加算的ミニマリズムと減算的ミニマリズム
引っ越しなど生活環境を一新するタイミングは、ミニマリズムを推進できるタイミングでもある。
この時、二つのアプローチが取れる。加算的ミニマリズムと減算的ミニマリズムだ。
加算的ミニマリズム
引越す前に 持ち物はすべて処分し、必要な物は都度調達する(加算する) やり方。
メリットは、ミニマリズムの効果が高いこと。
デメリットは、向こう一ヶ月くらいは不便が続くこと。
減算式ミニマリズム
今の持ち物を捨てずに 引っ越しするやり方。つまり 不要な物は引越し後に減らす(減算する)。
メリットは、生活がすぐに整うこと。
デメリットは、ミニマリズムの効果が薄いこと。特に「とりあえずバッサリ捨ててみて様子見する」という常套手段が取れないこと。
加算の対象となる物は?
加算的ミニマリズムについて補足する。すべて処分すると言っても、言葉どおりすべての所持品を捨てるわけではない。たとえば貴重品を捨てる人はいないだろう。
加算的ミニマリズム時に処分できるもの、つまり 引越し前に処分できる(あとから加算できる)もの の例をいくつか挙げる。
日用品
日用品は後から簡単に補充できるので、引っ越し時の荷物に含める必要はない。
ティッシュも、トイレットペーパーも、替えのボトルも、全部捨ててしまって構わない。
飲食物・非常食
日用品と同様、飲食物や非常食についても、やはり後から簡単に補充できるため、捨ててしまって問題無い。
本
旅行時にも持ち運ぶような愛読書や、仕事や趣味で定期的に使っているリファレンス以外は、すべて処分して構わない。
どうせ読む機会は無いし、仮にあったとしてもそれはその時ネットで調べれば済むし、どうしても欲しいならその時買い直せば良い。
本は中々減らせないものの筆頭だ。引っ越しなどのタイミングで「とりあえずバッサリ捨ててみる」をしない限り、減らすことは中々できない。
おわりに
ふと加算的・減算的という言葉をひらめいたので、今回まとめてみたが、別に大したことは言えなかった。
ただ「日用品や飲食物は、(あとから加算できるので)引越し時は全部捨てて良い」という気付きを得たことは大きい。次の引っ越し時は楽できそうだ。