動線(パッシブリマインド)の種類や具体例
動線とは受動的なリマインダ( パッシブリマインダ )の一種で、「自分の通り道(動線)にリマインド内容を置いておく」というものです。今回はこの導線の種類(主に私が使っているもの)を洗い出してみました。
アナログとデジタル、という観点で分けてみました。
アナログ
正直言って挙げればきりがないですが、私が頼ったことのある動線を挙げます。
ドア
ドアというと出入りする時に必ず経由する場所になりますので、ここに紙を貼り付けておくと目に入ります。
かばん
外出時にかばんを必ず持ち歩く習慣がある場合、かばんにリマインド対象を配置しておけば存在に気づけます。
一つ例を言うと、私は「傘をかばんにひっかける」というルーチンタスクを運用しています。これは会社で、傘置きと自席が離れているせいで、帰るときに晴れていると傘を持って帰るのを忘れてしまう……といううっかりを防ぐためのものです。かばんは必ず持ち帰るので、ここに傘を置いておくと傘も見逃しません。
机
机もまた主な動線になると思います。私の場合、会社でも家でも毎日 PC を触るので、ここに紙を置いておけば高確率で目に入ります。
ただ、稀に PC に触れないことがあって、それで逃してしまった経験も何度かあるので、確実な動線としてはいささか弱いです。
食料棚
かなりニッチな例になります。
朝食は食料棚に入れているのですが、健康診断で朝食抜きにする時、私は「健康診断だから食べるな」と書いた紙を前日に入れておきます。これをしてから、うっかり食べてしまうポカを犯さなくなりました。
財布
財布もまたしばしば持ち歩くものなので、ここに紙をはさんでおけば「なんだろ」と目に入ります。
手帳
人によってはアナログな手帳を持ち歩いてスケジュール管理やらメモ管理やらをしているでしょう。いつも眺めるスペースにリマインド内容を書いておけば、それはそのままパッシブリマインドとなります。
一般論でまとめると、
アナログな動線の種類として、以下があるかと思います。
- 道 …… 自分が通る場所
- 場所 …… 自分が赴く場所
- 道具 …… 自分が普段使用する道具
- 携帯道具 …… 自分が普段持ち歩く物品
- 確認先 …… 自分が普段確認する対象
- 鑑賞品 …… 自分が普段鑑賞(読む、聴く)する対象
自分の生活を振り返ってみて、どこに設置できるか考えてみると良いでしょう。
デジタル
デジタルとして PC 上を想定しますが、デバイスの項では PC 以外のデバイスも取り上げます。
デバイス
PC 以外にも色々なデバイスがあります。どのデバイスを使うか人それぞれですが、重要なのは 特定の領域(ページやファイルなど)を頻繁に見返す習慣 を持っていることです。この習慣さえあれば、そこに何かを書き込んでおくだけでパッシブリマインドになります。
ツール
頻繁に見返す対象として何があるか、という話になります。よくあるのがツールです。
- タスク管理ツール
- メーラー
- スケジューラー
ファイル
頻繁に見返す対象として何があるか、という話になります。ツールではなくファイル、という運用もあります
- 日次レビューを書いているテキストファイル
- .bash_profile
.bash_profile は IT 系の人にしか通じないと思いますが、頻繁にいじる「コンピュータ上の設定ファイル」をパッシブリマインダーにする手もあるということです。