Tritask で何度も先送りにしているタスクを可視化する
日々のタスク管理をデイリータスクリストと「明日以降やるリスト」で運用している際、しばしば発生するのが「何度も先送りにされているタスクがある」という状態です。
意識的に「これ何度も先送りしているなぁ」と気付ければ良いのですが、タスク管理ツールを機械的に使っている場合、そこまで意識が回らないこともあります。どうすればいいのでしょうか。
解の一つとして 気付きやすいよう「先送りが何回もされている」ことを可視化する があります。 Tritask でも行うことができます。今回は、Tritask にて何度も先送りしているタスクを可視化する方法を紹介します。
手順
一言で言えば、先送りする時に タスク名にカウンタ文字を追加します。このような操作を 先送りカウント と呼びます。
以下詳しい手順を見ていきます。
例
例として「面談日程を調整する」タスクを先送りする場面を取り上げます。
先送りカウントする場合
まずは先送りカウントをしない、普通のやり方です。
2018/10/04 Thu タスク1 2018/10/04 Thu タスク2 2018/10/04 Thu ... 2018/10/04 Thu 面談日程を調整する(10/30まで) 2018/10/04 Thu ... 2018/10/04 Thu 今日最後のタスク ↓ 面談日程を先送りします。 ↓ Walk day で +1 (翌日) に送ります。 2018/10/04 Thu タスク1 2018/10/04 Thu タスク2 2018/10/04 Thu ... 2018/10/05 Fri 面談日程を調整する(10/30まで) ★日付が翌日になりました 2018/10/04 Thu ... 2018/10/04 Thu 今日最後のタスク ↓ ソートする 2018/10/04 Thu タスク1 2018/10/04 Thu タスク2 2018/10/04 Thu ... 2018/10/04 Thu ... 2018/10/04 Thu 今日最後のタスク 2018/10/05 Fri 面談日程を調整する(10/30まで) ★表示位置が明日になりました
このやり方だと、何日も何日も先送りしたという状態がわかりません。機械的に「明日でいいや」「明日でいいや」を繰り返して、いつの間にか締切が近づいてしまう……そんな事態に陥ります。
先送りカウントする場合
続いて先送りカウントした場合です。
2018/10/04 Thu タスク1 2018/10/04 Thu タスク2 2018/10/04 Thu ... 2018/10/04 Thu 面談日程を調整する(10/30まで) 2018/10/04 Thu ... 2018/10/04 Thu 今日最後のタスク ↓ 先送りする前に、カウント文字を書き込みます。 2018/10/04 Thu タスク1 2018/10/04 Thu タスク2 2018/10/04 Thu ... 2018/10/04 Thu 面談日程を調整する(10/30まで)o ★末尾にoを追加しました 2018/10/04 Thu ... 2018/10/04 Thu 今日最後のタスク ↓ 面談日程を先送りします。 ↓ Walk day で +1 (翌日) に送ります。 2018/10/04 Thu タスク1 2018/10/04 Thu タスク2 2018/10/04 Thu ... 2018/10/05 Fri 面談日程を調整する(10/30まで)o ★日付が翌日になりました 2018/10/04 Thu ... 2018/10/04 Thu 今日最後のタスク ↓ ソートする 2018/10/04 Thu タスク1 2018/10/04 Thu タスク2 2018/10/04 Thu ... 2018/10/04 Thu ... 2018/10/04 Thu 今日最後のタスク 2018/10/05 Fri 面談日程を調整する(10/30まで)o ★表示位置が明日になりました
こうすると、タスクを見たときに「どれだけ先送りしたのか」がわかります。4日先送りしていたとしたら、
2018/10/05 Fri 面談日程を調整する(10/30まで)oooo
こうなるわけですね。oが四つもあるので、視覚的にわかりやすいです。「何とかしなきゃな」と思えます。
Q: 先送りカウント自体を忘れてしまいます
この先送りカウント方式の問題点として 先送りカウント作業自体を忘れてしまう があります。つまり、上記例で言えば「o を付ける」という作業を忘れてしまうわけですね。ツール側で自動的にカウントさせるのが理想ですが、Tritask にはそのような機能はありません。
対処法は一応あります。
タスク名に 「先送りカウントするんだよ」とリマインドさせる文字列 を書いておきます。たとえば。
2018/10/04 Thu 面談日程を調整する(10/30まで) 先送[]
ここでは 先送[]
という文字列を書いています。これを読めば「あ、先送りカウントしないと」と気付きやすくなります。