ガラパゴスタ

楽する。楽しむ。生み出す。

大学生活をぼっちで過ごしたおかげで手に入れた 4 のこと

f:id:stakiran:20190206070524j:plain

僕はリア充のリの字も知らない彼女いない歴=年齢のアラサーで、大学時代もぼっちでしたが、だからこそ手に入ったものがあります。今のソロ充ライフに欠かせないものもあり、これはこれでアリだったと今では自信を持って言えます。4 つにまとめてみました。

1. 行動の選択肢が広くなったこと

食堂でぼっち飯できる人とできない人とでは「選択肢の広さ」が違います

ぼっち飯すらできない人というのは、何をするにも人目を気にするせいで行動が狭まります。自分がやりたいことも我慢してしまう。もったいないことです。

一方、ぼっちで過ごすと、ぼっち飯をはじめメンタルが強くなり、人目を気にしなくなります。いや、気にはなるのですが、「恥ずかしい?言ってろ」の心境で、自分のやりたいことを優先できます。

僕の例で言うと、たとえば以下のようなことをしてきました。

  • 通勤中にラノベを読む(時間をつぶせる)
  • 若者に混じってゲーセンのダンスゲームで遊ぶ(楽しいし運動になる)
  • 定時退社する(健康的な生活+趣味の時間を確保できる)

もし、ぼっちのメンタルが無かったとしたら、以下のようになっていたでしょう。

  • ラノベ → 恥ずかしいから読まない(通勤時間をムダに過ごすことに)
  • ダンスゲーム → 恥ずかしいからやらない(楽しい運動手段を見逃す)
  • 定時退社 → みんなと同じように残業前提の働き方をする(金は貯まるがストレスも溜まるし時間がなくなる)

まとめると、 安易に周囲に迎合せず、自分のやりたいことをやる行動力(とメンタル)が身に付く とでも言えましょうか。あるいは 「別に多少嫌われても構わない」の心境 とも言えます。

2. 知的好奇心を満たす、という娯楽をおぼえたこと

知的好奇心を満たして楽しむ、という遊びを覚えると強いです

ぼっちの方は、よほど不真面目でもなければ、講義には真面目に取り組むと思います。また、その過程で図書室の存在を知ります。こういった行動により、学ぶことや知ることの楽しさに気づきやすくなります。「そんなの一部の変態だけでしょ?」というとそうでもないです。そうですね、図書室で「この中に楽しそうな本がたくさんあるんだろうなぁ……」と思ったら、ワクワクしませんか。割と誰でもこのような楽しさはおぼえられると僕は思います。

話を戻します。

要するに、ぼっちは一人で勉強やら本やらと向き合いやすいので、「知識を学んで楽しむ」という娯楽に気づきやすいんですね。言い方を変えれば 真面目に勉強するのはださい、休憩中に本を読むのはださい、といった価値観や空気に惑わされにくい とも言えます。

この遊び方を知っておくと強いです。暇ができても「あれを勉強してみよう」「あれを読んでみよう」とどんどん遊べます。そしてそれは知識や頭の体操という形で糧になっている。一方、このような楽しみ方を知らないと、とりあえず群れて時間を潰すとか、テレビやスマホやゲームでなんとなく時間を潰すといったつまらない過ごし方になりがちです。

僕はよく

「毎日定時で帰って何してるの?ずっと一人で何してるの?暇じゃない?」

と言われるのですが、僕からしてみればなぜそんな疑問が出るのかが疑問です。だって知りたい、読みたい、勉強したいことなどいくらでもあるもの。一生かかっても到底足りない。

3. お酒やタバコに手を出さずに済んだこと

お酒やタバコといった不健康で非経済的なことをやめられない理由は、学生時代のうちに「やむをせず始めてしまう」 からだと僕は思ってます。

サークルをはじめとした人間関係や空気の中で興味を持ったり、先輩から勧められたり、友達がやっているから俺も……といったことですね。ですが、一度始めてしまうと、これらには依存性があるため中々抜け出せなくなります。

幸いにも僕はぼっちなので、そのような機会はありませんでした。

おかげでアラサーになった今でも、お酒は全く飲みません(飲み会の時に気まぐれで一杯だけ飲むこともありますが普段は飲みません)し、タバコも全く吸いません。健康も乱れないし、懐にも優しい。

4. 節約をおぼえたこと

大学生活でリア充な生活をすると、主におしゃれとお出かけを行うことになりますが、まあお金がかかります。

しかしぼっちでいると、そういったことにお金を使う必要はありません。人付き合いで必要だから使わなきゃ → でもお金足りない → バイトしなきゃな……なんてこともなく、 自分が本当に必要なことにだけお金を使うことができます

この金銭感覚もおぼえておくと強いです。

社会人になって一人暮らしをはじめると、何かとお金がかかります。工夫して快適な生活と貯金を確保しても、お小遣いはわずかです。そんなわずかなお小遣いで楽しむためには、アプローチは三つしかなくて、

  • (1) 大金を稼げるようになる
  • (2) 残業をして残業代を稼ぐ(アルバイトと同じでお金は増えますが時間がなくなります)
  • (3) お金を使わない楽しみ方で過ごす

この三つなのですが、このうち (1) は凡人には無理なので、(2) と (3) しかありません。ぼっちだと金銭感覚が磨かれているため (3) の「お金を使わない楽しみ方」が使えます

逆に、下手にリア充をすると (2) しか知らないため、お金のために苦労して、あるいはダラダラと残業をせざるをえなくなります

僕はぼっちでしたが、おかげでお金を使わず楽しめる方法を模索できました。また、おしゃれやお出かけといったコストもかかりません。結果として、毎日定時退社程度の給料でも毎日楽しく過ごせています。残業などという時間も精神も疲弊する苦しみに従う必要もありません。

おわりに

大学生活をぼっちで過ごしたおかげで手に入れたものを 4 つほど紹介してみました。

いずれも未だに役に立っているものばかりです。もしぼっちであることに悩んでいる大学生さんがいたら、それでもいいと、ぼっちにもメリットがあるんだぜと伝えたいですね。あまり腐らず、ぼっちの自分を受け入れることも考えてみてください。

ではまた。