Tritask で GTD の「連絡待ちリスト」を実現する
Tritask はテキストベースのタスク管理手法ですが、書き方を工夫することで様々な概念を実現できます。今回は GTD の「連絡待ちリスト」を実現してみます。
手順
必要な手順は以下二つです。
- (1) 「連絡待ち」状態をどのように連絡待ちリストに落とし込むか(書き方など)
- (2) 連絡待ちリストをいつ、どうやって更新するか
順に見ていきます。
(1) 連絡待ち状態のリスト化
まず、自分が抱えている「連絡待ち」状態を書き表す必要があります。これは一つのタスクとして記述しておきます。以下では二つほど記述しています。
2 2018/10/01 Mon ---- 今日のタスク一覧 hold:0 2 2018/10/01 Mon waiting 2018/09/26 A事業所からPCパーツ届く 2 2018/10/01 Mon waiting 2018/10/01 11月休暇申請 2 2018/10/01 Mon タスク1 2 2018/10/01 Mon タスク2 2 2018/10/01 Mon ...
ポイント:
- わかりやすいよう
waiting
キーワードを付けておく - 一番上に表示されるよう、先頭にスペースを入れておく
- x
waiting
- o
_waiting
- x
- 記入時は発生日時も書いておく
- フォーマットは
YYYY/MM/DD
で良いでしょう
- フォーマットは
(2) 更新タイミング
次に、この連絡待ちリストの更新ですが、ルーチンタスクで処理します。
以下に例を示します。
2 2018/10/01 Mon b 連絡待ちリスト更新する rep:1 2 2018/10/01 Mon z 連絡待ちリスト更新する rep:1
これは私の例ですが「セクションB(午前の時間帯)」と「セクションZ(帰る前)」の二回分のタイミングを登録しています。 rep:1
なので頻度は毎日です。つまり 午前中と帰る前、と一日二回ほどチェックする ルーチンタスクになります。
(余談) このように「定期的にチェックするべき事柄」はルーチンタスクで処理させてやると、忘れずチェックできます。
(3) 連絡が来たら
連絡待ちリスト更新時、連絡が来ていた項目をどう処理するかという話です。
操作としては 連絡が来た項目はタスク終了させれば 良いです。
例を挙げます。
まず、以下の連絡待ちリストがあるとします。二件ほど登録されています。
2 2018/10/01 Mon ---- 今日のタスク一覧 hold:0 2 2018/10/01 Mon waiting 2018/09/26 A事業所からPCパーツ届く 2 2018/10/01 Mon waiting 2018/10/01 11月休暇申請 2 2018/10/01 Mon タスク1 2 2018/10/01 Mon タスク2 2 2018/10/01 Mon ...
現在日時が 2018/10/01 09:45 として、連絡待ちリストを更新するとします。既にA事業所からPCパーツが届いたものとします。操作は以下の流れとなります。
↓ タスクを終了する(ためにまずは開始する) 2 2018/10/01 Mon ---- 今日のタスク一覧 hold:0 2 2018/10/01 Mon 09:45 waiting 2018/09/26 A事業所からPCパーツ届く 2 2018/10/01 Mon waiting 2018/10/01 11月休暇申請 2 2018/10/01 Mon タスク1 2 2018/10/01 Mon タスク2 2 2018/10/01 Mon ... ↓ タスクを終了する 2 2018/10/01 Mon ---- 今日のタスク一覧 hold:0 2 2018/10/01 Mon 09:45 09:45 waiting 2018/09/26 A事業所からPCパーツ届く 2 2018/10/01 Mon waiting 2018/10/01 11月休暇申請 2 2018/10/01 Mon タスク1 2 2018/10/01 Mon タスク2 2 2018/10/01 Mon ... ↓ ソートする 2 2018/10/01 Mon 09:45 09:45 waiting 2018/09/26 A事業所からPCパーツ届く 2 2018/10/01 Mon ---- 今日のタスク一覧 hold:0 2 2018/10/01 Mon waiting 2018/10/01 11月休暇申請 2 2018/10/01 Mon タスク1 2 2018/10/01 Mon タスク2 2 2018/10/01 Mon ...
これで連絡待ちリストから連絡待ち項目を一つ潰せました。
おわりに
メンテナンスはルーチンタスクに頼れば忘れません。
Tritask は一行で一タスクを表現する行指向タスク管理ですが、フォーマットは比較的自由なので、工夫次第で色々な使い方ができます。