少しでも家事を楽にしたい一人暮らしソロ男が取り入れていること
僕は家事を楽しめない人間ですが、一人暮らしなのでやるしかありません。せめて、少しでも楽できればと思い、色々工夫して減らしてきました。僕が取り入れていることをまとめてみます。
衣
所有数が多ければ多いほどコストがかかるので、できるだけ減らすことを意識する。
コストとは:
- 洗濯や収納の手間
- ほこりの増加に伴う掃除の手間
スーツは着ない
スーツはクリーニングなど手入れが面倒くさいので、なるべく着ない。
(余談) デスクワークのサラリーマン程度であれば、スーツを着ずに出勤する勇気を持つ。人前に立つ職業ならまだしも、デスクワークでスーツで仕事をするのは時代遅れも甚だしい。
参考: 革靴は履かない。スーツは着ない。サラリーマン男性に課された悪しき慣習に抗う。 - ストレスフリーなソロ充ライフ
おしゃれしない
おしゃれに手を出すと服やら化粧品やらが物理的に増えるので、支障がないなら手を出さない。身だしなみは整えるが、おしゃれはしないと考える。
僕のレパートリーは以下のとおり。
- 会社やカジュアルなイベント用に、襟付きシャツとスラックス
- 冬の上着はユニクロのウルトラライトガウン
靴下はくるぶしを
くるぶしは普通の長い靴下よりも面積が小さいので、洗濯も収納もしやすい。
また安いので破れたらすぐに捨てて、新しいのを調達しやすい。
服は二日以上着回す
汗などで汚れていなければ、服は二日以上着回しても良い。二日着回しにすれば、洗濯や収納の手間も 1/2 になる。
下着と靴下はボックスへ
収納について。下着と靴下については、3段くらいの引き出し型収納ボックスに入れる。
以下は僕の運用例。
収納ルール:
- 収納する時は、丸めて右側から入れる
- 取り出して使う時は、左側から取り出す
各段の運用:
- 上段: 季節にそぐわない下着(夏なら冬用の分厚いやつ、冬なら夏用の薄いやつ)
- 中段: 手前がパンツ、奥がシャツ、右側隅がハンカチ
- 下段: 靴下
上着はハンガーへ
収納について。上着は基本的にハンガーにかけて、クローゼットなどに吊るす。
なぜハンガーか:
- 積み上げ式だと以下デメリットがうざいから
- 下に重なった服が取りづらい
- 高く積み上げると崩れる
ハンガーにいちいちかけるのは面倒くさいのでは?:
- 正直言うと少し面倒くさい
- でもトータルでは積み上げ式より断然マシ
総数はダンボール二箱以内にする
服がたくさんあってもどうせ着ないので、最低限に留める。しかし少なすぎると逆に洗濯が面倒くさい。
目安は「引越し時にダンボール二箱以内」で済むこと。
僕の場合、以下のような感じ。
- 下着
- シャツ x10
- パンツ x10
- 靴下
- くるぶし x15
- 長いやつ x5
- 会社やカジュアルイベント用
- 襟付き長袖シャツ: x2
- スラックス 薄いやつ: x3
- スラックス 分厚いやつ :x2
- 普段着用
- 襟付き長袖シャツ: x2
- トレーナー: x3
- ポケット多めの半ズボン: x3
- 半袖シャツ: x7
- ポケット少なめの半袖ズボン: x5
- 運動用
- 長ズボンジャージ: x2
- タンクトップ: x2
- パジャマ
- 長袖長ズボンパジャマ: x3
- 羽織る系
- ウルトラライトガウン: x1
- はんぺん: x1
- スーツ一式: x2
上記のコンセプトは「二日以上着回すこと前提で」「一週間は洗濯しなくても耐えられる程度」。本当は 2~3 週間くらい耐えたいが、それだと服の数が多くて邪魔になるので、こうなった。
食
僕の食事スタイルは以下のとおり。
- 朝はフルグラ
- 昼と夜は外食 or 中食
- インスタントコーヒー(ドリップタイプ)は1日1~2杯飲む
以下これを前提に話を進める。
自炊しない
これは最も重要だが、自炊をしなければ一日一時間以上、かつ所有物の数十 % は浮く。
- 食器や調理器具が要らなくなる
- 台所やガスを使わないので掃除の手間がなくなる
- 冷蔵庫や収納が空くので、整理する手間がなくなる
- 調理時間が無くなる
参考: 一人暮らしの僕が自炊ではなく外食ばかりする理由 - ストレスフリーなソロ充ライフ
使い捨て容器
僕は朝はフルグラだが、普通の食器だと洗う手間があって面倒くさいので、使い捨て容器を使っている。
- スプーンはプラスチックスプーン
- 容器は発泡どんぶり
10 秒で準備できて、片付けも 5 秒で済む(捨てるだけ)。楽すぎる。
参考: 栄養も時間も一挙両得!フルグラこそが最強の朝食。 - ストレスフリーなソロ充ライフ
お湯の沸かし方
僕はドリップタイプのインスタントコーヒーを飲むので、お湯は必要。
お湯はティファールの電気ケトルを使って、必要な時につくる。
間違ってもガスは使わない。面倒くさすぎる。
ドリップコーヒーのかすの捨て方
ドリップコーヒーの「かす」をどうやって捨てるかだが、僕は「食品用のポリ袋」に捨てている。
- 1: ドリップコーヒーをセットし、電気ケトルで湯を沸かす
- 2: 1 の間に、ポリ袋を一枚取り出し、コーヒーカップを文鎮にしてぶら下げておく
- 3: 湯が湧いたら、ドリップコーヒーに注いでつくる
- 4: 「かす」を、2 でぶら下げた袋に入れる
- 5: 4 の袋をゴミ箱にポイ
- 6: レッツエンジョイコーヒータイム
これなら手も汚れないし、作業の手間もほとんどない。
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コーヒーカップの熱湯消毒
コーヒーカップは熱湯で消毒する。洗剤は使わなくていい。
ただしコーヒー渋は落ちないので、たまにティッシュで力に任せて拭き取る。
消毒頻度は、僕は気分次第だが、だいたい数回に一回くらい。電気ケトルで沸かした湯を入れて放置している。
コーヒーカップの乾燥
逆さに振って水気を切った後、紙皿と割り箸でつくった台に乗せる。
住
都内で、利便性重視で、経済力は「家賃に月 5 万までなら出せる」程度を想定。
※(補足1) ただし会社から家賃補助が半分出るとする。つまり実質月 10 万までは許容ライン。
※(補足2) 都内に住むのでなければ、この月 10 万ラインは月 5~7 万ラインにまで下がると思われる。
都会に住む
田舎よりも都会に住むこと。
というより田舎は一人暮らしのソロ男には向いていない。田舎では二人以上の家族で役割分業することを前提とした生活スタイルしか取れない。一方で、都会は利便性があり、一人暮らしも現実的に可能。
設備の整ったマンションに住む
最初から色んな設備が整い、管理会社も親切なマンションがおすすめ。 一人暮らしの女性に訴求している or 一人暮らしの女性が多く住むマンション が狙い目だと思う。
僕個人としては以下が欲しい。
- エアコン
- 給湯器
- トイレと風呂のセパレート
- 宅配ボックス
- オートロック&インターホン
- 訪問販売などを居留守で追い払える
- 有線インターネット
- ゴミ出しフリー
スーパー/ホームセンター/飲食店の近くに住む
徒歩数分以内が理想。
家事の手間を抑えるコツは「必要な時に必要なだけ調達する」や「週に 1 度、直近の1、2 週間分だけ調達する」であり、そのためには簡単に通えることが大事。
この条件が揃えば、以下を満たせる。
- 買い物は週に一度、30 分で済む
- 食事は 1 回あたり 30 分で済む
給湯器
風呂を自動で沸かす給湯器は欲しい。
これがあるとパネルで温度と時間を予約しておくだけで、その時間に指定温度で湯がセットされる。いちいちチェックする手間がない。
僕は実家にいた頃、給湯器が無くて、入れ始めた湯をいちいちチェックしていたが、正直温度調整含めて面倒くさかったし、たまに忘れて湯があふれることもあった。給湯器だとこの辺が全部なくなる。もう戻れない。
広い家に住まない
特にこだわりがなければ 1K、25 ㎡ くらいで十分だと思う。
これ以上広いと掃除が大変になるし、そもそも「1K、25 ㎡ で事足りる」かどうかは、コンパクトな独身ソロ男の一種の目安になると思う。この水準を目指せば、自ずと生活はコンパクトになる。
ちなみに 20 ㎡ 以下は、物理的に生活が窮屈になるのでオススメしない。
※詳しくは ミニマリズム に譲る。
※しかし僕個人の話をすると、「本をよく読むので、もう一部屋書斎が欲しい」のが本音……
洗濯
ドラム式洗濯機(洗濯乾燥機)を使う
洗濯は「洗濯機で洗濯して」「外で干して」「たたむ」という地味に手間がかかる作業だが、ドラム式洗濯乾燥機を使えば 外で干す部分の手間を丸々なくせる。
なぜ外で干したくないか:
- 一枚ずつ留めるのが面倒くさいから
- 天気を考慮して干さないといけないから
- しくじって雨降った時はテンションガタ落ちだから
- 外が汚い(隣人がベランダでタバコ吸うなど)ので干したくないかr
※ちなみに場所に恵まれているなら コインランドリー が最強だったりする。僕も最初の一年はコインランドリーだった。今は最終的な費用などを考えてドラム式を買ったが。
洗剤は液体よりも粉末
液体洗剤はベトベトして面倒くさいのでやめる。粉末を使う。
掃除
掃除機は要らない
掃除機はうるさい上に、場所を取る上、こまめにフィルター掃除などのメンテも必要なので面倒くさい。
クイックルワイパーとほうき/ちりとりで十分
じゃあ何で掃除するかというと、基本はクイックルワイパーとほうき/ちりとり。
- クイックルワイパーでほこりを取り除く
- ほうき/ちりとりで床を掃く
便器の掃除について
僕は以下のようにしている。
- 表面(便座裏とその接触側)はトイレクリーナーで拭く
- 便器の中はシャンプーで泡立ててブラシでこする
- 便器裏の黒ずみは知らん
- これどうやって取るんですかね誰か教えて下さい……
頻度は週に一度。尿が散っていたとしても問題なく拭き取れる。僕は座って小便しているのでそもそも飛び散りにくい。
一人暮らしなら、この程度の掃除でも清潔に保てると思う。(便宜裏の黒ずみは知らない誰か教えてください)
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参考: マンガ「汚物は消毒です」に登場した掃除ネタ全 83 話分をまとめてみた - ストレスフリーなソロ充ライフ
ほこりが溜まる前に取り除く
ほこりは溜まると掃除しづらいので、週一くらいで定期的にクイックルワイパーでなぞっておく。これだけで溜まらなくなる。
僕は以下をなぞっている。
- 机周り
- 椅子周り
- 本棚
- サイドテーブル(あまり物を移動させないのでほこりが溜まりやすい)
買い物
主にスーパーでの買い物を想定する。
食品や日用品は週一で良い
ソロ男の一人暮らしなら、食品や日用品は週に一度の調達で事足りると思う。
※食品については、自炊派ならキツイかもしれないが
買い物は地味に面倒くさい作業だ。言葉で言えば「店に行く」「品物を探してカゴに入れる」「レジで精算する」「袋に詰める」「持って帰る」などがあり、n 回通えばこれらも n 回発生する。これを週一に抑えることができれば、これらも週に一回だけとなる。慣れたら 30 分もかからない。
スーパーは開店直後を狙う
要するに客が少ない時間帯を狙う。
僕の場合、開店直後が少ないのでそうしている(土曜日の朝 10 時)。レジ待ち無しで快適だし、品物を選んだり移動したりする時も邪魔がいなくて快適。
買う前にチェックリストをつくる
何を買うかを思い出しながら買っていくやり方もあるが、これは無駄だし、えてして取りこぼしもあるもの。
ベストな方法はチェックリストをつくること。一見面倒くさそうだが、結局はこれが一番早い。
僕は買い物に行く前に部屋を全部見て回り、「ああ、これそろそろ必要か」というものを全部メモしてから出かける。
買い置きしすぎない
買い置きしすぎても邪魔になるだけだし、飲食物の場合は使う前に消費期限が来てしまう。そんなに買い置きはしなくてもいい。
僕の場合、日用品は以下のような感じ。
- 歯ブラシや歯磨き粉 x3
- 洗濯洗剤、風呂洗剤、シャンプー、洗顔料 x2
- トイレットペーパー(18枚ロール) x2
- ティッシュ箱 x2
- ポケットティッシュ x3
- 牛乳 x4
- フルグラ x2
- ゴミ袋(45枚入り) x2
- コーヒーかす用ポリ袋(100枚入り) x2
- 掃除用ポリ手袋(100枚入り) x2
大体 +1 ~ 2 個くらい。
ただし病気や災害などのために、以下は備蓄している(ちょっと手抜きなので再検討したいところ)。
- カロリーメイト(200円のやつ) x10
- 缶詰 x5
- インスタントおかゆ x5
- inゼリー x5
- 水2L x6
書類
地味に面倒くさいのが書類群だが、工夫次第で少しは楽になる。
クリアファイルで束ねる
僕は関連する書類はクリアファイルで束ね、先頭に「2019/03/01 大阪旅行」のように日付と表題を書いた A4 用紙を入れている。
これはファイル・フォルダでいうフォルダのようなもので、こうすることで書類群を「クリアファイル」単位で扱えるようになる。先頭の A4 用紙を見れば何の書類かもすぐわかる。
ちなみにクリアファイルは ボックスファイル に入れてまとめるのがオススメ。滑りやすいので、そのまま重ね置きするのは辛い。
僕のクリアファイル運用は以下のとおり。括弧内は追加頻度。
- 日付無し
- クレジットカード明細(月1)
- 給与明細(月1)
- 公共料金領収書(月3)
- 説明書全般(月1~5)
- 保証書・納品書全般(月1~5)
- 年金全般(月1)
- 保険全般(年1~2)
- 暮らし・防災全般
- 日付単位で区切るもの
- YYYY/MM/DD XXXX
- YYYY/MM/DD YYYY
- YYYY/MM/DD ZZZZ
- ……
一箇所に溜める&週一くらいでまとめて処理する
書類整理も買い物と同じで、都度整理するよりも、週一くらいでまとめてやってしまった方が楽。
僕は以下のようにしている。
- 書類はテーブルの上に重ねて溜めておく
- 緊急性の高いものはこの限りではない。すぐに処理する
- 週に一度、溜めている書類群を処理する
チラシ等はその場で即座に捨てる
チラシやお知らせの類もそこそこ多いが、こういったものは(必要ならスケジューラーに予定登録しておいて)すぐに処分する。
もったいない精神でつい残してしまうが、残しておけば、目に入る度にノイズになる。
おわりに
以上、とある独身ソロ男の家事テクニックについてまとめてみました。テクニックというほど大したモノではありませんが、常識にとらわれず「必要最小限に抑える」ことが、家事を楽にするコツなのだと僕は思います。
この僕のやり方にもまだまだムダやアラがあると思います。家事ごときに時間を食うのはバカバカしいので、もっと効率化したいですねぇ。ではまた。