タスク管理サービスにおける Archive(アーカイブ) とは何か。削除とはどう違うのか。
「アーカイブ?何それ?削除じゃなくて?」
Trello や Toodledo などでアーカイブという操作を目にします。こやつは一体何者なんでしょうか。
まずは結論
「アーカイブ」は「削除」と比較するとわかりやすいので、表で比べてみました。
読み | 書き | 検索 | データ | 表示場所 | |
---|---|---|---|---|---|
そのまま | OK | OK | OK | 残っている | 普段どおり |
アーカイブした場合 | OK | X | OK | 残っている | 見えづらい場所に(※1) |
削除した場合 | X | X | X | 残っていない | どこにも表示されない |
そのままだとジャマだし、かといって削除すると後で読めないし復元もできない……なら ちょうど中間があると便利ですよね。それがアーカイブです。
アーカイブされたコンテンツは「メインの表示場所から隔離され」「編集できなく」なりますが、ちょっと奥底に潜れば「アーカイブ一覧」的な画面から内容を見たり検索したりできます。また、元に戻すこともできます。
アーカイブは言うなれば 退避 とも言えるでしょう。
- ※1 ただしツールによっては「普段どおりに表示しつつ」「アーカイブですよ(Read Only ですよ)、と警告を表示」するタイプのものもあります。この場合は 更新停止 とか 凍結 と言った方が適切でしょう。
アーカイブという言葉の意味
アーカイブという言葉には色んな意味があって混同しがちです。
Wikipedia が詳しいですが、三つくらいあります。
- (1) 文書や史料の保存施設
- (2) クロールしたウェブサイトを収集・保存したウェブサイト
- (3) 圧縮ファイル
- (4) ウェブサービスにおける、コンテンツを一時退避また凍結する仕組み