SIer でソフトウェアエンジニアが評価されない理由
大手 SIer にもなれば色んな部隊があって、製品開発や技術調査といった仕事に携わることもできる。しかし、だからといって、ソフトウェアエンジニアとしてハッピーかというと、そんなことはない。制度的・文化的な壁に阻まれる。
一人の万年平社員エンジニアとして日々感じている「壁」を、「評価されない理由」と題して言語化してみた。
- 1: 平社員に裁量がない
- 2: 社員に人権がない
- 3: 契約、予算、人月による拘束がきつい
- 4: エンジニアとして評価される軸がない
- 5: 全員にアプローチ(発信・共有)できる手段と文化がない
- 6: 負債という概念に無頓着
- 7: 日本企業的「家族ごっこ」が蔓延している
- 所感
1: 平社員に裁量がない
平社員は「上司からの指示命令で動く機械」とみなされている。自分の裁量で行動することが想定されていないため、エンジニアらしく自立的にバリバリ動いていると悪目立ちし、釘を差される。
- 平社員 ≒ 上司から言われたことをやる人
- 平社員 ≒ 指揮監督がなければ動けない、未熟な人
- 何かをやるなら上司に相談して許可を求めるべきという暗黙の了解
- 平社員が(上司を通さず)自分の裁量で行動することは想定されていない
- 想定されていないがゆえ、そんな行動を取れば上司が不機嫌になる
- 上司も人間が出来てる(ことが多い)ので表面上は何もないが、応答や承認の悪さといった形で表出してくる
- 上司「お前が勝手に動くと俺が管理してないように見られるだろうが」
平社員エンジニアは「上司が管理監督する村(チーム)の一員」であり、勝手に外に出ることはできない。外に出るのは村長(上司)の役目であって、村人たる自分は村長経由で外からの情報を得るだけだ。そういう未熟な存在だとみなされている。
ゆえに上司の許可無く部門やチームの外を超えて発信することさえも認められてない。たとえばプライベートでブログ書いたり GitHub にアップしたりするのと同じ要領で「自分の成果を全社員に公開する」なんてことは許されない。「勝手に何してんの?」「俺の顔に泥を塗る気か?」となる。
2: 社員に人権がない
人権がある(まともな PC 環境がある)ケースは稀だ。
PC ハード:
- 32GB/SSD は夢の世界
- 16GB/SSD もありえないかなぁ
- 研究開発部門やよほど交渉が上手い人なら手に入るかも
- 16GB/HDD、8GB/HDD は優良な SIer ならある
- 4GB/HDD は割と普通
- 劣悪な SIer だとそれ以下も
OS:
- Windows デフォ
- Mac はよほどの理由が無い限り無理
- 業務で iPhone アプリ開発してるなど「業務上の理由」が必要
- 個人改善レベルの理由では通らない
PC ソフトウェア:
- フリーソフト・OSS はいちいち申請・承認が必要
- 申請は長ったらしいエクセル
- 過去記事にも苦悩が現れている のでよろしければ読んでください
机と椅子:
- 机
- 狭いオフィスにごった煮気味なので広くない
- 27 インチディスプレイを横に 2 枚並べられる広さでも恵まれた方
- パーティションとかないので向かいの顔見える、落ち着かない
- 事務用品なので「引き出し付属」デフォ、無論隔離しておける場所も無い、邪魔
- 椅子
- 安物の事務用品
- アーロンチェア……とまでは行かずとも、肘掛け付きのワーキングチェアさえない
- メンテされておらずギーギー鳴ってうるさい
- 備品なので勝手に油差し込むとかも無理
挙げればきりがないのでこの辺にしておくが……。
大手 SIer(というより大企業?)では「大量の社員を画一的に扱う」「社員 ≒ 非エンジニア(ICT リテラシーをあまり持たない)な人たち」という前提で各種制度・体系・環境が組み立てられているので、エンジニアが不便・窮屈に感じるのはデフォ。
一方、非エンジニア達は何とも思っていないこともままある。問題なのは上司など「承認する側」が非エンジニア側の人間だということ。彼らにはエンジニアの要求は「個人的なわがまま」にしか見えないため、環境絡みの要求は一蹴されるのがデフォ。
3: 契約、予算、人月による拘束がきつい
SIer では仕事を管理しやすくするために「人月」という単位を使う。人月とは「社員一人が一ヶ月働いた時のコスト」を表す。一日単位の「人日」もよく使われる。
これを使って、SIer では社員は以下のように管理される。
- 社員は毎日どのプロジェクトに何時間使ったかを正確に記録しなければならない
- 案件 ≒ xx 円で ~~ を成し遂げてください
- 人材の投入方法
- 平社員の 1 人月が a 円、管理職の 1 人月が b 円
- xx 円あるなら平社員は ~~ 人、管理職は ~~ 人投入できるよね
- 予算の消費 ≒ 人月として費やすこと
- 予算を達成するには? ≒ 指定量分の人月を消費する
- ……
要するに「あなたはプロジェクト A に x 時間、プロジェクト B に y 時間使ってね」といったように 期間と人月で行動が縛られる。これは予算達成や顧客契約にも絡むので抗えない(ことが多い)。
当然ながらプロジェクト A や B の直接作業以外の一切は「関係ないこと」とみなされてしまう。自己学習や改善に費やせる余地はない、というか(アサインされた以上は)許されていない。
下手に「~~しました」とアピールしようものなら「何サボってんの」となる。たとえ結果を出している(工夫して時間を捻出してそこで活動している)のだとしても、「そんな暇があったらもっとたくさん仕事しろよ」「もっと早く終わらせろよ」と思われるだけ。
ちなみに、こんな制約もある。
- 社員は毎日、定時間分は何らかのプロジェクトに従事しなければならない
- プロジェクト ≒ 金になる何らかの案件
- 平社員の「~~を試したいです」「改善したいです」は案件にはならない
- こういう投資や社内改善を案件にしたいなら、それはもう壮大な手続きと社内政治が必要に。。。
エンジニアに自由はない。
4: エンジニアとして評価される軸がない
まずは現在の制度や性質をつらつらと挙げてみよう。
キャリアパス:
- 概ねこんな感じ
- 平社員
- リーダー
- 管理職(係長)
- 部長
- ……
- 技術使って手を動かすのは平社員まで
- リーダー以降は「技術使って手を動かす人」をコントロールする立場
給料:
- 昇進しないと劇的にはアップしない
- ボーナス無し残業無しなら月手取り 20 万が上限ではなかろうか
- 昇進したらこれが 25, 30, 40, 50……と増えていく
評価されること:
- xx 円稼いだという実績
- ≒ 大きな SI プロジェクトに属して、その下で働いて成果出す
- xx 円稼げる案件を獲得したという実績
- ≒ 渉外力と人脈が求められる世界
- 上司や上位上司に気に入られること
- 制度上、昇格要件を満たしても大人の事情で覆る
- 大人の事情 = 「彼らが話し合って決める」というブラックボックス
評価されないこと:
- 利益として直接数字に出ない活動
- 技術的に高度なこと
- たとえば社内で前例がないことを成し遂げても評価されない
- 技術はあくまで手段
- モダンな開発手法や OSS を駆使してキレイにつくろうが、素人が地頭と根性で手続き的クソースで汚くつくろうが、評価に差は出ない
つまり技術どうこうで勝負しても評価されない。評価されないから昇進もできず、給与も増えず、したがって生活にも余裕が持てない。単身者はさておき、(共働きでない)世帯持ちの平社員はほぼ 100% が生活残業に頼っていると言っても過言ではないだろう。
評価されたいなら「(既に稼ぎ柱となっている)SI プロジェクトで揉まれる」「上に気に入られる」が必要。
※ここで「技術的に高度なことをしたなら、それを社内に広めればメシの種になるのでは?」と思われるかもしれないが、散々上述したように、そのような提案・啓蒙は一平社員には行えない。そもそも高度といっても、せいぜい Qiita にいるような Web エンジニアにとっては当たり前の水準にすぎないため、「そんなに強いならさっさと転職すればいいじゃん」ともならない。そこまで強くないからこそ、リスクを考えて SIer に留まるしかないのである。
5: 全員にアプローチ(発信・共有)できる手段と文化がない
発信(共有)できることはエンジニアの武器であり価値である。不特定多数に発信することで誰かの役に立つし、フィードバックや繋がりやチャンスも生まれる。インターネットもソフトウェア文化もそうやって発展してきたし、エンジニアもこれに乗っかって自らを広げることができた。
しかし SIer では不可能だ。
- 手段がない
- そういうプラットフォームが存在しない
- たとえば個人がブログやリポジトリをつくって全社員に発信することさえできない
- 無論、インターネットに発信するのも NG だし、申請したところで許可などもらえない
- SIer がネット上で発信していないことからも明らかだろう。
- 文化がない
- 当たり前のように発信するのはエンジニアだからこそ
- 非エンジニアにとって「発信」とは普段から縁がなく、意識もしない行為
- 所感
- 「Twitter で Public に発信してる」率は 5% もない
- 「月に複数回以上ブログでアウトプット」率は 3% もない
- 「GitHub で 100 Contributions 以上」率は 1% もない
- 非エンジニアには発信に要する能力と経験が不足している
- むしろ「形に残る文章を残したくない」という保身的な嫌悪感を持つ人も多い(組織の上に立つ者はこういう世界っぽい?)
- 残すにしてもパワポで丁寧につくったレベルの資料のみ
6: 負債という概念に無頓着
技術的な負債を防止、回避、低減するという発想がない。そもそも負債という概念を知らない。
- 丁寧な設計、テスト、自動化などで高品質を担保しても評価されない
- むしろ「こだわりすぎ」「いいからもっとスピード出せ」
- それよりも突貫クソースで形にした者が正義
- 出世してる人は大体これ
- 持ち前の地頭でゴリ押しクソースを書いて乗り切る
- 評価されて昇進してプロジェクトやチームを離れる
- 後でメンテする人がクソース苦しむ、でも書いた人いないから詰む
そういうわけでエンジニアはストイックに(負債を認めないという)自分を貫かないと、すぐに負債を背負わされることになる。というかそもそも携わる仕事の大半が「負債を抱えたプロジェクトのメンテ」だという現実も。
7: 日本企業的「家族ごっこ」が蔓延している
日本企業(SIer含む)全般に当てはまること:
- 仕事ではストイックに生産性や効率を求めてもばちは当たらないが、彼らはそうしない
- その最たる例が「ダラダラ会議をする」こと
- これの根本的原因は 家族ごっこ にある
家族ごっことは:
- 家族のような「一緒に過ごすことに対して生産性や効率を要求しない関係」を運用すること
家族ごっこの効用:
- a) 単純に居心地が良い
- b) 家族というコンテンツが生まれる
- c) 愛着や親愛を積むことができる
- d) 上下関係をつくることができる(親→子、上司→部下)
- a と b があれば暇しない
- c と d があれば「テキトーに根性と協調で頑張る」ことができる
- 戦略や改善といった「知的活動」に頼らずに済む
一方、エンジニアはこの家族ごっことはそりが合わず(合わないことが多いように思う)、非生産性や無駄が目につく。しかし、これらを指摘・是正しても受け入れられることはない。なぜって、そもそも会社は家族ごっこをしているのだから。生産性や効率という概念そのものが場違いなのである。どころか「人でなし」「機械」「利己的」「自分勝手」といった烙印さえ押されかねない。
所感
今回言語化してみたが、ここまでとは……。
※僕というエンジニアの、狭い観測範囲の話なので、一般論として言えるかどうかはわからない。参考までに。
SIer(というか企業全般)ではソフトウェアエンジニアの文化や価値観がまるで通じないことがわかるだろう。ソフトウェアエンジニアは極めて特殊な人種なのかもしれない。
ゆえに、エンジニアらしく活躍したいなら、同じ人種がデフォであるようなコミュニティや界隈に行くしかないのだろう。それがいわゆる Web 屋なんだろうと思う。
電子マネーが使えない生活圏に住むミニマリストの小銭利用戦略
ミニマリストは紙幣と小銭をもミニマムにする。早い話、電子マネー(クレカ等も含む)で済ませるのだ。しかし電子マネー非対応の地域や店鋪だと、そうもいかない。さてどうする。
僕なりに工夫してみて、割とうまくいっている運用を紹介したい。
前提
都内に住む僕を取り巻く「電子マネー非対応」のものたち。
- よく通う弁当屋
- よく通う定食屋
- よく通うスーパー
- 電子マネー自体は対応しているが、僕が好む Suica に対応してない
- よく使う公園の自動販売機(運動時に毎回飲み物買ってる)
つまり電子マネー非対応の「商店街」と「公園」に集約されている。
サマリー
こんな戦略を取る。
- 普段は紙幣だけで支払う
- 偶然「すぐに小銭も出せる」なら出しても良い
- 溜まった小銭は小銭入れに仕分ける
- ポケットが三つあるものが良い
- 電子マネー非対応の地域や店鋪で買い物する時は、小銭入れで買い物する(最初から普段の財布を使わない)
- 使い切れない小銭は募金で処分する
以下詳しく。
1: 普段は紙幣だけで
小銭の何が問題かというと、二つあると思う。
- a) 支払う時に時間がかかる
- b) 財布に小銭が溜まると重たい
このうち、a) の支払う時の手間については 紙幣だけで支払うようにする だけでクリアできる。
無論、そうするとお釣りの小銭が溜まっていくので、これを何とかしないといけない。2: 以降に続く。
2: 小銭は小銭入れに隔離する
小銭をメインの財布に入れていると、重たいし邪魔なので、適当なタイミングで小銭入れに移す。
小銭入れについて
小銭入れはポケットが三つあるのがおすすめ。入れ方はこうする。
- 1円玉と5円玉を入れるポケット
- 10円玉を入れるポケット
- 50、100、500円玉を入れるポケット
こうすれば非常に取り出しやすくなって便利。
小銭入れに隔離するタイミングについて
僕はメインの財布に小銭が溜まって 「重くなってきたな」と感じたら 隔離している。
いつやるかは色々あるけど、大体この二つ。
- 掃除のあとに
- 行きつけの弁当屋で待っている時に
小銭は汚いので 手を洗う機会がある前 にやるのが良い。
3: 小銭入れを持ち歩く
小銭入れは普段から 財布とは別に 持ち歩く。特に普段リュックやバッグを使っている人は、そこに入れておけばいいだけなので、ミニマリストでも問題ないはず。
普段持ち歩かない人は、小銭入れで事足りるような買い物をする時に(財布ではなく)小銭入れを持ち歩く ようにする。たとえば「昼飯買いに行くか」という場合、弁当代が高々 700 円であれば、700 円以上入ってる小銭入れを持っていくだけで事足りるはずだ。
4: 小銭入れで支払う
小銭入れも、使わないと溜まる一方なので、たまには使う。
具体的には 3: でも少し書いたが、もう一度言うと、小銭入れで事足りるような買い物をする時に(財布ではなく)小銭入れを持参する。
つまり「いつも持ち歩いてる財布」ではなく「小銭入れだけを使う」ということ。
※余談。このような行動は脱・財布に近づく一歩になる。ミニマリズムにおいて「何かと色々入った便利な財布」は敵だが、中々倒すことができない。だからこそ、このように 部分的にでも小銭入れだけを使う機会 を設けることは大事。この小さな成功体験が、次につながっていく。
決め打ちすると良い
わかりづらいので補足。
普段財布を使っている人が、ある時だけ小銭入れで買い物する……というのは心理的ハードル(だるさ)が強いため意外とサボりがち。
どうすればいいかと言うと、「この日のこの買物では小銭入れを使う!」と 最初から決め打ちする と良い。
僕の場合、
- 明日土曜日の昼と夜、弁当屋で弁当買う時は小銭入れだけ持参しよう
- 今日帰ったあとの公園トレーニング時は、小銭入れだけ持参しよう
こんな風にしている。「この時は小銭入れ!」と最初から固定しちゃうことで、心理的ハードルはグンと下がる。
5: 処理が追いつかない小銭は募金する
4: だけでは処理が追いつかず、小銭が溜まって小銭入れから溢れてしまうことがある。特に 1 円玉と 5 円玉は溢れやすい。
そんな時、律儀な人なら「貯金箱に貯めて ATM や銀行に預けよう」などと考えるが、これは時間がかかるのでおすすめしない(無論、時間に神経質でないならそうしてもいい)。
かといって「小銭を捨てる」という最大の時短は、実は法律(貨幣損傷等取締法)に接触する可能性があるため NG だ。そもそも「一円に笑う者は一円に泣く」の格言やら罪悪感やらで、捨てる事自体に抵抗がある人もいるだろう。
じゃあどうするかというと、募金で処分すればいい。
コンビニでも、街で見かけた募金でもいい。募金は気持ちよくなれる(良いことした気になって気持ち良い&お礼を言われて嬉しくなる)というメリットもある。1 円 や 5 円で、こういう気持ちを買えるのだと思うと、安いものだ。
おわりに
支払いを電子マネーで完結できない、でもミニマムにしたい、特に小銭の扱いをもっと楽したい……そんな僕が取り組んでいる運用を紹介した。
一見すると煩雑そうに見えるが、こうやって妥協しつつもシステマチックに最適化していくこともまたミニマリズムに通じる。実際、僕は「小銭の溜まった重たい財布」や「支払う時に小銭を出すのに時間かかってストレス」という事態から解放されつつある。
p.s. まあ本当にミニマイズしたいなら、そもそも「自動販売機を使わない」といった戦略を取るべきなんでしょうけどね。自動販売機を使わなければ、小銭を持ち歩く機会も不要になるわけで。しかし僕が「自宅で準備する手間」が嫌いで、金やモノよりも優先的にミニマイズしているので、この戦略は当面は取れません。
フルグラ朝食生活を一年続けてわかったこと
僕は栄養と時短を両立するために朝食をフルグラで固定していた。
そんな生活を一年以上続けたので、わかったことをまとめたい。良い点、悪い点を雑多に並べる。
便通が良くなる
一日 3~5 回くらい大を出してる。 便秘という概念とは無縁 になった。
たぶん牛乳の解毒作用(というか腹が緩くなるアレ)とフルグラの食物繊維のダブルパンチなのだと思う。
尿が近くなる?
一日 6~9 回くらいは便所行ってる。会社だと 30分~1時間に一回は席立ってます ねぇ……
糖分取りすぎて糖尿病とか?健康診断は異常なさそうだったけど。
※余談。実は今年、肝臓系の値が急激に増えてて肝炎やらガンやら疑われているが、曰く「この上がり方は急激すぎる(去年まではずっと異常無しだった)ので何か薬か食べ物飲み物が悪さして突発的に上がってる」らしくて、フルグラは関係なさそう。
ともあれ、尿が近いせいで長時間の拘束が苦手になってしまった。一時間以上続く会議に耐えられた試しがない。フルグラ朝食生活の前は明らかに耐えれてたのに。
まあ、それでも睡眠には支障がない程度ではあったので気にしてない。
圧倒的な時短
やはり時短という面では優秀だった。
僕の場合、使い捨てスプーンとどんぶりを使うことで「洗う時間」さえも短縮する徹底ぶり(まあ慣れたら 1 分で洗えるし、使い捨ては買いに行く手間もあるので、実はあまり時短じゃないのだが)。
加えて、フルグラは片手で食べられるので PC しながら食べられる という「ながら」もできる。おかげで僕は毎朝、朝食を食べながらブログ書いたり小説書いたり本読んだり週次レビューしたりできていた。
意外と味に飽きない
砂糖ベースで甘く味付けされているし、食感も豊富なので、意外と飽きない。普通に年単位で続けられると思う。
栄養とエネルギーは問題無し
フルグラ朝食を一年続けていたが、栄養やエネルギー面でも問題は無いように思う。
- 午前中の知的活動も問題無く行えている
- 午前中のダンスラ(ゲーセンのダンスゲームで運動)も問題無く遊べている
僕の場合、一食でフルグラ 100~150g くらい食べる(推奨は一食 50g)。エネルギーで言えばフルグラ 50g で 222kcal、牛乳 200ml で 130 kcal だから、仮に 150g + 300ml だとしたら 666+195 = 861kcal も朝に摂ってることになる。僕がハードゲイナーじゃなかったら太ってますよねハイ。
砂糖耐性が無くなる
砂糖に依存性があるのはよく知られていると思うが、フルグラも言うなら砂糖菓子みたいなもの。ゆえに依存性は強まる(気がする)。
実際、フルグラ生活を始めてからの、僕の間食費は明らかに増えている。午前中の間食も増えている(今まではほとんどしたこともなかった)。
すぐに腹が減る
朝 7 時に 850kcal くらい食べても、10 時くらいにはもう腹が減っている。腹の虫もグーグー鳴って、ていうか大合唱するレベルで、自席でも会議中でも隣の人には普通に聞こえてるだろうレベル。
ここに砂糖耐性とのダブルパンチが効いてきて、売店に足運んじゃってお菓子買っちゃうわけですよ。
意外と金かかる
一食あたりの金額を計算してみると、結構バカにならない
- フルグラ 125 円
- 800g 612 円を 5 回で食べる場合
- 牛乳 44 円
- 1L 171 円を 250ml ずつ 4 回で使い切る場合
- 使い捨てスプーン 14 円
- 使い捨てどんぶり 28 円
211円。月 6300 円くらいか。中食にしては安いけど、劇的に安いってほどでもない。というか 実際は砂糖耐性や腹減りのせいでお菓子の量が増えるので、もっとかかってる。仮に一食 150 円のお菓子を毎日食べてたとすると、もう +4500 円だよね。
「毎日 150 円もお菓子!?」
というと倹約勢には信じられないかもしれないが、家計簿見てみたら僕、そのくらい使ってたよ……。無自覚って怖いですね。
買い物しづらい
フルグラ 800g は袋が大きいので買い物しづらい。特に 週に一度だけ買い物する 僕にとっては 一度に運べる限界荷物量に平気で近づいてくるフルグラ が地味に痛い。
週一買い物勢の僕が買うものは
- 水 2L
- フルグラ
- 牛乳
- お菓子系
- その他不足している日用品全般
という感じなのだが、フルグラのせいでビニール袋が占有されやすい。持ち帰るのは毎回苦労している。徒歩数分なのがせめてもの救い。
まとめ
改めてまとめると。
- 良い
- 時短と栄養は最強
- 便通も何気に嬉しい
- 悪い
- 腹減りと砂糖耐性と尿近い
おわりに
フルグラ朝食生活を一年続けてみてわかったことについて、簡単にまとめてみた。
p.s. 実は先週から朝食を変えています。「サトウのご飯 + 生卵2個 + 納豆」です。栄養とエネルギーを維持しつつ、腹減りや砂糖耐性を減らしたい、でも時短は継続したい……ということでこうなりました。さてどうなることやら。
レビューのコツ
ここでいうレビューとはコードレビューのことではなく、GTD におけるレビューのような 「定期的に行う」「個人的な」「仕事または日常生活全体の」「振り返り」 のこと。
僕は仕事でもプライベートでもレビューを取り入れているが、だいぶコツがわかってきたように思う。今回まとめてみたい。
- レビューとは
- レビューの要否
- 時間帯
- 頻度
- 基準をつくる
- ログ(過程)を溜める
- 具体的なアクションを仕込むところまでやる
- データ型かひらめき型か
- とりあえず積む
- ひねりださない
- 疎でも受け入れる
- レビューで何をするかはテンプレ化しておく
- モニタリングする
- 無慈悲な伐採
- おわりに
レビューとは
- 振り返り
- 定期的に振り返る(n日に1回)
- 一人で、かつ自分について振り返る
- 仕事または日常生活を振り返る
- 効用
- 整理整頓(未読レビュー)
- 現状把握(進捗レビュー)
- 軌道修正(進捗レビュー、方向レビュー)
- レビューの種類
- 未読レビュー(溜めてるものを消化する or 消化対象にする)
- 進捗レビュー(すぐには終わらない事項(プロジェクト)の進捗を振り返る)
- 方向レビュー(人生目標、哲学、価値観などと照らし合わせて振り返る)
- 参考: レビューは三種類あると思う - ガラパゴスタ
- よく知られたレビュー手法
- GTD
- スクラム(デイリースクラム, スプリントレビュー, etc)
- KPT(Keep/Problem/Try)、YWT(やったこと/わかったこと/次にやること)
レビューの要否
- 人それぞれ
- やらなくても別に死なないので最悪要らない
- QoL を上げたいなら必要
- やるにしても何のレビューをどれだけやるかは人それぞれ
- 例1: 未読のみ週一でやる
- 例2: 進捗は毎日、未読は週一、方向は月一
- 例3: 週一と月一だが、何をどれだけやるかはその時状況次第
- 例4: 何もしない
時間帯
- なるべく朝(起床から数時間以内)が良い
- 頭が疲れてないので思考・発想が広がりやすい
- 絶対に邪魔が入らない時間帯にする
- 同居人がいるなら早朝なり出かけるなりしてでも
- 通知は全部切っても良いレベル
頻度
- 日次(Daily)、週次(Weekly)、月次(Monthly)、年次(Yearly)がある
- どの頻度でやるかは人それぞれ
- 例1: d だけ
- 例2: w と m
- 例3: d と w
- 例4: d と w と m と y(全部)
- y だと頻度が少ない場合は四半期(Quarter)、半期(2Quarter)もアリ
- 頻度は足りなければ増やす感じ
- 足りない ≒ 振り返りに時間がかかりすぎる or 思い出せない
- d は 5~15 分、w と m は 60 分以内で済ませたい
- 低頻度のレビューでは高頻度のレビュー結果をインプットにする
- 例1: w では「d の結果」や「d で処理しなかったもの」を読む
- 例2: m では「w の結果」や「d と m で処理しなかったもの」を読む
- こうすればレビューに要する時間を減らせる
基準をつくる
- レビュー ≒ 基準(理想や目標や指針)と現実の乖離を知ること
- 基準が無いと知りようがない
- 目的のない読書やゲームみたいな娯楽に成り下がる
- 基準がない場合は、えいやでいいからつくる
- 日々行動してレビューしたら色々見えてくる
- 基準も肉付けされていく(肉付けできるようになる)
ログ(過程)を溜める
- レビュー時に全部思い出そうとするのは無理ゲー
- やったこと、思ったこと、感じたこと、考えたこと etc なるべく形に残しておき、これらを見ながら振り返るしかない
- 自動で記録してくれるシステムがあると楽
- 溜めるもの・溜まるものの例
- 日記
- 日報/週報
- タスク管理ツールや TODO リストのログ
- ブラウザの閲覧履歴
- Dropbox や GitHub などワークスペースの更新履歴
- ……
具体的なアクションを仕込むところまでやる
- レビュー後は具体的なアクションを出して、仕込むところまでやる
- 仕込む≒予定、リマインダー、タスクリストなどにセットする
- その場でアクションに落とし込めないなら「A の件について落とし込む」というタスクを仕込む
- よくある落とし込みテクニック
- とりあえず買う
- とりあえず配置だけしてみる(掃除・整理系タスク)
- とりあえず下書きを書いてみる
- 5分でいいからググってみる
- 5分でいいから思いついたキーワードを列挙してみる
- ……
- 仕込み方
- カレンダーに仕込む
- リマインダーを仕込む
- タスクリストに書いておく
- ただしタスクリストが日間割(日単位でその日やることを記載できる)能力を持っている必要がある
- 日間割があれば、次の13日にやりたい → 13 日の欄に書いとく、で済む
データ型かひらめき型か
- データ型は、定量的に記録して分析することで発見する
- ひらめき型は、定性的に記録して読み返すことで着想する
- どっちが適しているかは人次第、対象次第なので適宜使い分ける
- 例1: 僕はどちらかと言えば「ひらめき型」
- ログを読み返して「これは良かった」「これはダメだった」を洗い出す感じ
- 分析や計算は得意じゃない(頭を働かせるのが苦手)ので、直感に任せる傾向がある
- 例2: 進捗レビューは「データ型」が適する
- 進捗を把握し、次につなげるためには、定量的に進捗を知るしかない
- (Bad...) 今日はこれとこれをした、この点が良かった、この点が悪かった……
- (Good!!) 締め切りが xxx で、タスクは全 yy 個で、現在 zz 個まで終わってるから、残り d 日で zz-yy 個のタスクを消化する必要があって、ここまでタスク一つの平均消化時間は a 時間、で一日の労働時間は h 時間だから……
とりあえず積む
- レビューという習慣があると「どうせ後で見返す」という安心感が得られる
- 重要でないことは、どんどん「とりあえず積む」
- 後でレビュー時に要否や実施タイミングを検討すればいい
ひねりださない
- 何も思いつかない、何も見出せないならそれはそれでいい
- 避けたいのは「心にも思ってないことを言語化して、振り返った気になること」
- 無意味どころか時間の無駄
- この「作文や屁理屈をつくるマン」は意外と陥りやすい
- 何も思いつかない、見出せない時の原因
- 基準(理想や目標や指針)がない
- ログが無い
- ログはあるが、読みづらくて頭に入ってこない
- ログの内容が不十分
- 例: 日々のパフォーマンスの浮き沈みが激しい、原因がわからない
- → たとえば体調や感情を記録してないから
疎でも受け入れる
- やりたいことがないなら、無理してひねり出さなくてもいい
- レビューしても何も改善点やアクションが出てこない → ある意味平和
- 世の中には「やりたくない」「つまらない」けど「やらなきゃいけない」を多数抱えて苦しむ人が多い
- 例1: 言われるがままに結婚して子ども持って昇進してる人
- 抱えてなければその分、やることがないので、レビューしても何も出てこないことはよくある
- 例2: 現状に満足してる多趣味平社員独身男
- そのうち「やりたいこと」や「やるべきこと」が出てきたら忙しくなるよねー、それまでは平和を楽しんでおけばいいかー、くらいの心持ちで良い
レビューで何をするかはテンプレ化しておく
- どのレビューで具体的に何を行うかは事前にテンプレ化しておくと楽
- まず a を開いて、次に b を書き写して、c と d を見ながら e の観点で振り返ってね ← こういう指示をチェックリストなり何なりでテンプレ化しておく
僕の週次レビューテンプレを晒しておく。
3 2019/11/10 Sun x GTD rep:7 週次レビュー 0 60分確保してください これはskipしてね 3 2019/11/10 Sun x GTD rep:7 週次レビュー 1 review_log.md のフォーマット見て作業環境を開け m:1 3 2019/11/10 Sun x GTD rep:7 週次レビュー 2 今週分読みつつ書け diary trita statil gistfile m:20 3 2019/11/10 Sun x GTD rep:7 週次レビュー 3 インボックス振り分け trita → someday? task? pj? m:4 3 2019/11/10 Sun x GTD rep:7 週次レビュー 4 ..\gtd\project.md 1 先週目標と今週実績振り返り 対策はタスク化 m:7 3 2019/11/10 Sun x GTD rep:7 週次レビュー 4 ..\gtd\project.md 2 height 振り返り 4000m 5000m 読む m:3 3 2019/11/10 Sun x GTD rep:7 週次レビュー 4 ..\gtd\project.md 2 height 振り返りと修正 2000m m:2 3 2019/11/10 Sun x GTD rep:7 週次レビュー 6 ..\gtd\project.md 今週やることの列挙と配置 1 pj and task m:8 3 2019/11/10 Sun x GTD rep:7 週次レビュー 6 ..\gtd\project.md 今週やることの列挙と配置 2 neta m:6 3 2019/11/10 Sun x GTD rep:7 週次レビュー 6 物足りないと感じたなら someday から補充 m:5
オレオレツールなので細かいフォーマットは割愛するが、どの順番で、どのファイルを使って、どんなことをすればいいかが指示されているのがわかるかと思う。
モニタリングする
- 定量的に記録しないとわからないことは、定量的に記録するしかない(モニタリング)
- 例
- 支出
- 帰宅時間
- 体調
- 睡眠時間
- 体温
- 体重
- 薬の服用数
- ……
- 習慣
- 筋トレの有無
- 有酸素運動の有無
- 朝食は食べたか
- オナニーやエッチの有無
- ……
- 喜怒哀楽メーター
- 喜を感じたか
- 怒を感じたか
- 哀を感じたか
- 楽を感じたか
- ……
- レビュー時は、定量的に記録したデータから傾向を洗い出す
- たとえば以下のようなことがわかる
- 例1: 睡眠時間が 7H 切ってると日中の満足度が低い
- 例2: 筋トレとオナニーが重なってると翌日体調崩しがち
- 例3: ここ一ヶ月、毎日定時だけど、喜と楽が皆無だ
- 記録は毎日つけるしかない
- テンプレ化すれば負担は減る(テンプレに従うだけで記録できるので楽)
- 仕込み(予定やリマインダーで仕込む)をしたら、記録を忘れることはない
- 「あー、記録するのだるいなー」 ← これは打ち勝つしかない
無慈悲な伐採
- 人はさして重要でもないことを抱え続ける傾向がある
- レビューでもこのことに気づけず、抱えるものが多い → 毎回レビューにも時間かかってる
- この現状を打破したいなら、どこかで「えいや」で捨てるしかない
- 要するにミニマリズム
- 僕が取り組んだことの例
- 記事にしたい本(昔読んだもの)が数十冊溜まってる → 中々読まないし、思い切って全部捨てた
- 最近乗ってないキックスケーターがある → もったいないけど、思い切って捨てた
- 婚活サイト放置したままだ、そろそろアクション起こさないと → どうせ本音はやる気ゼロなので、思い切って退会
おわりに
レビューのコツと題して、僕が気付いたこと・学んだこと・普段心がけていることなどを雑多にまとめてみた。参考になれば幸い。
他にも「私はこんなことしてるよ!」「こういうおすすめのやり方がありますよ!」などあったらぜひ。
ラウンドワンのダンスラッシュ交流会に参加してみた
僕は普段ぼっちでダンスラしており、たまに承認欲求を満たそうと池袋や秋葉原に出かけているのだが、正直マンネリ化の最中だ。やはり交流がなければ楽しくない。というわけで、久々に交流会に参加してみた。
サマリー
ラウンドワンのダンスラッシュ交流会に参加した。店鋪は「ラウンドワン横浜綱島店」。
所感
たまに参加するのも悪くない。環境次第なところはあるが、今回は非常に恵まれていた。
- 綱島ラウンドワンという神環境を知った
- 筐体メンテ良い
- 筐体音量大きくて気持ちいい
- 待合エリア豊富で休憩や内職にも困らない
- 施設は広いが、人は程々で、こじんまりしている(行列混雑とは無縁)
- みんなと遊ぶのはやっぱり楽しい
- 広くて椅子もあったので、非常に居心地良かった
- 以前参加した新宿や池袋は「満員電車」みたいな感じで、正直楽しむどころではなかったが
- 交流会プログラムがしっかり練られていて、楽しみやすかった
開催情報
- 2019/11/03 (日) 14:00~16:30
- ラウンドワン横浜綱島店
当日の開催告知ツイート を参照。
Twitter 情報
- #綱ラダンスラッシュ - Twitter検索 / Twitter
- 集合写真とスコアシート
- ローテ
- 1曲目: FLOWER
- 2曲目: Love 2 Shuffle
- 3曲目Aチーム: Auto Click
- 3曲目Bチーム: Be My Baby
交流会のプログラム
良い。
ラウンドワンはダンスラ交流会のプログラムを統一している(以下参照)。2019 年 11 月現在ではペアマッチ → パフォーマンス大会 → ローテーションプレイという感じ。スコアとパフォ、協力プレイと個人プレイ、すべてがバランス良く導入されており、よく練られている。
参考: ラウンドワン店舗交流会 for Round1 Gamers
会場の居心地
良い。
ゆとりあるフロアの一画で開催。ベンチも複数個設置され、10 人全員が座れるレベル。ストレスや疲労無く鑑賞できた。
参加者の傾向
計 10 人。
全員中上級者。ランニングマン(二段引き)や T ステップは当たり前の世界だった。
日記
12:20 綱島ラウンドワン到着
13:30 受付終了、14:00 開始なのでだいぶ早い。綱島ラウンドワンの環境を見てみたかったので。
1F で受付をする。カウンターでお姉さんに声掛けて、用紙もらって名前を記入。
ぼく「ちなみに人、集まってます?」
お姉さん「あなたが最初です」
ですよねー。みのれさんも以下ツイートをしており、
去年のダンスラはじめてたての頃、人気のない綱島ラウンドワンで3ヶ月くらい修行してましたが、その間に見た他のダンスラプレイヤーは片手で数えられる程度でした!!
— みのれ (@minore_drs) November 2, 2019
果たして綱島ラウンドワンダンスラ合流会の運命やいかに!?!?!?
僕もそんな気がしていた(僕は割とヘビーユーザーだが綱島には来たことがない≒マイナーな環境)。
12:30 ダンスラ見に行く
4F に上がり、早速ダンスラを見てみる。
誰もいねぇ……。
フロアは広くつくられていて、ボーリングとダーツが併存している感じ。待合エリアにもテーブルとベンチが何個もあって、ここで小説書いたり仕事したりできんじゃねってレベル。
人はそこまで多くない。言い方は悪いが、田舎のデパートという感じ。
とりあえずダーツやボーリングのリア充をチラ見しつつ、奥にあったダンスラを一回だけ遊ぶ。パネルのコンディションと音量は問題無い。むしろ史上最高クラス。 稼働初期から一台 なのにこのメンテなのだから、控えめに言っても神だろう(単に人が少なくてダメージ少ないだけかもしれんが)。
12:40 小説マン
待合エリアがガラガラだったので暇潰しに小説を書く。ポメラ を持参していて助かった。
書き殴っていたプロットに肉付けしていた。途中、近くに家族連れやリア充に来てくつろいでいたが、負けずに集中した。こういうのは気にしてはいけない。書いているネタはアレだが、知り合いでもなければ問題無い。僕もだいぶ強くなった。
13:50 集合
いつの間にかそこそこ集まっている。
早速店員さんによる司会進行が始まり、まもなく告げられたエントリー数は 10。
周辺はまあまあ広い。ローテは問題無くできるし、椅子も一人一つ用意されてる感じで、非常に居心地が良さそう(良かった)。
14:00 ペアマッチ
ペアマッチ:
- 二人一組でペアを組み、一台二人プレイで二曲遊んで合計スコアを競う
- スコアは
一曲目のスコア + 一曲目の曲レベル + 二曲目のスコア + 二曲目の曲レベル
つまりレベル 10 で遊ぶとしんどいが +10 加点される。レベル 8 だとあまりしんどくないが +8 なので +10 と比べて最初から 2 点差がついてしまう、という感じか。
ペアはエントリー順で組むことに。僕は ひりゅーさん と組んだ。
ひりゅーさん「Hastur ですね」
ですよねー。レベル 10 では一番簡単なのは間違いなく Hastur だろう。
一曲目は Hastur で遊んだ。僕は後ろでプレイ。T-Step 久々すぎてわからんのでランニングマンで押し通した。それでも普通に踏めるのだから Hastur さんは優しい。BPM も 118 で遅いし。
スコアは 98 くらい。
二曲目は迷った末、DUB I DUB。Hastur の次くらいに簡単だろうということで。完全にガチである。
※リンク先は H!RASU さんの動画です
スコアは 95 くらい。ランニングマンで押し通せばもう少し行けたかもしれないが、早速腹筋が疲弊して後に差し支えそうだったので普通に踏んだ。ちょっと悔しい。
この後は、他のチームのプレイを鑑賞。みんなサービス精神旺盛だし、個性や癖も一人ひとり出ているので、見ているだけでも楽しい。その割にはスコアもしっかり取れていて、なんていうか上級者の集いである。
結果だが、なんと優勝してしまった。あざっす。
14:45 パフォーマンス大会
パフォーマンス:
- 一人一曲をプレイし、スコア + パフォーマンス点投票で競う
- パフォーマンス点は参加者一人が 5 段階で付ける
今回は参加者 10 人なので、自分以外の 9 人から最大 50 点加算される感じ。
これもエントリー順からのスタート。最初は僕。
僕のやることは決まっていた。というより僕はこのために来た。自分の ランニングマン縛りバーサーカースタイル でどこまで沸かせられるか試したかったのだ。
選曲は Catch Our Fire! かんたん。いつもどおり 0:28 からランニングマンを開始して、最後まで暴走した。
トップバッターであり、しかも見慣れないランニングマン縛りということもあってか、秋葉原セガ三号館でテンション高い外人達から称賛されるくらい沸いたように思う。あざっす。
スコアは 94、パフォーマンス投票は 40。
この後は、みんなのプレイを鑑賞しては投票していく。みんなスタイルが違えば選曲も違うので、見ていて飽きない。椅子もあって落ち着いて見れたし。ほんの少しだけど会話もした。久々に楽しいひとときだったように思う。
パフォの優勝は TARINさん 。シャッフラーみたいな安定感にもかかわらず 97 以上を叩き出していて凄い。二位の TAKASHIさん さんも、ダンスジャンルはわからないけど「あ、ネットで見る上手いやつ」という感じ(語彙力)だったし、三位のらってさんは会場を沸かせる余裕を見せながらもほぼエクセだったし……うん、強い。やはりランニングマン縛りだけでは限度があるのかもしれないなぁと反省。
16:30 リレー
いわゆるローテーションプレイ。
詳しくは動画見てください。
横浜綱島ラウンドワン ダンスラッシュ交流会お疲れ様でした!
— みのれ (@minore_drs) November 3, 2019
参加者全員で撮影したリレー動画②になります!!
曲:Love 2 Shuffle#綱島ラウンドワン #DANCERUSH_STARDOM #綱ラダンスラッシュ pic.twitter.com/0FZeSgSNEj
ローテはダンスラにおける素晴らしい文化の一つだと思う。みんな一丸となって、一曲の中で観客とパフォーマーを兼ねることができるんだから、楽しくないわけがない。僕は普段は笑顔をつくらない(つくる機会も感性もない)んだけど、久々に笑えた気がする。あざっす。
10 人でこじんまりしていたこともあって、3 曲くらい回せた。満足感すごい。
16:30 交流会終了
何一つ滞ることなく楽しめた交流会だった。
余韻を噛み締めつつ解散。ありがとうございました。
探究型読書で少し遊んだ
探究型読書のセミナーを受けてきたのでレポートというかメモをまとめとく。
探究型読書とは
よくある取捨選択型読書術の一つで、読前(表面だけウォームアップ&仮説立てる) → 読中(情報と連想を集める) → 読後(集めたのをまとめる)という 3 ステップを用いて、著者の言いたいことを素直に知ろうとする読書方法。
探究型読書のポイント
- 服を選んだりスーパーで買い物したりするような気軽さで読書と向き合う
- 読前、読中、読後の 3 ステップに分ける
- 自分の解釈を交えず、著者のモデル(思考)をあるがままに読む
- モヤモヤは抱えても良い(無理に結論を出そうとしない)
- 伏せて開ける(いったん目を閉じて内容を思い出す → また見る、を行うと定着する)
- 仮説を立ててから読む、仮説を立てながら読む
一冊を読むまでのワークフロー
読前、読中、読後と 3 つのステップがある。
1: 読前
20分くらい。
目的は 「読んでみたい」という気持ちを引き起こす こと。
読み方:
- 表紙、目次、あらすじ、帯、袖、奥付などを読む
- 著者のモデルを借りる
- 著者の言いたいことは何かの理解に努める
- 著者は何が言いたいか、この本には何が書いてあるか等の仮説を立てる
- 特に重視するのは目次読み(シナリオを読み取る)
- 一通り読んだら、いったん本を閉じて、内容を思い出す → また見る
目次読みの際は以下を用いると良い。
- キーワード(Key-word)
- 重要なワード
- ホットワード(Hot-word)
- キーワードの言い換えやキーワードから連想できる言葉
- ニューワード(New-word)
- 読み手の解釈から生じる新たな概念
- 例:「これってつまりこういうことじゃね?」
2: 読中
30分くらい。
目的は 読前で定めた対象をもとに、手早く情報と連想を集める こと。
実際に本を読みつつ、著者の QA と自分の QA をメモしながら読む。
QA とは:
- 読中で集めるもので、Question(疑問や問題提起)と Answer(Questionに対する答え)の組
- QA には著者のものと自分のものがある
- 分けて集めることが大事
- 集め方
- 単にメモすればいいだけ
- 著者Q、著者A、自分Q、自分A と四列分の領域を確保すると書きやすい
3: 読後
10分くらい。
目的は 集めた情報と連想をまとめる こと。
アナロジカルシンキングを行う。
- 1: 読前で立てた仮説の検証
- ここは合ってた、ここはこのように違っていた etc
- 2: 似たもの探し
- 「この本のこの部分、どっかで見たぞ」のどっかを書き出す
- 3: 自分事に置き換える
- 1, 2 を参考に、自分に生かせそうなことをまとめてみる
所感
新書くらいの手頃な本を、1H くらいで連想メインで楽しむ手段としてアリかなと思った。
- 取捨選択型の読書術としては良く出来てる
- 読前でウォームアップになるので次に進みやすい
- 目次をじっくり読んで推察する楽しみ
- 読前で立てた仮説で取捨選択するのでサクサク読める
- よく出来た理論だなぁと感心してた
- key, new, hot word とか QA とか
- 僕も持論つくるの好きなので「ネーミングセンス良いなぁ」などと唸っていた
- 試しに一冊読んでみて
- 新書など「今の自分で難なく読めるもの」以下の難度であることが前提だと思う
- 1h フルに集中できる環境がほしい
- 脱線しないようカフェなど拘束力強い場所の方が集中しやすい気がする
- A4 用紙一枚くらい欲しい
- 片っ端からメモすると時間足りないので「ここぞ」だけメモする感じが良さそう?
- タイマー無いとステップの区切りわからん(セミナー中は講師タイマー)
ただ普段使えそうかというと、たぶん使わない。これは価値観の相違だが僕は、本は最初から最後まで全部読むタイプ(アウトプットしたい場合は全部読んだ後で改めて拾い読みする)なので、こういう取捨選択型だと「読み漏らしている部分がある」気持ち悪さが拭えない。
参考
じぶんリリースノートを書いてみた
じぶんリリースノートを書いてみたので、ここまでやったこととか所感とか感想がてらまとめとく。
書いたもの → じぶんリリースノート (Ver 0.31.10) - ガラパゴスタ
やったこと
1: 事例を調べる
まずは既存事例を集めて概要と内容を把握した。
えいのうさんに取り上げていただいたこともあり、10 ブクマという歴代二位のブクマを叩き出した。
2: フォーマットを決める
僕の「じぶんリリースノート」として何を書くか、またどんなフォーマットで書くかを決めた。
まず何を書くかは、以下のようにした。
- 技術(ソフトウェアエンジニアネタ)は書く
- 元々じぶんリリースノートはエンジニア界隈の遊びであり技術ネタが多い
- というかほぼ技術ネタのみ
- 本、買ったものあたりもまとめておきたい
- 家計簿はつけてるが振り返らないので
- 趣味の状況もまとめておきたい
- 多趣味マンで、人生の半分以上は趣味なので
- 日々生活で試したこととかも書いておきたい
つまりは技術に限らず、自分の体験や試行は一通りまとめることにした。
ただし、やったことすべてを厳密に記すのは明らかに大変なので、人に語れそうな「主なもの」だけ書くことにした。
で、フォーマットも考えて、こんな感じに。
# じぶんリリースノート (Ver 0.★年齢.★月) (一言で要約) ★前月についてのみコメント。未来はコメントしない。 ## 仕事 - 仕事名 - コメント - コメント - . - . - . - . - . - . - . - . - . - . - . - . ## 技術習得 ★人に語れるレベルの習得技術について過不足無く端的に - . - . - . ## 生活改善 ★取り組んだことや効果が出たことなど - . - . - . ## 買ったもの ★主に買ったもの - . - . - . ## 趣味 ★先月から残ってるものは x2 のように数字増やす - 趣味名 - 進捗やコメントややる気など - 進捗やコメントややる気など - . - . - . - . - . - . - . - . - . ## 読書 ★先月から残ってるものは x2 のように数字増やす 読んだ: - . - . - . 読んでる: - . - . - . 積んでる: - . - . - . マンガラノベ: - . - . - . - . ## アウトプット ★娯楽ネタは除く(趣味欄にする) - リンク - コメント - コメント - . - . - . - . - . - . - . - . - . - . - . - . ## 参加イベント - . - . - .
3: 実施タイミングと実施方法を決める
最初は GTD の月次レビュー時に併せて実施するつもりだったが、時間かかりすぎるので、その前後で行うことにした。
- 月次レビュー ← 50分くらいかかる
- じぶんリリースノート ← ?分(だが 30 分はかかるように思える)
実施時はレビューメモを見ながら行う。メモには以下のヒントが書いてある。これで迷うことはないだろう。あとは見ながら思い出しながらひたすら列挙するゲーだ。
- じぶんリリースノートを書く時に見るもの
- 週次レビュー
- 家計簿
- GitHub, Qiita
- ブログ stamemo, ガラパゴスタ
- その他 ホームページ から辿れるところ
4: とりあえずやってみる
2 日ほど早いが、とりあえずやってみた。
実施時間は、
2 2019/10/29 Tue 06:54 07:46 1 自分リリースノート m:30
朝のフレッシュな頭で、大体一時間くらいかかりそうか。
やってみて所感
- 日記や備忘録は普段から溜めてるが、あまり振り返っていない → じぶんリリースノートは意識的に振り返る習慣として重宝しそう
- 「全然大したことしてないなぁ」と焦りが湧き出る
- エンジニアとして死んでるよなこれ……
- これでも会社でかなり
衝突主張して配慮してもらってる- ひどい時は技術無関係な雑用や講師業務でフルだし……
- たぶん僕から「~~の仕事やらせろやおら」と責任負いに行かないと「技術を学べる場」は手に入らない
- 慣れたら 1 時間以内に終わりそう、最適化すれば 30 分も射程範囲かも、ともあれ続けられそう
じぶんリリースノート (Ver 0.31.10)
じぶん Ver 0.31.10 をリリースした。
今月は娯楽に傾注していた。アニメを視聴し始めた、小説執筆を重視し始めた、ダンスラで週に一度は遠出している、など遊び呆けた学生のレベル。
GTD 3000m からして「小説完成」しかないので怠惰にも程があるが、他に目指したいことやできそうなことがない。目下、副収入 +5 万くらい欲しい(でないと生活水準維持できない)のだが、ブログも YouTuber も適性が無いとわかっている。いったん現実逃避に倒したのが、今月であった。
仕事
- AWS CloudFormation を用いた評価環境・研修用環境自動構築の実現
- サーバー統合運用管理の主要製品・関連製品の調査や比較
- Webアプリ開発案件
- 計 10KL くらい、一年以上前から続いてるやつで、たまに要件届く
- 今回分届いたので見積もった
技術習得
- AWS CloudFormation
- 0.7 KL くらい、EC2, IAM, EBS, Route53 あたり
- AWSCLI でテンプレ検証もする
- Slack ワークフロー
- Javascript ES6
- 3card
- CSS Flexbox
- 3card
- Golang
- splitter
生活改善
- o ブログの運用方針を変更します【備忘録的にします】 - ガラパゴスタ
- o ブログに時間かからなくなった
- o 記事は書きやすいし、続けようと思えば続きそう
- x 浮いた時間は別に有益なことしてないが(ほぼアニメと小説)
- o ストレングスファインダー
- 戦略性 指令性 自我 内省 収集心
- チームでやると楽しい&みんなのこと知れて付き合いやすくなる
- x 台風による冷凍食品+非常食籠城体験
- 停電断水など起きておらずただの轟音寝不足なので体験とは言えない
- o エアコン掃除
- 寝付き良くなった気がする
- o 坊主
- やっぱり快適
- 会社のみんなびっくりしてたけど
- o シャンプー
- サクセス → オクト
- かゆみ減った
- x 皮膚科あえて行かないでみた
- 頭皮痒くなってダメ、通うしかないか……
- o 皮膚科あえて行かないでみた(薬はもらった)
- 頭皮痒みは無いか、思い込みで少しあるくらい
- o 晩飯の選択肢として会社近くのサイゼ
- 待ち時間で小説書けるし、混んでないし、770円でハンバーグとライスとほうれん草なので悪くない
- x ミューズリー試した
- 腹持ちは問題ないが……
- まずい、ていうか味がない(僕はまずいものを我慢して食えるほど我慢強くないようだ)
- o ミニマリズム > キックスケーター捨てた
買ったもの
- ZZCP 小型カメラ
- 小人の冒険 を思い立って買ったが面白くなかった
- 哲学入門
- ストレングスファインダーの収集心アドバイスに従って買ってみた
- 死にいたる病
趣味
- ダンスラ
- マンネリ化。ひとりで追求するのしんどい
- 普段は運動マン+たまにギャラリー多い店で承認するマン
- ランニングマンだけで遊べるダンスラの遊び方5選 #DANCERUSH_STARDOM - YouTube
- ブログ
- 備忘録的に方針変更して楽になった
- 独自ドメインなのにまだアクセス数増えないんだがー……
- 力作:とある 30 代ぼっちが今まで遊んできた趣味一覧(45 個くらい) - ガラパゴスタ
- アニメ
- 夜はほぼこれ
- 見たことのあるラノベラブコメものが多い
- 小説書く
- 第五部執筆中、第四部から既に五ヶ月開いてる
- 書けば止まらないが、書くまでがしんどい
- 小説読む
- 電車内でポメラで過去作品読んでた(意外と楽しい)
- 電子書籍
- 印税が月 3000~4000 円くらいで嬉しい
- タスク管理本 or ぼっちノウハウ本のどっちかを予定、だが迷走中
- 小説も終わらせたいので、少なくとも年内は Pending に
読書
読んだ:
- ストレングスファインダー
読んでる:
- 哲学入門
- 嫌いじゃないし、暇よりはマシだけど、時間かけてまで読みたいかというと「別に……」
- 用語を平気で積み上げてくるので物覚え悪いマンには正直キツイ。。。
積んでる:
- 死にいたる病
- 潮騒
マンガラノベ:
- 信長のシェフ 25
- アスペルカノジョ 5
- 天野めぐみはスキだらけ 17
- 妹りれき 2
- ワンピース 94
- 食戟のソーマ 36
- 左ききのエレン 9
- ゆらぎ荘の幽奈さん 18
- 渡くんのxxが崩壊寸前 8
アウトプット
- GitHub - stakiran/splitter: Split a long markdown file to N-files by section level-1
- GitHub - stakiran/canvasp: ペイントですぐに絵や図を描き始めるためのシステム(バッチファイル製)。
- GitHub - stakiran/3card: Idea creation tool with 3 cards.
- Slack ワークフローを使うと何ができるのか、要約と事例を集めてみた - stamemo
参加イベント
- 19/10/26 JSDA主催 シャッフルダンス練習会
アウトプットナルシスト
僕はアウトプットナルシストだと思う。
アウトプットナルシストとは
自分の 成果物 に酔いしれること。ちなみに造語。
アウトプットナルシストの例
僕を例にして、いくつか見ていく。
ダンス動画
僕はダンスラというダンスゲーム用の YouTube アカウントを持っており、たまにダンス動画を投稿する。
内容は褒められたものではない。チャンネル登録数もたった 4 であり、これは初心者にすら勝てない数字。僕は注目という観点では底辺なのである。
でも僕は自分の動画がダンスラ界隈で一番だと思っている。僕の性癖は「滑りの持続」だ。これはランニングマン(片足を二回ずつ引く動作でシャッフルダンスの基本動作の一つ)の維持を意味する。残念ながら、これを行う物好きはいない。だからこそ僕自身で実現する必要があった。そして実現した。
誰も開拓していない性癖を、自らの手で実現した――
これほど気持ち良いことがあるだろうか。
ブログ
僕は「過程」を残すのが好き。頭が弱くて(ワーキングメモリ弱すぎて)残しながらじゃないと思考もままならない、という事情もあるからか、意味もなく残そうとする。
その大部分は公開していないが、公開しているのもある。ブログ。
で、これら書いたものは、あとになって読み返す。読み返して「ああ、俺良いこと書いてるなぁ」とか「こんなにたくさん書いてきたんだなぁ、すごくない?」などと酔いしれる。うっとりする。30 分くらい普通に潰せる。
日記
僕は毎日ガラケーで日記を書いている。
これを毎日 Gmail に送り、PC からコピペして溜めている。
主に支出記録用途なのだが、印象的な出来事などは書くようにしている。2013 年くらいから今までずっと続けてきた。溜まっている量も相当で、たとえば「毎日一年前の自分と比較する」なんてこともできる。すごくない?
隙間なく敷き詰められた日付の列挙を見ると、それだけで自信がみなぎってくるというものだ。これだけまめな人間はそうはいない。僕は選ばれし人間だ。
タスク管理
僕は日々 Tritask でタスク管理をしている。
始めたのは 17/07/22 から、とやや歴史が浅いが、これのおかげでいつ何をしていたのかが大体わかる。「ああ、これが俺の歴史なんだなぁ……」としみじみしながら読み返せるし、テキトーにスクロールして流し読みするだけでも「こんなに記録してきたんだなぁ」と物量を感じることができ、酔える。
アウトプットナルシストになるために
アウトプットナルシストとして過ごすために必要な心構えや行動をいくつか紹介する。
誰もやってないことをやって成果を残す
別に「あえてやる必要がないこと」や「やろうと思えばできるけどまっとうな人ならやろうとしないこと」でもいい。この世に生み出されないことを生み出した時点で、勝ちだ。
一つ例を挙げる。僕が最近生み出したのは、上述もしたがランニングマンだ。これを僕は 2 分くらいひたすら続ける。
普通はそんなことはしない。ダンスラというダンスゲーム(あるいはその元となるダンスであるシャッフルダンス)はパフォーマンスであって、「ランニングマンという瞬発的な動作を 2 分も続ける筋トレ」ではないからだ。まず体力が保たないし、何よりダサい。二重の意味で、誰もやろうとしない。それを僕は成し遂げてきた。
過程も残す
通常、残すものと言えば成果や結果だけだろう。過程は残さない。むしろ(努力過程などはダサいし見栄えも整ってないため)残っていたとしても見せたくはない。
でもアウトプットナルシストは積極的に残す。見せることを前提として過程をあえて残す。
過程を残せば「俺はこれだけ頑張ってるんだよ」という証明になる。歴史になる。読まれなくてもいい。整ってなくてもいい。残っていること、そしてそれを蓄積していることが肝心なのだ。
物量を残す
成果にせよ、過程にせよ、物量は多ければ多いほどよい。数の力で酔えるからだ。
僕の日記はまさにこれ。2013 年の途中から今まで、毎日欠かさず書いている。仮に 2014 年からとしても 5.5年。およそ 2000 日もの日記が記録されている。暴力的な蓄積だ。この数字だけで自分に酔える。テキストファイルを開いて、そのスクロールバーのつまみの小ささを見るだけでうっとりする。
物量は正義だ。質よりも量。まずは残す。とにかく残す。物量は、僕を安心させてくれるし、酔わせてくれる。
自信を持つ
無知でも構わないから、とにかく一人前のように振る舞う。
僕のこのブログはまさに自信に満ちあふれている。一度経験しただけのことを経験者のように語ったり、自分で作った仕組みやプログラム(大したことなくてその筋の人なら誰でもつくれるもの)を先生のように紹介したり、自分で編み出した概念を偉そうに解説したりしている。あとは、あえて小難しい言葉を使って酔ったりとか。
ともあれ、こういう一種の演技をしていると、本当にそういう気分になってくるから不思議だ。気持ちが高揚し、続けたくなる。結果として年単位でアウトプット習慣が続くという好循環も手に入ることも。
おわりに
ナルシストというと自身の容姿と言動に注目しがちだが、それだけではない。自身の成果物を用いることもできる。
もし「容姿や言動に自信はない」「でもナルシスト気質である」ような人がいるなら、ぜひ自分の成果物を使ってみることを検討していただきたい。
JSDAのシャッフルダンス練習会に参加したのでメモ
JSDA が主催するシャッフルダンス練習会に参加したので、当日の様子とか学んだこととかメモしとく。
想定する読者
- ダンスラで遊んでいる or 遊んだばかりである
- 池袋で遊んでいる or 遊んだことがある
- 池袋に通える場所に住んでいる
- 練習会がどういうものか気になっている
- シャッフルダンスについて、ちゃんと学びたいと思っている
練習会について
基本情報
JSDA主催シャッフルダンス練習会in池袋 - TwiPla を参照
- 日時:10月26日(土曜日)17時~20時
- 場所:池袋スタジオピアーチェ
講師は JSDA(Japan Shuffle Dance Association) の三名。
- Kevin•AD(@Kevin71431178)さん | Twitter
- Hboy@えいちぼ〜い(@Hboy_shuffle)さん | Twitter
- yoshi@EXS(エクス)(@Frozvitnir)さん | Twitter
申し込み方
TwiPla なので Twitter にログイン後、アプリ連携が必要。
イベント開催は Hboy さんや EXS さんのツイートなどで告知される。
過去の開催は?
Hboy_shuffleさんのマイページ - TwiPla より。
今年 6 月くらいから大体月一頻度くらいか。毎回 15~20 人くらいの、こじんまりとした感じみたい。
サマリー
具体的な過ごし方や学んだことは後述するとして、ここでは全体的な進み方とか雰囲気とか感想とかその辺をまとめる。
進行
- 1 受付や着替えなど準備(10分)
- 2 ウォームアップ: 全員で輪になって1分プランク(5分)
- 3 自由時間 or 講習(150分)
- 4 クールダウン: 全員で1分半ランニングマン耐久 + 輪になって1分プランク(5分)
- 5 撤収(10分)
一年前に参加した時は「最初に自己紹介する」があったけど、今は無い。
「これで初対面の緊張どうやってほぐすの?」と思うけど、2 のウォームアップでほぐれる。みんなで一緒に筋トレして苦しむことは、スポーツ界隈などでもよく使われる「場をほぐす」常套手段だ。
ちなみにプランクについては この動画とか を参照。
全体的な雰囲気など
- 参加者はダンスラ経験者・シャッフルダンス経験者が多い(今回はほぼ全員だったか?
- 一年以上前からやってることだからか、割と界隈の顔なじみが多めな印象
- 基本的に自由練習だが、初心者向けの講習も適宜やってくれる
- 今回は僕含めて 3 人
- EXS さんから「ランニングマンの種類」と「見栄え良くするコツ」を色々教わった
- というか適宜講師に声かけたら丁寧に教えてくれるし、そもそもそういうスタンス
過ごし方に関する感想
- 僕みたいな口下手でも過ごしやすい
- 自己紹介とか感想言い合うとか参加者とペア組んで……みたいなことはない
- 各自好き勝手やる感じなので、無理に雑談する的な重荷が無い
- 講師陣がこまめにフォロー(話しかけてくれる)ので助かる
- 時間たっぷり(三時間)なのでゆとりがある
- むしろはしゃぎすぎるとバテるので休み多めにしないとキツイくらい
- スタジオが快適
- 広い
- トイレがついてる
レポート
詳細を時系列で書き殴っていく。ただの日記なので、細かいところを知りたいのでなければ読み飛ばして問題無し。
あと時間はうろ覚えなので正確ではないかも。
15:30 池袋ラウンドワン到着
ダンスラの新・聖地とされている(?)池ラこと池袋ラウンドワン。
練習会まで時間があるので、この池ラで時間を潰すことに。相変わらず人が多く、ギャラリーもそこそこで、承認欲求を満たすにはもってこい。
16:20 移動開始
会場であるスタジオピアーチェに移動。
まずはコンビニで汗拭きシートとinゼリーを買う。練習は三時間あるわけで、たっぷり楽しみたいですからねぇ。清潔と補給は大事。
んで、高架下をひたすら北へ。徒歩 10 分はかかる感じ。
16:45 会場到着
少し早すぎたと思ったが、そばの公園を見ると、ブランコで講師三名が待機していた。カッコよさとお茶目さが内包した、妙に絵になる光景だった。
コミュ障の僕は気付かないふりをして、散歩で時間を潰す。
16:55 会場到着
今来たという風を装う。何人か集まっていた参加者と挨拶しつつ、運営モードに入っていた講師陣とも挨拶しつつ、スタジオの先客がまだ撤収してなかったのでしばし待つ。
17:05 会場入り
スタジオに入る。
会場スペック:
- 20 人くらいでもゆとりがある広さ
- 全員で踊ったり準備運動したりは全然よゆう
- 鏡は一面のみ
- トイレ付属(便意近いマンなのでありがたい
- 自動販売機完備
- 練習会ではフリードリンクなので要らないが
参加者もぼちぼち集まり始める。ダンスラ界隈もそうだが、時間にはあまりストイックではない(僕は意識高い系の住人なので 17 時ジャスト全員集合が当たり前だと思っており違和感が強い)。しかし、緩い催しだと思えば快適だ。途中参加、途中退室も OK だし。
僕も着替え始める。ジャージと半袖を持参していたので、それを。
それから思い思いが練習を開始。僕は「ランニングマンで有酸素運動したい」マンなので、ちまちまランニングマンしていた。
17:20 みんなウォーミングアップ開始
みんなで輪になってプランク耐久をする、というのが最近の定番らしい。
プランクとは こういうやつ。腕立て伏せ状態から肘をついて、体を地面と水平にして保つ。体幹に効く。
※耐久と言っても強制ではない。自分が耐えられるところまで耐えれば良く、別に 1 分保たなくても問題はない。
そういえば一年前にも練習会に参加したが、当時は「最初に自己紹介する」があった。今回は無い。では、どうやって打ち解けるのだろうと思っていたが、心配は無かった。みんなでプランクしただけで、場はほぐれる。そうなのだ、みんなで一緒にトレーニングして苦しめば、場をほぐれる。昔パルクールで学んだことだ(※1)。良い試みだと思う。
※1 余談だが パルクール練習会の例。屋外でみんなでトレーニングする感じ。あー、でも最近では有料の屋内練習会が多いのかな?
17:30 Hboy さんに質問
ダンス度外視の僕は、こんな質問をした。
「持久的なランニングマンがしたいんですが、コツとかってありますか?」
Hboy さんの回答はシンプルだった。
「ランニングしましょう」
純粋な基礎体力を鍛えるべし、と。……ですよね。Hboy さんも普段は走り込みもしているらしい。僕もそろそろ着手するべきかなぁと改めて思った。
17:45 講習開始
講師陣から「基礎から習いたい人います?」との質問。今回は参加者 12 人中、2 人が志願した、のが少し前。僕は志願せず、ランニングマン練習をしていた。
しかし Hboy さんと話していて、やはり基礎が欠けている(少なくとも自信を持って「基礎ありますよ」とは言えない)気がしたので、薦められたこともあり、参加することに。そういえば僕はダンスラ歴は長いが、よくよく考えてみればシャッフルダンスの基礎はちゃんと習ってない(中途半端な独学のみ)。
講師は EXS さん。
教わったことは以下のとおり。
- 主なランニングマンのコツ
- Rockers(いわゆる普通のランニングマン
- MAS(迫力ランニングマン
- Shapes(オサレランニングマン
- 見栄えを良くするために必要なこと
- 上半身のアップとダウン
- 肩を動かすことの重要性
- 音に合わせることの重要性
- 練習方法
- 参加者からの質問
- リバースランニングマンのコツ
- 踏み足がガニ股気味になる件の矯正方法
非常に濃い時間だった。直接習うと違うんだなぁと。動画見て一人で試行錯誤するより、何倍も何十倍も近道できている感じ。まあ、やり方わかったところで、ものにするためには練習を重ねないといけないんだけど。
僕は正直言えばダンスや上半身には興味が無いので、練習はしないだろう。それでもダンスの本質というか「見栄えが良い人のからくり」を知れたのは非常に興味深かった。忘れてしまう前に、残しておきたいと思った(この記事のモチベーション)。
18:40 Kevin さんと雑談
Kevin さんに声をかけていただき、少し喋った。
僕はダンスラでランニングマン縛りをするマンだということを話した。誰かに喋ったことはなかったから、とても楽しかった。周りが見えない早口オタクみたいになっていたかもしれない?申し訳ないです。
ちなみにダンスラで 2 分近くランニングマンを続けることは相当しんどいみたい。やはりそうか。他のプレイヤーを見ても、薄々そんな気はしていたが、こうして改めてうかがうと(彼らでもしんどいことに僕は挑んでいるとわかり)やる気が出る。出た。
18:50 黙々と練習する
僕は有酸素運動ランニングマンが好きなので、ひたすら小さなランニングマンをする。
鏡が一面しかないのが少し窮屈だったか。ずっと占有するわけにはいかない。適宜休憩をはさんだり、場所を譲ったり、はたまた空いてる場所に様子見しながら入っていったり、と結構空気読む感じで立ち回っていた……んだけど、これ、どう立ち回るのが正解なんだろ。
休憩中はフリードリンク(一画に設けられたペットボトルと紙コップ)で補給していた。スポーツドリンクと水。スポーツドリンク系は割とすぐに切れる。
19:00 他の人は何をしていたか
休憩中は観察というかぼーっと眺めたりもしていた。
他の人がやっていたのは、
- AUS みたいにガンガン動いてる人
- MAS でダンダン踏んでいる人
- バレエの回転?みたいな動きしている人
- ムーンウォークめっちゃ滑らかな人
- 動画でたまに見る「上手い人のシェイプス」そのものな人
- 体をウェーブみたいに動かすダンス?の練習してる人
- スポンジボブの練習をしている人
十人十色なんだなぁ、と見ているだけでも楽しかった。
19:40 クールダウン
1分半のランニングマン耐久から。もしかして僕からインスパイアされたのだろうか。だとしたらこんなに嬉しいことはない。
曲は Small Steps。ダンスラのチュートリアル曲でお馴染み。普段ランニングマンしている僕としては「ぬるい」曲だが、それでも皆にとっては結構きつかったようだ。僕は有酸素運動を確立したいと思っているが、やはり厳しいかもしれない。
その後は1分プランク。練習後のプランクは有り体に言ってキツイが、みんなと一緒だと楽しいから不思議だ。
19:50 着替え
着替えて撤収。
お疲れ様でした。
当日学んだことのメモ
網羅性を重視して、備忘録的にひたすら書き殴る。
ランニングマンについて
MAS:
- 振り上げは、サッカーボールを蹴るような感じ
- 振り上げると、自然と膝が上がる
- 下ろす時は重心を下げる感じ、椅子に座る感じ
Shapes:
- 下ろす時はかかとから。かつ胸を張る(アップ)
- 引く時に上体をかがめる(ダウン)
- このスタイルだとダンスラの「ノーツ → ダウン」的な譜面が取れる
- えいにゃやマンドレイクで見るようなやつ
Rockers:
- くねくねさせる(下ろす足は、引いた足よりも外側に下ろす
- くねくねは物理的に「そのままで立ち続けられない」姿勢だが、倒れるよりも前に次の足を出せば続く(その繰り返し)
音と合わせること
- 音と動きがマッチした時にエモさが出る
- 音と合わせるのは一朝一夕にはできない
- 日常的に合わせる練習をする
- まずは体揺らすだけとかでもいい
- ランニングマン、Tステップと同じく、少しずつ継続的に慣れていく&積み上げていくしかない
- 結局のところこれが一番の近道
- 退屈?そんなもん。でもこれが一番の近道……
- 音を聴いて楽しめればだいぶマシ、続きやすい
- よく観察してみると、Hboy さんも EXS さんも、隙あらば何かしら音に合わせて動いてた
- EXS さんは普段からずっと欠かさずやってると言っていた
アップとダウンについて
- 要はリズムに合わせて上半身を動かすこと
- 最初の一歩: その場で屈伸してリズム取る
- 力を入れるんじゃなくて脱力する感じ
- 慣れたらアクセントとして、アップ時に体曲げてみたり、肩を上げ下げしてみたり
- バリエーションは無限、奥の深さも無限、深淵へようこそ……
- ランニングマンについては、肩を動かして「身体全体を連動させる」のが大事
- 下半身だけだと映えない(今の僕はもろにこれ
- EXSさん曰く、肩は本当に大事(今まで意識したことすらなかったです……
- 「なんか上手い」のカラクリは、ここに詰まっている
- EXS さんが「1 全く動かさない例」「2 ちょっと動かした例」「3 ちゃんと動かした例」と三段階で見せてくれた
- 1 は今の僕そのもの(全然映えないなこれ……
- 3 は「なんか上手い」そのものだった
リバースランニングマンについて
- 物理的に滑らないので、人力で「少し浮かして動かす」努力をするしかない
- 最初はケンケンパーのごとくジャンプでもいいので、動き方を掴むと良いかも
踏み足がガニ股気味になる件の矯正方法
- EXS さんが T ステップについて心がけていたこと「上げる足を内股気味に上げる」
- するとガニ股みたいに横に広がらず、コンパクトな見た目になる
- 上げた時の膝が、軸足の膝よりも外側に行くイメージか?
おわりに
久しぶりの参加であったが、こじんまりながらも有意義なひとときだった。
ダンスラは正直マンネリ化していたが、まだしばらく続けられそうだ。