自称ミニマリスト中級者の 30 代男性の部屋
ミニマリストの定義は人それぞれですが、僕も自分の基準を持ってます。初心者、中級者、上級者があって、僕は中級者です。そんな自称中級者ミニマリストの部屋(居間だけですが)を公開してみました。あ、スペックですけど 30 代男性、都内で一人暮らしです。
(2020/04/29 追記) 最近の事情は とある東京暮らし会社員ミニマリストの全持ち物リスト(196点) - ガラパゴスタ をどうぞ。もうちょっとミニマリストっぽくなっているはずです。
(2019/07/06 追記) この記事はミニマリズムというよりも、単に「ある30代男が自分なりに最適化した生活を語る」内容になってます。ミニマリズムを期待してる人には大して役に立ちません(言及はしてますが屁理屈感満載……)。ごめんなさい。
ミニマリストの定義
最初に僕が考える定義を紹介しておきます。「なぜそうしているか」をどのレベルまで語れるか、によって初心者、中級者、上級者の三段階に分けてます。興味なければ飛ばしてください。
初心者
自宅内の 一部空間 については「なぜそうしているか」を語ることができる。
例:
- テレビがない
- ソファーがない
- パソコンがない
- ベッドがない
一部の物品について、人が当たり前に持っているものをあえて持っておらず、その理由を語れるという程度のレベル。
中級者
自宅内の すべての空間 について「なぜそうしているか」を語ることができる。ただし、すべてが自分の望みどおりとは限らず、妥協や手抜きがちらほらある。また「ザ・ミニマリスト」というほどモノが少ないわけではない(そのレベルで生きていけるような生活を模索するほどガチではない)。
例:
- 僕の例を本記事で紹介します
上級者
自宅内の すべての空間 について「なぜそうしているか」を語ることができる。ほぼ自分の望みどおりに整っており、しばしば「ザ・ミニマリスト」みたいなシンプルワンルームになっていたり、ミニマリズムネタでお金を稼ぐほどの猛者だったりする。
例:
部屋の写真
こんな感じです。
語ります
最初にコンセプトをまとめておきます。
- パソコンは妥協しないので物理的にある程度のスペースが必要になる
- マンガ好きなので出来るだけ持っていたいが、置き場所が無い……
- 服のストックはある程度多め
- 運動するから
- 一週間分は洗濯無しで過ごせる、を目安にしているから(災害病気引きこもり対策)
- 毎日手で洗濯するのはだるいから
1: パソコン
命の次くらいに大事な相棒なので妥協しません。
- Windows
- ノートパソコン
- モニタもう一つ追加してデュアルディスプレイ
- 椅子はアーロンチェア
- キーボードは REALFORCE
- マウスは有線
- ヘッドホンは無線&ノイズキャンセリング
- ネットは有線
- でも無線 Wifi も必須
ミニマリストというと Mac 一枚だけ持っているというイメージですが、僕はまだまだ無理ですねぇ。作業効率、快適さ、生産性、健康のためなら投資は惜しみません。僕は頭が弱くて、それをやり方や設定やツールでカバーするタイプなので、どうしても道具をリッチにせざるを得ないんですよね。当然、物理的にある程度の物量を占有してしまいます。
2: サイドテーブル
よく使うものを置いてるエリアなのですが、半分以上は趣味のマンガに侵食されちゃっています……。
よく使うものは以下ですね。
- ティッシュ
- 国語辞典(小説書く時とか)
- ポメラ使ってる時はパソコン開いてないのでアナログです
- A4用紙2枚
- メシ食べる時にキーボードに被せて飛び散るのを防ぐ用です
- ムヒ、エアコンのリモコン、ケータイ
- 7番のテーブルに行く時もあります
- 読んでる本
- 今は 「やること地獄」を終わらせるタスク管理「超」入門』 ですね
- あとはペットボトルなんかもよく置きます
しかし、下の段はマンガに侵食されてます。整理してません。置き場所がマジでないんですよ。これ以上減らすわけにもいかないパンク状態(なぜ減らせないかは 5: のマンガラックで取り上げます)。ゆえに地面にも侵食しちゃってます。これでミニマリスト名乗るとかガチ勢が見たら殴られそう。殴らないで。
3: 下着ボックスと神棚
ここは下着用のボックスです。春夏秋冬全部詰まってます。洗濯無しで一週間過ごせるように設計してるのと、運動するせいで一日二枚消費のケースもあったりするのとで、結構多めです。名前で言えばシャツ、ヒートテック、トランクス、くるぶし、スーツ用の靴下、ハンカチ。ちなみにボクサーパンツやブリーフは嫌いです
あとボックスの上は神棚として使ってます。
神棚とは 借金玉さんの本で提唱されてる手法 で、日常的によく使うものを一箇所にまとめて置いとくだけで、それらを忘れることはなくなるぜというハックです。僕は以下のようなものを置いてます。
- 財布
- 家の鍵
- 定期入れ
- 腕時計
- 外出用パソコンの MacBook Air
- 書類受け
- 領収書など処理すべき書類を溜めておく(週一で一気に片します)
それから右側の椅子ですが、物置ですね。コーヒーや消毒用の湯を沸かすティファールのやつと、布団を殺菌する用のスチームアイロン。その下にはリュック。緑の袋は、音ゲーの maimai やチュウニズムで使う手袋セットですね(邪魔なので遊ぶ時だけリュックに入れます)。このあたりは暫定的な配置なので改善の余地はあると思ってます。が、過去数回挑んでみて、何も思い浮かばなかったという悔しい戦歴があります。次は勝ちたい。
4: カーテンの屋根?の上
デッドスペースだったので、置き場所が枯渇していたマンガを置くことに。
左端の布みたいなのは、カーテンを留めるアレです。最近遮光性の高いやつを買ったのですが、留めるやつは使ってないのでここに放置してます。まだまだミニマリストとして甘いですよねぇ……(ガチなら既に捨てているはず)。だから僕はまだ中級のひよっこなのです。
5: マンガラック
細長いスペースに 250 冊以上のマンガを収容できるラックです。
- 詳細はこちらを → 縦長のマンガ本棚「回転コミックラック(7段)」を買ってみました
250 冊だと正直足りないんですよね。僕は(持ち前の物覚えの悪さを生かして)「記憶がなくなってきた頃に再度読み返す」をループさせることで マンガ消費の永久機関的なものをつくろうとしている のですが、250 冊では全然足りないです。倍は必要です。そういうわけで、マンガを減らすわけにはいかないのです。本当なら丸々マンガをやめたいところですが、今の僕にはまだまだ無理です。僕のただでさえ貧弱な頭に加え、日中は仕事やら創作やらで(メシと間食で普段 3000kcal 食べる程度には)頭を酷使しているわけで、そうなると夜の数時間がほぼ何もできなくて、でもムダにしたくはなくて、それでできるのが「一度読んだマンガをまた楽しむ」くらいなんですよね。この発見は僕の人生史上の Good Job です。手放すわけにはいかないですし、これを超える案もまだないので、脱出できそうにはありません(少しずつ「小説を頭使わずにテキトーでもいいから書く」にシフトさせようとはしてますが)。
ちなみに天板は物置にしてます。今はマスクの買い置きとクイックルワイパーの買い置き と興味本位で買った 18 禁同人誌 ですね。
6: 日用品棚
文房具、工具、薬、掃除用具全般をぶっこんでいるエリアです。三段ですね。過不足ない段数です。上から文房具と薬、工具系、掃除系。ちなみに引き出しのないタイプです(あったら取り出す際に邪魔でウザイから)。
それから天板ですが、やはり物置になってます。デジタル機器の充電機器系と、あとは本ですね。マンガじゃなくて技術書とかビジネス書とかそういう系。地震が起きたら死にます。
この辺って上級者になるのバッサリなくなるんですよねたぶん。一体どうやって暮らしてるんでしょうかね。たとえば爪切りとか耳かきとかハサミとか絆創膏とか薬とか コンドームとか どこに保管してるんです?必要な時に買うのかな……。僕は買い物が嫌いで、毎日スーパー寄るとか無理なんですが、そんなことを言っているから上級になれないんですよねたぶん。
7: くつろぎ用
これは寝る時に使うアラーム類・照明リモコン・メモ道具を置くテーブルと、タスクを全部終わらせて「あとはくつろぐだけだ!」って時に座って本を読む椅子ですね。
中級でくすぶっている残骸が色々ありますね。
- 今日着るパジャマ放置したまま
- 使ってない枕を放置したまま
- 椅子は使ってないから片付けようぜ
- ……
しかし、どれも欠かせません(枕は要らないので今度捨てます)。ティッシュも必須です。僕はティッシュをよく使うので、2 と 7 の二箇所に置くことにしてます。このポジションなら、ティッシュ取る時に立たずに済む。こういう効率化は大事です。
8: クローゼット
服とマンガ倉庫です。
服については下着以外のすべてを置いてます。もっと断捨離できると思うのですが、服については絶望的に要領が無いので、少しずつ様子を見ながら減らしていってます(でないと「全然足りないじゃん!買わねば!」になりかねない)。画像で見えてるのは冬用エリアですね。5番のラックで隠れてますが、夏用のエリアもあります。運動用のものもあるので、ハンガーは 10 着以上かけてます。
地面にはマンガを入れたケースを置いてます。あ、ラノベもありますね。5 番で隠れちゃってますけど、たぶん 150~200 冊くらい。趣味で小説(ラノベ)書いていることもあって、これらは生きた教科書なので譲れません。これでもかなり断捨離してて、何十冊をブックオフで売るってのを何回もやってきました。
本はミニマリストの大敵ですよほんと。みんなどうしてるのかな。
9: XXX
下ネタなので嫌な人は読み飛ばしてください。
モザイク入れないといけないブツが置いてあります。鋭い人はわかるかな。いや鋭くなくても配色がアレだからわかるかも(苦笑)なあに、大人の男性なら割と誰でも持っているものです(たぶん)。特に僕のような「人並に欲があり」「妻や彼女がおらず、また手に入れる要領もなく」「ナンパのように引っ掛ける要領もなく」「しかしお金を払って入念に準備と配慮をすれば満たせることを知っている」「でも恒常的に利用できるほどのお金と時間を持っていない」独身男にとっては、救世主のような存在です。「物理的な側面ではこの程度が大体この世の上限」だとわかるので、この手の欲に対する執着の大部分を薄めることができます。そういう意味で、これらもマストなアイテムたちです(ただ使用頻度はだんだん減っているので数年も絶たないうちに卒業できるとは思いますが)。……おっと、下がすぎましたね。失礼。
とりあえずパッケージは捨てても良いのですが、これ、実は日よけとしての役目にもなっています。このグッズたちは直射日光を浴びせちゃいけないのですが、この部屋、日のあたりがすこぶる良くて、ここにも日光が来ちゃうので、こうしてパッケージでガードしてます。
あと画像では見切れちゃってますが、右側には書類フォルダーがあります。領収書とか給与明細とか、書類系がずらりとフォルダごとに並んでますね。
語ります(画像に無い部分)
寝床
画像で言うと 7 番の手前側に、敷布団を敷いて寝てます。
使ってない時は掛け布団含め、画像で言うと 6 番の手前あたりの壁にたてかけてます。直射日光コースなので殺菌もばっちり。が、それだけだと足りないので 3 番のところに置いてるスチームアイロンでたまに殺菌してます。外には干してません(ハトと強風で辛い)。一年以上これで運用してますが、ダニによる身体攻撃含め問題は無さそうです。
テレビ
ありません。
テレビ(が配信するコンテンツ)は自分のペースで視聴できないのが本当にストレスで、一人暮らしする前から絶対に持たないと決めてましたし、実家時代も部屋にはありませんでした。番組も総じて面白くないですしね。
ベッド
ありません。
あれは移動できなくて確実に邪魔になるし、掃除も大変で、ほこりも量産しそうだったので、一人暮らし前から持たないと決めてました。敷布団で十分。
ベランダ
ほぼ未使用です。
強風なのと、ハトがひどい(主に春時。今はまさに真っ最中)のと、隣が喫煙者で臭いが漂ってくるのと、日中は直射日光すぎて痛いくらいなので、使い道がありません。
洗濯後に干すこともしてません。ドラム式洗濯乾燥機で乾燥させてます。家事は嫌いなので。ただ、テンピュールまくらのカバーやセーターなど、使えないものもあるので、たまに手洗い後に干すことはあります。
その他ありそうな質問
電子書籍にしたら?
いやです。
- タッチパネルは大嫌いです
- 「空間的にここにある」という思い出しやすい配置が使えないのが辛いです
- デジタルだとどうしても「名前や画像が並んだリスト」になりますが、ここから目的の本を探すのは脳に結構な負担がかかります
- 夜はただでさえ疲れてるので、このレベルでさえも負担をかけたくないです……
- 本を読む時くらいは電子や電気から離れたいです
- 品揃えが微妙です
- 「本屋に足を運ぶというアットランダムな行動」は日常のマンネリ化を防ぐ行動の一つなので、できれば排除したくないです
- 通信とかそういうのがだるいです
いや、物理的スペースの制約から解放されるのと、本棚をどこでも持ち運べるのは本当に素晴らしいとは思うんですがね……。一度は試したいところです。
キッチンは?
写真と執筆が面倒くさかったので今回は割愛します。
気が向いたらまた書きます。
Windows やめたら?
まだまだ無理そうです。
僕は中学時から Windows を使っているおかげで、手足のように操れるくらい慣れることができています。これは大きなアドバンテージです。が、Mac はそうじゃないです。加えて、僕はもう 30 代。この Windows の習熟レベルまで引き上げるのは、正直相当しんどいものがあります。一応、外出用に MacBook Air は持っていて、Mac の良さはわかっているつもりで、本当は乗り換えたいんですが……うう、あと何年かかることやら。
おわりに
久々にネットサーフィンしてたら、ふと、かぜのたみさんの記事 30代女性ミニマリストのワンルーム!部屋と物はこんな感じ! | ミニマムなライフ が目に入って、触発されたので、弾丸で僕もやってみたのがこの記事です。
僕自身の「ミニマリスト具合」を点検する意図もあったのですが……まだまだですね。あと本が手強い。僕もまだまだ慌ただしいので、もっとシンプルにして、上級者になりたいところです。