ファイル、フォルダ、ディレクトリ、パスの違い
ICT の世界に携わることになった皆さんは、早速専門用語の洗礼を受けているかと思います。
よく見かける用語として「ファイル」「フォルダ」「ディレクトリ」「パス」……この辺の用語がありますが、意外と紛らわしいので解説します。
フォルダとディレクトリは同じ意味
まず フォルダ とディレクトリ は同じ意味です。
どちらを使うかは OS、分野、ツール、仕事内容次第で異なるので、その世界の流儀に従いましょう。
【残り】
- ファイル
フォルダ★ここを解説しましたディレクトリ★ここを解説しました- パス
ファイルとフォルダの違い
ファイル とはデータのことです。文書ファイル、画像ファイル、動画ファイル、実行ファイル(プログラムの実体を表すファイル)などがあります。
フォルダ とはファイルを階層的に分類した時の、入れ物の一つ一つです。
フォルダの中にはファイルとフォルダを含めることができます。フォルダの中にフォルダがあって、さらにその中にフォルダがあって……のような階層構造も可能です。
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ファイル★ここを解説しましたフォルダディレクトリ- パス
パスとフォルダの違い
パス とは特定のファイルまたはフォルダの所在地を表したものです。
たとえばフォルダパスはこんな感じで、
C:\Users\Hanako\Desktop\Pictures
ファイルパスはこんな感じになります。
C:\Users\Hanako\Desktop\Pictures\20190826_集合写真.jpg
パスを見ると、所在地が一意にわかります。上記の集合写真ファイルで言えば、
- C: フォルダに入っている Users フォルダ
- ※ C: など一番上のフォルダは「ドライブ」や「ルート」と呼びます
- Users フォルダに入っている Hanako フォルダ
- Hanako フォルダに入っている Desktop フォルダ
- Desktop フォルダに入っている Pictures フォルダ
- Pictures フォルダに入っている 20190826_集合写真.jpg ファイル
という具合です。
一方、フォルダとはパスを構成する各部分それぞれを指します。上記の例で言えば、C: も Users も Hanako も Desktop も Pictures も全部フォルダです。
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ファイルフォルダディレクトリパス★ここを解説しました
おわりに
本記事ではファイル、フォルダ、ディレクトリ、パスの違いについて解説しました。理解の助けになりましたら幸いです。