【災害対策】台風19号ハギビスから学んだこと【過ごし方】
台風19号、通称「ハギビス」は本当に恐ろしかった。ここまで運良く大災害に見舞われたことない僕も命の危機を感じた。学んだことも多かったので、今のうちにまとめておきたい。
- 前提
- 浸水・断水・停電しない地域に住む
- 備蓄品は一週間前から揃えておく
- 備蓄品や災害用品の使い方と必要物品は事前に確認しておく
- 省エネ行動を心がける
- 備蓄品は普段から買っておく
- 窓ガラスは米テープ補強しなくてもいい
- 有線だけだと頼りないので WiMAX など無線も常備しておく
- 情報源は Twitter だけで良い
- Twitter を見すぎないようにする
- 退屈を潰せる手段もストックしておく
- 早く寝る
- 浸水・冠水した水には触れない
- バズりたいから、と動画や画像を撮りに行かない
- おわりに
前提
- 都内で一人暮らし
- 多摩川と東京湾は自転車圏内
- 独身、30代男
浸水・断水・停電しない地域に住む
結果論だが、結局これが一番重要だと思う。
そもそも浸水・断水・停電しない(しづらい)地域に住む。
イージーモードだった件
僕の地域では、今回の台風は結局 1.5 日ほど店が使えない強風轟音耐久ゲーム でしかなかった。浸水、断水、停電といった深刻な事態にはならず、イージーモードだったと言える。
さらに言えば、僕は 10 階超の高階 なので、物が飛んできて窓ガラスが割れるリスクも少なかった。
多少会社から遠くとも、多少家賃が高くとも、弱い地域には住まないようにしようと改めて思った(現状月収支マイナスなので何とかしないと続けられないのだが。。。)
イージーモードで済むために
イージーモードで済むような場所に住むための選定基準としては、たとえば以下になるだろうか。
- ハザードマップ上の危ないエリアには住まない
- 河川の近くには住まない
- 海抜の低い場所には住まない
- 埋立地には住まない
- 土砂崩れに巻き込まれる場所には住まない
- 過去災害などで大きな被害に遭ったことがない場所に住む
- マンションの高階(周辺の建物・物が壊れて飛んでこない程度の高さ)に住む
- RC、SRC など頑丈な建物に住む
- ……
備蓄品は一週間前から揃えておく
前日会社帰りに買おうとしても品薄 + 行列だった。
結局買えたのは不味そうな冷凍食品パスタとドリアくらい。
備蓄品や災害用品の使い方と必要物品は事前に確認しておく
僕の場合、冷凍食品パスタを食べるために皿が必要 であることがわからず、急遽買いに行ったという間一髪があった(僕はミニマリストで自炊しないので皿を持っていない)。
このように「普段使わないが災害時に使うもの」を使う時に必要なもの、が足りない……というリスクがあるので、あらかじめ確認しておくべきだろう。
省エネ行動を心がける
ただただ災害に耐えることだけを考え、普段義務化している習慣やタスクは全部サボる心づもりでいく。運動やオナニーなど身体的に疲れる行為や、執筆など頭脳的に疲れる行為も控える。
おかげで僕は冷凍食品 + 非常食という貧弱な食事でも一日乗り切れた。仮に普段どおり過ごしていたら、頭痛くらいは発症していただろう。
備蓄品は普段から買っておく
僕は普段から二リットル水 10 本と非常食をストックしているのだが、おかげで品薄でも慌てずに済んだ。
以下のような感じ。
- カロリーメイト x6
- ソイジョイ x2
- 缶詰 x7
- インスタントおかゆ x3
- フルグラ x2
- 水2L x10
- 牛乳 x3
最終的には、ここに上記で買った冷凍食品が加わった。
- 冷凍食品ドリア x3
- 冷凍食品パスタ x3
窓ガラスは米テープ補強しなくてもいい
米テープ補強は迷信みたいなもの。
- 割れた時の飛散を防ぐのは一役買うが、実際割れた時は気圧の関係で 破片は外側に落ちる のであまり意味はない
- テープ補強により窓ガラスのしなりが抑圧され、窓ガラスにかかる圧力が偏るせいで 割れやすくなる
- そもそも 割れる時=物が飛んできてぶつかった時 なので、シャッター等で物理的に塞げない限りは運ゲー
有線だけだと頼りないので WiMAX など無線も常備しておく
うちのマンションは NTT の光回線なのだが、台風中に(パンクなのか物理的故障なのかは知らないが)切れやがった。ネット使えないと災害情報がわからず不安度マックスになるので 予備として無線もぜひ欲しい。……といってもこれはスマホを持ってない僕のような仙人向けか。
情報源は Twitter だけで良い
市町村の公式サイトなどはサーバーダウンする ので、Twitter を見る。
- 区の公式 Twitter
Twitter だけで事足りる。リアルタイムだし。
僕はテレビもラジオも持っていないが要らない(避難所に避難するとなるとまた違ってくるのだろうが、少なくとも自宅で籠城する限りでは)。
Twitter を見すぎないようにする
Twitter にはショッキングなツイートが集まりがちで、読んでいると不安になってくるので見すぎないこと。メディアのニュースと同じ。
猫画像で癒やされるのがおすすめみたい。僕は別に猫好きじゃないので 小説ネタ考えたり、あとは 避難所 の様子を見ながら過ごしていたが。
退屈を潰せる手段もストックしておく
僕のように「恋人や友達がいない」「代わりに趣味で満たしている」人種にとって 退屈は心身を蝕むレベルの敵 だ。それは災害時であっても例外ではない。
災害時でも使える「暇つぶし手段」があると、精神的に楽できる。
僕の場合、持ち運びしやすくて、電源も要らない以下を持っている。
- ポメラ DM200
- 小説書けるし、過去書いた小説も読める
- フル充電しておけば 10 時間近く使える
- 紙の本
- (職業が IT エンジニアということもあり) IT 技術書
- 国語辞典
- マナー辞典
- 自己啓発書の名著(道は開ける、7つの習慣、ストレスフリーの仕事術 etc)
- 携帯音楽プレイヤー MP300
- フル充電で 8 時間くらい使える
早く寝る
以下のような事情があるので、基本的にはさっさと寝た方が良い。
- 夜はネガティブになりやすい
- 夜は物理的に外が暗く、音も響きやすいため、不安になりやすい
- 冷凍食品や非常食だけだと(特に僕みたいなハードゲイナーは)すぐにお腹が空く
眠れない場合でも、思考停止して横になっているだけでずいぶんと省エネできる。そのうちウトウトしてうやむやになってきて、なんだかんだ眠れたりする。下手にスマホや PC で時間を潰して疲れさせるよりはよほど賢い。
浸水・冠水した水には触れない
下水が混ざっている可能性があり、衛生的に危険 だから。
バズりたいから、と動画や画像を撮りに行かない
承認欲求の強い僕のような人種にありがちだろうが、やめておいた方が良い。
- 単純に危険だから
- 一番ありがちなのは 転倒によるずぶ濡れと強打
- 自宅から撮ったら 身バレ のリスクがある
- そもそもバズれるのは何百人に一人(かすりもしない動画や画像が何百もあることを忘れないように)なわけで、バズるにもセンスが必要、ただ単に撮ればバズれるなんてことは無い
おわりに
以上、雑多な上に「そもそも避難が必要ない場所に住む」という前提もついているが、ひと通りまとめてみた。