ガラパゴスタ

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個人がタスク管理をすることで得られる 2 つの効果

タスク管理は胡散臭い宗教ではありません。あえて言うなら「自分が抱えているたくさんの "やること" をシステマチックに管理する」ものです。タスク管理ツールにタスクを入れておくと、いつ何をやればいいかを表示してくれます。自分はただそれに従っておけばいい。タスク管理とは、システムなのです。

これによって得られる効果は 2 つあります。

効果1. やり忘れを防ぐ

いつ、何をすればいいかは全部タスク管理ツールが教えてくれるので、忘れることがなくなります。

もちろん、そのためにはいくつか必要条件があります。

  • (1) タスク管理ツールに漏れなくタスクを入れておくこと
  • (2) タスク管理ツールを定期的に読むこと

(1) は要するに「必要なタスクは全部ツールに入っている」という一元管理を実現するためです。

(2) は いくらツールで管理していても、そもそもツールを見なければ意味がない ので毎日頻繁に見ましょうという話です。特に日常生活全般をタスク管理する場合は、朝起きてから夜寝るまでの間に、何十回と見ることになります。イメージとしては、

  • タスク管理ツールを見て、消化するタスクを一つ選ぶ
  • 消化する
  • またタスク管理ツールを見て、消化するタスクを一つ選ぶ
  • 消化する
  • ……
  • 今日のタスクを全部消化したら今日はおわり

このようなフローになります。大げさに見えますが、大事なことです。これは逆を言えば ツールさえ見ておけば事足りる とも言えます。慣れるとわかりますが、とても楽です。

効果2. 何やるかを常に意識しなくていい

タスク管理ツールに放り込んで任せることで得られるメリットは、もう一つあります。

自分が何をやればいいかを頭で意識しておかなくてもいい ということです。

意識は消費です。脳のリソースをどんどん消費していきます。また、一度で使える作業記憶も圧迫しています。結果として「集中したいことに集中できない」「何やればいいかで混乱してもやもやする、無駄に疲れる」といったことが起こります。

タスク管理をすると、このような消費はなくなります。いつ、何をやればいいかはタスク管理ツールが教えてくれるからです。自分はただ、今のタスクに集中すればいい。頭で意識し続けるという負担はゼロになります。もし、心配事があったとしても、タスク管理に放り込んでおけばいいのです。そうしたらまたあとで確認できます。

やりたいことに集中できるということ。これはとても心地いいものです。