不器用なおじさんでもダンスラを楽しみたいなら、ひたすらランニングマンに勤しむことだ
一年以上、ダンスラ界隈で遊び続けたが、僕は馴染めなかった。エクセは取れなかったし、プレイヤーとして注目されることもなかったし、彼女もできなければ友達もできず、どころかなぜか嫌われている節もあるくらいだし、そもそも音楽を楽しむことさえできなかった。
しかし僕は ランニングマンという友を得た。ダンスラも楽しめている。
不器用なおじさんでも、ダンスラを楽しめる余地はあるのだということを示したい。参考になれば幸い。
不器用なおじさんとは
ここでは僕という不器用なおじさんの一例について詳しく書いた。
エクセが取れない
- エクセ(スコア100%)を狙えるほどの要領と根気と集中力が無い
- スコアを詰める作業に楽しみを見出だせない
- プレイ時間の割にはスコアがしょぼい
人付き合いが下手
- みんなと同じように Twitter をやったり、練習会に参加したり、動画をアップしたりしても、なぜか次第に距離を置かれる
- 空リプを食らったり、5ch で文句書かれたりする
- どう挽回すればいいかがわからず、とりあえず仮説立てて行動してみるも事態は変わらない(しかし言われてないだけで既に致命的なレベルで嫌われている)
- 特に女子から嫌われる。原因もよくわからない
ダンスが下手
- (普段全くやってないから)他人からどう見られているか、どう見せたらイケてるかを追求する行為がしんどい
- 体が固すぎて可動しない
- ワーキングメモリが少なく、踊ってる最中に頭を働かせられないから、いつまで経っても癖の一つを直すことさえできない
ランニングマンで楽しむとは
ひたすらランニングマンだけを用いて遊ぶこと。
いくつか例を示す。より詳しくは ランニングマン研究所 | monolithic も見て。
ランニングマン縛り
ランニングマンだけで出来るだけ高いスコアを目指す。
慣れてくると BPM 130、レベル 7 くらいの曲でも 96% 以上取れる。
BPM 150 以上や レベル 9 以上は(体力的あるいは譜面密度的に)さすがに厳しい。
シャトルランニングマン
譜面無視して前後をランニングマンで往復する。回数を競う。バックランニングマン(後退するランニングマン)が稼ぎやすいが、外にはみ出ないよう注意。
縦横無尽ランニングマン
なるべく高いスコアを目指しつつも、上下左右にランニングマンで動きまくる。
- 曲によっては最後まで保たないので、サビから始めるなどスタート地点を工夫する(上記動画は 0:29 からスタートしてる)
- アクセントや休憩がてら他の動きを入れても良い
- ランニングマンが 9 割くらいは残るようにしよう
スピードラン
なるべく高い BPM でランニングマンをする。
上記は耐久レースをしているが、最初は一瞬だけでも良いだろう。とにかく、高い BPM でランニングマンを試みる。そういうチャレンジをして楽しむのだ。
登竜門は smooooch・∀・ だ。
BPM は 177 で、「ある程度ランニングマンに慣れた男性プレイヤー」がようやくランニングマンできる水準である。おそらく技術だけでなく「筋力」も必要になるレベルだろう。だからなのか知らないが、女性で出来る人は(僕の知る限り)いない。
ともかく、簡単にできることじゃない。しかし、続ければできる。器用でなくとも、不器用であっても、毎日ランニングマンし続けたらそのうち筋肉がついてきて、要領がわかってきて、できるようになってくる。僕だってできたのだ。
この達成感は凄まじい。自信もついてくる。
舐めるなよ?ボクはスムーチでランニングマンができるんだぞ?
と優越感に浸ることもできる。
なぜ不器用おじさんでもランニングマンを楽しめるのか
ランニングマンを楽しめるようになるまでの道のりは決して易しくはないが、それでもエクセや人付き合いやダンスほど理不尽ではない。現に僕は楽しめている。
不器用おじさんでもランニングマンは楽しめる(ところまで進められる)かもしれないのだ。
その理由をいくつか示そう。
続ければ確実に実るから
ランニングマンという動作は シンプルな全身運動 なので、練習すればするほど上達する。
音ゲーみたいに 複雑な脳内処理も必要ないので、思考停止して ただただ練習すればいい。それだけでも上達するのだから、不器用なおじさんにはありがたい。
負荷の調整が自由自在だから
テンポや歩幅を増やせば無酸素運動になるし、逆に減らせば有酸素運動になる。自分の調子と実力に合わせて、自分の好きなようにペースを調整できる。
音に合わせて楽しめるから
ただランニングマンするだけだとつまらないが、音楽に合わせて動くと楽しくなってくる。
ランニングマンは、慣れたら 階段を上がる動作と同じようなもの なので、音楽に合わせるのは難しくない。
好きな曲を持ち込んで、人の迷惑にならない時間帯と場所を見つけて、ランニングマンする。それだけ楽しいし運動にもなる。
競合が少ないから
そもそもランニングマンの瞬発力、持久力、移動量などで競っている人自体が少ない。
だから凄い人を見て劣等感を抱く機会が少なく、快適である。
どころか 世界のトップ1%の中に入る ことだってできる。嘘じゃない。ランニングマンで競うことはダサいことなので、誰もやろうとしないのだ。不器用なおじさんなら、あえてやることができる。
実際、僕はよくダンスラで盛り上がる池袋に出かけては、ランニングマンを披露している。僕についてこれる者は他にはいない。NISHI も Hboy も Anko も しょこらて も僕には勝てない。レベル 9 譜面でランニングマン縛りでフルコンできるのは、世界で僕一人だけだ。
……もちろん、彼らがランニングマン縛りをやれば、僕はあっさり追い抜かれるだろう。でも彼らはしない。もう一度言うが、ランニングマン縛り(のようにランニングマンだけで競うこと)は恥ずかしいこと だからだ。しないのなら、無いも当然。僕が一番であることに変わりはない。
ランニングマンに注力すれば、トップに立てるのだ。承認欲求満たしまくりだ。ワクワクしてくるだろう?
おわりに
ランニングマンで遊ぶということ。
ダンスラに馴染めない不器用おじさんの皆様に、ぜひおすすめしたい。