ガラパゴスタ

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ダイアログインザダーク「対話のある家」で遊んできました

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暗闇を楽しめる、と話題の「ダイアログ・イン・ザ・ダーク(DID / Dialog In the Dark)」で遊んできました。感想を言えば大満足。わざわざ訪れた甲斐があったというものです。詳しく書きたいと思います。ネタバレになりますのでご注意ください。

全般情報

さらっとまとめておきます。体験談を所望の方は一気に飛ばしちゃってください。

DID(ダイアログインザダーク) とは?

  • 暗闇体験を商売とした組織、あるいはそのイベント
  • 由緒正しい歴史と実績で、暗闇体験がしたいなら DID 一択

会場について

  • 2019/02 現在は以下のとおり
    • 大阪 → 個人参加可能な「対話のある家」
    • 東京 → 企業向けプログラムのみ(個人参加不可能)
  • 昔は東京でも個人参加プランがあったみたい(今は無い)

大阪会場「対話のある家」について

  • DID と積水ハウス共創のプログラム
  • コンセプトは「真っ暗な家で一緒に過ごしてみよう」
  • 会場は大阪駅から徒歩 5 分のショールーム

詳しくは 公式サイト をどうぞ。

全体スケジュール

  • 13:35 会場到着・スタッフ説明・待機
  • 14:00 開始
  • 15:20 終了

1.5 時間くらいですね。

今回の参加者

  • 吉良野(きらの)こと僕
  • A さん(30代くらいの女性の方でした)

今回は 2 名でした。

ここに解説スタッフ 1 名と、暗闇で案内してくれるアテンドが 2 名加わります。暗闇では解説スタッフはいないので、僕、Aさん、アテンド 2 名の計 4 人で過ごしました。

詳細レポート

ここからは思い出せる限り詳しく書いていきます。

!!! Warning !!!

ネタバレがイヤな方は、ブラウザバックしてください。

!!! Warning !!!

ホントはネタバレしない程度に書きたかったんですけどね、上手く行かなかったもので……。もう全部書くことにしたんです(苦笑)

13:35 会場到着

食事とトイレを済ませ、大阪駅から徒歩 5 分の会場に足を運びました。

受付のお姉さん 2 人に声を掛けると、早速説明が始まります。

「持ち物は貴重品含めて全部預けてください」

Oh、マジっすか。僕、財布は常に所持するマンなんですけど……。一応訊いてみましたが、「預けてください」とのこと。ふむ。仕方ない。

早速ロッカーにしまいます。あまり大きくないので、大きなリュックとかだとたぶん入り切らないですね。僕のリュック(ノートパソコンがすっぽり入る程度)はギリ大丈夫でした。手ぶらの身軽マンになりました。

鍵が僕自身が持ちます。参加証がもらえるので、これをぶら下げ、鍵も入れちゃいます。

13:40 DID スタッフから説明

身軽マンになったところで、DID のスタッフさんがやってきて、今回の「対話のある家」についての説明をしてくれました。

内容としては真っ暗闇の家で、アテンド(視覚障害者のスタッフ)さんリードのもと、一緒に過ごすのだとか。

テーマについても言及されます。

「今回のテーマは、"愛" についてです」

愛……。なんか重たくないですかね。

しかしすぐにスタッフから補足が入ります。要するに暗闇で一緒に過ごすことで、普段意識することのなかった優しさとか、思いやりとか、日常のちょっとした幸せとか、そういうのを味わっていただければ……みたいな趣旨でした。スタッフの言葉を借りると、「参加者皆さまで "家族" として過ごしていただきます」。

13:45 しばし待機

説明を一通り終えたので、開始の 14:00 までしばし待ちます。

幸いにも会場が積水ハウスショーケースということもあって、退屈はしませんでした。

14:00 開始

時間になり、スタッフに呼ばれます。

他の参加者も含めて全員が集まります。僕の他には、30 代くらいの女性一人のみ。以下 A さんとします。

2人だと……。僕は人見知りなので少し不安になってきました。相手も「え、こんなおじさんと!?」と思っていたかもしれません。ごめんなさい。まあ暗闇がなんとかしてくれるでしょう。

早速中に入ります。まだ暗くありません。

ここでアテンドさん(以下 B さんとしましょう)と合流します。

スタッフ「それでは B さん、あとはよろしくお願いします」

こうして DID が始まりました。

※ここからは時計も無いので時間はレポートしません。

自己紹介とチュートリアル

鍵を B さんに預けた後、簡単に自己紹介します。

B さん「お二人とも静かですね」

ですよねー……人見知りなもので。そして僕だけでなく A さんも人見知りだった模様。気まずいぞ。乗り切れるのだろうか……。しかし心配はすぐに消えました。B さん、喋るのすげえ上手でした。

自己紹介を終えたところで、説明に入っていきます。暗闇の過ごし方についてのチュートリアルです。3 つほどコツを伝授されました。

(1) 白杖(はくじょう)の使い方について。

視覚障害者が普段使っている、あの棒を渡されます。白い杖と書いて「はくじょう」と読みます。

Bさん「これ、あるのと無いのとではだいぶ違います」

握り方は鉛筆を握るみたいに軽く。叩く位置は一歩くらい先を。叩き方は、コツコツと。あるいはなぞってもいい。なぞると振動でなんとなく感触が伝わってくる。あとは「不安だから、と振り回したり周囲に伸ばしたりしないこと」「あくまで足元を探る用途でのみ使うこと」……こんなところですかね。

(2) 手を伸ばす時は手の甲から。

もっと言うと、普段みたいに指先から伸ばすと危ないとのこと。勢いが付いちゃうし、突き指したりとかもあるんだとか。ふむふむ。

(3) しっかりと声を出しましょう。

暗闇においては声が貴重な情報源だそうです。「まあそうでしょうね」と、この時の僕は軽い気持ちで受け流してました。

そして暗闇へ

チュートリアルを終えたところで、部屋が暗くなっていきます。

みるみる光度が落ちていき、最終的には文字通りの真っ暗に。

……え、ちょっと待って。マジで何も見えないんですけど。

早速面食らいました。「え、これやばくない?」 拙い感想しか出てこない。やばい。本当に何も見えない。こんなの無理ゲーじゃない?

ここで B さんの声が届きます。

もう少しだけ練習、ということで、声の出し方――というか位置を少し練習しました。

「そのまま喋ってみてください」

「その場にしゃがんでから喋ってみてください」

「しゃがんだまま下を向いてから喋ってみてください」

色んな発生位置を試します。すげえ、全部聞こえ方が違う。そして違いがハッキリとわかる。普段の生活だと、どこから音が飛んできたかわからないことが多いですが、今は本当にハッキリとわかります。聴覚が早速鋭くなっているのでしょうか。新鮮です。

B さん「しっかりと声を出していきましょうね」

なるほど、確かに仰るとおりだ。声出さないとまるでわからん。ゼロ距離に近づかれてもわからんぞこれ。逆に、声さえ出してくれたら、少なくとも方向はわかる。声出して連携しないと、これ、簡単にぶつかっちゃいそうで怖い怖い。僕は認識を改めました。「普段から声出すの好きじゃないんだよね」とか言ってる場合とちゃうわ

家に帰りましょう

今回はみんなで一つの家族という設定です。まずは家に帰ります。

アテンド B さんの指示のもと、少しずつ前進します。

白杖を使って、一歩前あたりをコツコツ叩きながら、少しずつ歩く。歩幅はたぶん赤ちゃんのハイハイレベルだと思います。いや、これ、普通の速度で歩くとか怖すぎますって。町中で見かける視覚障害者さん、普通に歩いてますけど、あれってとんでもない熟練の技だったんですね……。

B さん「壁に当たるまで進みましょう」

B さん「吉良野さん、あと二歩くらい前かな」

当然のように把握している B さん。本当に二歩くらいでした。達人ですね。

壁を伝って、少しずつ進んでいきます。

B さん「そのあたり、何かありませんか」

僕「ただの壁ですけどね……あ、いや、何かあります」

僕「なんだろこれ、くぼんでる」

僕「あ、ドアだ」

僕「開けますね。押します。ダメっすね。引きます。ダメです。横にずらしてみます……ビンゴです」

独り言みたいに行動をいちいち喋る僕。でも、大事なことです。実際、B さんもちょこちょこ喋ってくれてて、それがとても助かってるんですよね。声の大切さが早速身に染みてる僕でした。

というか A さん、もうちょっと喋ってくれ……。どこにいるかわからなくて怖いです。それに僕ばっかり喋ってて恥ずかしい。……いや、恥ずかしくはないですね。暗闇のせいでしょうか。なんだか口がペラペラ動いてくれました。むしろ要らないことまで喋ってしまいそうで怖いくらい。

ただいま

B さん「ただいまー」

C さん「おかえりー」

もう一人のアテンドさんと合流しました。以下 C さんとします。

靴を脱いで玄関にあがります。……と言うと簡単そうに聞こえますが、これがまた難しかった。段差を見つけて、腰を下ろして、A さんは当然僕の位置とは別の場所に腰を下ろさないといけなくて、そうなると誘導が必要で……と、中々に大変な作業。しかし B さんがホイホイと言葉で誘導して対処します。

B さん「あと一歩右かな」

相変わらずアドバイスが正確すぎてビビります。こうもりみたいに超音波でも発しているのかと疑うレベル。

何とか靴を脱ぎ終えました。白杖も預けます。

B さん「家の中では杖は使わないですね。手と足です」

家にあがります。

しばしうろつく

B さん「自由にうろついてみてください」

木造と思しき家の中を、しばしうろつきます。

どうやって?もちろん壁伝いです。大の大人が、へっぴり腰で壁伝い……もし見えていたとしたら、相当ダサいんだろうなぁと思いつつも、少しずつ慎重に進んでいきます。

僕「あ、なんか紙っぽいの見つけた」

C さん「良いところに気付きましたね。なんだと思います?」

僕「んー、ちょっと分厚めの紙で、縦に細長くて、何枚か束ねてあって――あ、カレンダーだ」

C さん「正解です」

カレンダーをあんなにベタベタ触ったのは、たぶん人生で初めてだと思います。そして C さんが無茶振りを。

C さん「そばにペンがあります。わかりますか?」

僕「……ええ、見つけました」

C さん「今日の日付のところに、何か書いてみましょうか」

しかし今日の日付の位置など特定できるはずもなく、えいやで書いてみました。書き物ができないって相当キツイなぁと、想像してみて、思わず身震いします。こうしてまがいなりにも体験してみると、苦労やハンデがリアルに感じられる。リアルに想像しすぎて、絶望して、ちょっと身動き取れなくなってました。

すぐに復帰して、その後もしばらくうろつきます。冷蔵庫とか、キッチンとか、色々物色して、またもや戸を発見。開けてから、皆でその先に進んでみることに。

B さん「自慢のウッドデッキなんです」

僕「触り心地が抜群ですね」

C さん「でしょう」

A さん「ほんとだ、気持ちいい」

みたいな感じで、ウッドデッキらしき場所でしばしばくつろぎます。

ちゃんと柵もありました。柵の先には何があるのか、と思うと恐怖をかきたてられますね。50 m くらいの崖なんじゃないかとか思えてきます。何も見えない。何があるかがわからない。怖すぎませんか。

一方で、木の温かみや温もり、ざらざらしつつも上品な感触などは確かに伝わってきます。いつもの十倍増くらいで伝わってくる。舐めたいくらい(冗談です)。

僕「これ、寝ても気持ちいいですね」

A さん「え!?寝てるんですか?」

僕「気持ちいいですよ」

いきなり申し訳ない。でもホント気持ちよかったです。僕は神経質で、布団でも毎日寝るのは苦痛ですが、ここだとリアルに寝てしまいそうでした。なんていうんですかね、暗闇ゆえにノイズが全くないというか、ニュートラルな気持ちになれているというか、ものすごくリラックスできてました。僕は非モテおじさんで、女性と一緒にいるだけで緊張して心拍数が上がるようなタイプですが、この時はウソのように消え失せてました。暗闇すごい。

団らん

ウッドデッキに保管してある「何か」を回収して、部屋に戻ります。テーブルに腰掛けて、その「何か」が真ん中に置く(さらりと書いてますが数分くらいは要してます)。

この「何か」は大切なものだそうです。「何か」が何であるかを当ててみようか、ということに。

当然ながら手探りで調べるしかありません。しかし作業者は僕と A さん。勝手に手探りしてると、女性の手をいきなり握っちゃう、なんてことになっちゃうわけです。でも、いちいち声を出すのも面倒というか、恥ずかしいというか……いや、違うよな。声出さないとわからないんだから、出すしかねえよな。

僕「とりあえずお互いの一番手前あたりから触ってみましょう」

謎のリーダーシップを発揮し始める僕。仕切ったことなんて人生で一度もないんですが。A さんにも通じたのか、口数が増えます。指と手の甲(?)が触れることが何度かありましたが、連携して、何とか「何か」の正体を突き止めました。

ハートです。木のピースで作られたハート。そういえば今回のテーマは「愛について」でしたね。

一つずつピースを手に取り、しばし会話することになりました。

C さん「愛について話してみましょう」

別に深い話ではなくて、身近に感じたこととか、ほっこりしたこととか、何でもいいですよー、というゆるい感じでした。

最初は僕も A さんも渋ってましたが、僕は思ったことを素直に言ってみることに。ありきたりですが、ちょうど一人暮らして一年経ったくらいだったので、両親への感謝を。少しずつ話が弾んでいって、当たり前に存在するものの大切さとか、日常に転がってる些細な幸せとか、そういったものを改めて意識する機会になったかと思います。今思い返すと、ちょっと語りすぎて恥ずかしいですが。

コーヒー

団らんの途中で、C さんが飲み物を入れてくれることになりました。

僕はコーヒー、A さんは紅茶を。

C さんは会話に混じりつつ、全く違和感のないスピードで仕上げてきます。「え、ちょっと何その足音。遠慮のない歩き。危なくねえの?」とハラハラするレベル。何をどう鍛えたらそんな正確性を実現できるのか。僕は、配られたコーヒーカップの位置を恐る恐る探しながら、そんな感心と関心を抱いてました。

コーヒーをいただきます。インスタントなんでしょうが、妙に美味いのは気のせいか。

お菓子ももらいました。

C さん「何か当ててみてください」

僕が挑戦してみることに。箱があって、中に個装された何かがあって、これをとりあえず A さんにも配って(慣れてきたのかだいぶスムーズに渡せました)、個装を開けてみて、触ってみて……あ、わかったわ。

答え合わせをします。

「チョコレート」

チョコレートでした。これも妙に甘くて美味しかった。

ゆっくりくつろぎながら、会話に花を咲かせながら、コーヒーとチョコ。なにこれ贅沢すぎんか。顔がふにょふにょに緩んでいたのは内緒です。暗闇だと見られないからいいですね。

会話も自然に弾みます。C さんも会話上手でしたし。全然ストレス無かったですもん。

それに沈黙はこれはこれで心地よい。なんていうんですかね、暗闇で何も見えないので、気にならないんですよね。一般的に沈黙でくつろげるのは親しい間柄だけですが、普通にくつろげました。

それからもしばらくくつろいだ後、そろそろ出ましょうかという流れに。

スタート地点に戻る

白杖を手にして、B さんの誘導のもと、最初いた場所に帰ります。今度は結構スムーズでした。しかし、C さんがサクサク行動するのを見て、というか聞くと、「やべぇ」と何度漏らしたかわからない感想が。僕と A さんはまだまだ赤子でした。

無事スタート地点に戻りました。

部屋を少しずつ明るくして、徐々に目を慣らしていきます。

初めてあらわになる、C さんの姿。想像と全然違ってました。想像はアテにならないんだなと再認識。というか見た目に対する興味が薄くなっているのを自覚してました。当然、女性の A さんの姿も見えるわけで、さっきまで結構赤裸々な話とかしてたはずなのに、全然恥ずかしくないですもん。むしろ家族みたいな親近感さえおぼえるレベル。

普段無愛想な僕ですが、明るくなってもしばらくは表情が緩んでました。緩んでたことを自覚できていました。

15:20 おしまい

というわけで DID、終了です。

最後にアンケートを書いて、B さんに提出して、鍵を受け取ります。軽く雑談して終了。

今回学んだこと

感想として「今回学んだこと」をまとめておきます。

推測させるな、伝えよ

はっきりと言葉にすれば、それだけで端的に伝わる――この気持ちよさと重要性を味わえた時間でした。

普段の僕らって、ハイコンテキストじゃないですか。「言わなくてもわかるよね」というか、多くの空気や常識を前提として、やたら遠回りに伝えようとする。ああ、遠回りでバカらしいことしてたんだなぁ と、改めて思いました。

直接伝えれば、すぐ伝わります。逆に、伝えてもらえれば、すぐにわかります。この直接のやり取りで、高速にコミュニケーションを回していける。

もっとも、日常生活にせよ仕事にせよ、そんなに何でもすぐ言い合って済むほど単純ではありませんが、特に僕はすぐ遠回りしたがるので、気をつけようと改めて思いました。

視覚はノイズ

視覚情報はノイズの温床なんだな とも痛感しました。

今回の体験ほどリラックスできたことは、僕はほとんどないです。なんであんなにリラックスできたのかと考えて、明らかに「見えなかったから」なんですよね。相手の様子も、自分がどう見えているかも、一切考えなくていい。この気軽さ。いいなぁ。もう一回行きたいです。東京でも復活してくれませんかねー。

僕は(ブログ名のとおり)普段からストレスフリーを意識しているのですが、今回は良いヒントが得られました。視覚情報を減らす。このアプローチで、さらにストレスフリーに近づけそう。

暗闇で過ごすという体験

今回僕が DID に遊びに行った目的の一つが「暗闇で行動するシーンを小説で書きたかったから」でした。

想像とは違ったリアルが色々ありました。リアリティのあるシーンが書けそうです。

相対的に捉える

もう一つ学んだのは 相対的に捉える という発想です。

暗闇での行動では、「ここにこれがあるから、あれはもうちょっとこっちにあるはず」とか「声があの辺から聞こえるから自分はこの辺にいるはず」のように 捉えた情報を基準として、対象物や自分の位置を「相対的に」把握する 必要があります。

普段は絶対的に対象がハッキリ見えていますから、絶対的なアプローチばかり取りますが、そうではなくて、現象を観測しつつ相対的に近づいていくやり方もあるんだなぁ、と思いました。話が抽象的すぎて何に生きるかはピンと来ませんが、新たな武器を手に入れた感触があります。

おわりに

ダイアログ・イン・ザ・ダークの体験談を書きました。ゆったりできて有意義な時間でした。事前予約が必要ではありますが、大阪にお立ち寄りの方は、ぜひ遊んでみてください。