪型は床屋でテキトーに(男性ならスポーツ刈り、丸刈り、角刈り、坊主など)
- 例2. ぼっち飯は平気(教室や食堂で一人で食べる)
つまり「アウトサイドメンタルが強い」から対人関係が構築されづらいし、そもそも「インサイドメンタルが弱いから」たとえ構築できたとしても疲弊しやすい。そんな対人関係に向いてない性質があるわけです。
ブラックボックス嫌い
好感度が見えないことや、どこがダメなのかフィードバックが返ってこないことなどがもどかしい。
ブラックボックスとは「中身が見えない」「原因がわからない」といった状態や制約を指す言葉ですが、対人関係は典型的なブラックボックスです。パラメーターという形で現状態を知ることができず、どう改善していけばいいのかもわかりません。じゃあどうするかというと、曖昧な言動や空気、ニュアンスといったものから学ばないといけないのですが、これが苦手な人もいます。
「好感度が見えたら楽なのに」
「どこがどのようにダメなのか、具体的にフィードバックをくれたらいいのに」
などと不満に思います。
対人関係についてこのような不満を抱く人は、ブラックボックスが嫌いな人であり、ソリズムに向いていると言えます。
ソリズムではどうやって人生を充実させるのか
ようやく本題です。
ではソリスト――ソロでも充実させるというソリズムな人は、どうやって人生を充実させれば良いのでしょうか。
ヒントを三点ほど挙げます。
- まずは趣味を
- 次にストレスを
- そしてパワーアップを
以下、それぞれについて見ていきます。
まずは趣味を
ソリズムでは 人生の充実とは、趣味の充実である と考えます。
自分が楽しめる趣味をいかに開拓し、手に入れるかが最重要です。
アプローチとしては、以下の 2 つがあります。
- 広く浅く:『多趣味』
- 狭く深く:『没頭』
また、ソリズムはソロであるがゆえに「多人数で楽しめる趣味を楽しめない」という弱点もありますので、ここも上手くカバーする必要があります。
このあたりの話は、本ブログでも扱っているので、参考にしていただければと思います。
- 「ソロ充」は「ソロ活するリア充」ではないということ
- ソロでありながら充実させるための三つの戦略
- ソロ活、多趣味、没頭
- 多趣味でソロ充な僕が考える「趣味の四分類」
- 趣味という概念を 4 つに分類したものです
- ライフスタイル-ソロ充-ソロ活 カテゴリーの記事一覧
- ひとりラブホテル、ひとりディズニーランドなどを取り上げてます
次にストレスを
一般的に人生の充実には波があります。山谷があるとも言いますが、要するに 充実している時は本当に充実しているが、その分辛いことも多い んですよね。恋人にせよ、友達にせよ、対人関係はその筆頭でしょう。
ソリストは、そういう慌ただしさを嫌う傾向があります(あると思います)。
幸いにも、ソリストはソロですから、そういう慌ただしさとは距離を置きやすい。これは言い換えれば ソリストはストレスフリーを手に入れやすい と言えます。
このような「ストレスを減らすことを重視する」過ごし方を、僕は Flatism(フラティズム) と名付けて整備し始めました。
大きなプラス(充実)はなくとも、ストレスというマイナスを極力なくせば、トータルで見れば穏やかです。穏やかに、小さいけど継続的に充実し続ける、といった平坦道を歩くのような人生ですね。僕は山谷よりもこっちが好きです。
ソリストはソロですから、このような生き方もしやすい。
そしてパワーアップを
自分を成長させることは楽しいことですし、成長できれば行動の幅も広がります。
そういうわけで、余力が出てきたら自分を成長させる何かに手を出すことをおすすめします。趣味として楽しめれば言うことなしです。
いくつか例を挙げます。
- 例1: 読書
小説でも構いませんが、僕は自己啓発書やビジネス書が好きです。胡散臭いイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれませんが、色んなテクニックや物の見方を知ることができます。面白いネタや気になるネタだけをピックアップすればいい。1冊読んで「2個しか発見がなかった」でもいいです。
日常を生きているだけでは、まず知ることのできない事柄を手軽に知れるので重宝します。
- 例2: ライフハック
ライフハックとは Life(生活) を Hack(工夫) するためのテクニックやアイデアを指します。たとえば「パソコンの動作を早くするために~~の設定をいじる」もライフハックですし、「洗濯が面倒なバスタオルではなく、ハンドタオルで身体を拭く」もライフハックです。
ライフハックというと、一部の意識高い人達だけが使っているイメージがありますが、要はただの「生活における工夫や知恵」です。「おばあちゃんの知恵」という言葉がありますが、そういう意味では、おばあちゃんはベテランのライフハッカーと言えます。
ライフハックは、知っているのと知らないのとでは利便性が何倍も違ってきますので、積極的に取り入れたいところです。幸いにも、色んな人が本やウェブなどでノウハウを公開していますから、色々と調べてみて、興味がありそうなものから読んでみましょう。
おわりに
Soloism(ソリズム) というライフスタイルについて紹介してみました。
ひとりが好きな人や、対人関係が苦手な人の参考になれば幸いです。
関連記事
本ブログでは「ソロ充」カテゴリがありますが、大半は「ソリズム」という意味で使っているので、ソリズムの関連記事として参考になるかと思います。