ミニマリズムのコツは「~~せずに済む場所に住む」こと
自分を変えたいなら環境(住む場所)か、時間配分か、付き合う人を変えよ。
大前研一さんのこの言葉は有名だが、ミニマリズムにも当てはまる。具体的には ~~せずに済む場所に住めば良い。
~~せずに済むのなら、その分ミニマムになれる。しかし自力でやめるのは難しいので、「そもそも~~しなくてよい」環境に住んでしまうという発想を取る。
以下、~~について列挙する。
- 「高い家賃を払わずに済む」場所に住む
- 「防寒に費やさずに済む」場所に住む
- 「ストックせずに済む」場所に住む
- 「自炊せずに済む」場所に住む
- 「困った時に頑張らずに済む」場所に住む
- 「本を捨てずに済む」場所に住む
- おわりに
「高い家賃を払わずに済む」場所に住む
東京以外に住む。
東京都内、特に 23 区とその周辺(あとは神奈川の一部も)は 22 ㎡、1K リビング 6 ㎡ でも月 8 万を超えてくる世界。よく「家賃は手取りの 3 割」というが、これに照らせば手取り 26 万が必要になるレベル。無理ゲーすぎる。
ではどこに住めばいいか。ミニマリストに人気なのは大阪や福岡のようだ。
しぶさんは福岡。歩いて生活が完結できるほどコンパクトだし、飯も美味いみたい。そういえばランチパス 500 円で一時期外食してたとも言っていた。安い。
かぜのたみさんやあつしさんは大阪。他にも大阪ミニマリスト、ちょくちょく見かける気がする。僕も一時期住んでいたことがあるが、1K 25 ㎡ 、家賃 5-6 万くらいの場所でも都心への通勤 15-20 分圏内だった。東京とは大違いだ(東京ならまだ 8-10 万の範囲だ)。
「防寒に費やさずに済む」場所に住む
北陸、東北、北海道以外に住む。
まず寒すぎる場所は衣服や暖房の出費がかさむ。
また、その性質上、出かけづらいので、モノをたくさんストックして引きこもるのがデフォの過ごし方になる。しかしミニマリストはストックを許さない。
早い話、極寒とミニマリズムは相性が悪い。
「ストックせずに済む」場所に住む
ストックせずに毎日簡単に通えて買える場所に住む。
ストックはミニマリズムを阻む敵だ。ストックすると必ず無駄が生じる。無駄の分、金も空間も費やされている。
では、ミニマリストがどうするかというと、毎日必要なものだけ買う のである。これは逆を言えば 「毎日必要なものだけを買う」習慣を行いやすい環境下に住んでいる 必要があるとも言える。たとえば、
- スーパーが徒歩圏内
- 通勤時間が短い
- 通勤時間が長いと買い物しに行く時間も気力もなくなる
「自炊せずに済む」場所に住む
オール外食で生きていける場所に住む。
自炊には多大な時間と道具を要する。仮に自炊を捨てることができれば、(金はかかるが)時間と道具を根本的にカットでき、ミニマリズムが大きく加速する。
しかし、自炊を捨てるためには 外食しやすい場所に住んでいる 必要がある。
- 田舎でないこと
- 飲食店の多いエリアであること
- 下町の 商店街エリア など
店のレパートリーとしては「定食屋」「弁当屋」「中華料理屋」と、あとは大手チェーンがいくつかあれば良いだろう。
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「困った時に頑張らずに済む」場所に住む
実家の近くに住めば、困った時も簡単に対処できる。
実家から出て一人暮らしをする、でも実家の近くに住む――こうすれば一人暮らしの自由と、実家に頼れる利便性の二つを一挙両得できて何かと快適だ。
ミニマリスト hana さんは、このタイプだ。以下 Takeru さんのインタビュー動画で明かされている(細かい再生時間は失念)。
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「本を捨てずに済む」場所に住む
ブックオフの近くに住む。
買った本を捨てるのは大変だ。不器用な僕は、ひもでくくるという梱包作業が大嫌いで、あれは一生できる気がしない。結果、「捨てずに置いておくか」という心理になって、家に本が溜まる。ミニマリズムの対局だ。
一方で、近くにブックオフがあれば、スーツケースに入れて売りに行く ことができる。待っている間は古本で時間を潰せるし、新しい本とも出会えるしで楽しい。
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おわりに
他にも「~~せずに済む場所」はたくさんあると思う。
ミニマリズムを推進したいなら、この「~~せずに済む場所」に住む、という観点をぜひ考えてみてほしい。