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1つ昇進したら給料が10万、労働時間が20時間増える『昇進の 1-10-20』

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昇進したらどれだけ給料がアップするのか、また忙しくなるのか。もちろん会社次第なのは言うまでもありませんが、ざっくりとした目安が見えてきたので、今回まとめてみました。

昇進の 1-10-20

名付けて 昇進の 1-10-20

これは 1つ昇進したら給料(月収)が10万、月の労働時間が20時間増える という法則です。

法則と書きましたが、実際は僕の観測範囲や調査結果にすぎません。ですが、目安としては良い線を行っているのではないかと思います。

適用条件

昇進の 1-10-20 にはいくつか適用条件があります。これらに当てはまらない場合、目安としては機能しません。

  • 条件1. 部署がいくつも存在するような、ある程度大きな会社であること
  • 条件2. 正社員であること
  • 条件3. 残業代が時給換算で 1.25 倍以上であり、かつ全額支給される程度にはブラックでないこと
  • 条件4. 平社員の給与水準が月収 18〜25 万あたりのラインであり、昇進しない限り、この範囲を超えない給与体系になっていること

たとえば、待遇の悪い会社や雇用形態、社長のワンマンで通っているような小さな会社、平社員でも年収 800 万を超えるような会社、成果主義で平社員の概念がない会社、などでは機能しません。

職位ごとの目安

職位ごとの目安を列挙してみました。

職位 月収(万円) 労働時間プラス(時間) 備考
バイト 10 - -
平社員 20 - その気になれば定時退社は可
係長 30 20 リーダー、班長、主任とも。雑務や監督の仕事が激増。
課長 40 40 中間管理職。現場を離れ管理業務が激増。現場仕事も兼ねるプレイングマネージャも普通。
部長 50 60 部門の経営に携わる。現場仕事はない。社内政治と付き合いが激増。

月収について

「昇進の 1-10-20」における月収は、その値の 範囲 を示しています。

たとえば平社員は 20 万ですが、ここは 20 万から 25 万くらいまで開きがあります。

※一応 29 万も想定していなくはないですが、そんなにもらえる会社は優良だと思います。「昇進の 1-10-20」には当てはまらないでしょう

プラス5万円くらいまで の範囲だと考えてください。

労働時間プラスとは何か

「昇進の 1-10-20」における 20 の部分です。これは労働時間が 20 時間増える、ということですが、では、この労働時間とは一体何なのでしょうか。

これは 物理的に仕事量が増えてしまい、愚直にこなそうとすると最低でもそれくらいかかる という目安です。係長の場合、プラス20時間ですが、これは言い換えれば「最低でも月20時間の残業がデフォ」とも言えます。

もちろん、仕事の仕方次第、あるいは忙しさ次第で変わるのは言うまでもありませんが、少なくとも 平社員よりは 20 時間分忙しい です。課長なら 40 時間、部長なら 60 時間ですね。

部長には当てはまらないかも

部長レベルは年収 1000 万円に到達してもおかしくないラインです。

これくらいになると、「昇進の 1-10-20」、特に 10 万円アップの部分は当てはまらなくなってきます。部長は月収 50 万と書きましたが、実際は 60、70 万円あってもおかしくないです。上に行くほど、給料の伸びは増えます。

だからこそ、みんな血眼になって会社に献身し、また社内政治やら何やらまでして、昇進しようとします。年収 1000 万くらいあれば安泰ですからね。家族を養い、マイホームを手に入れ、車も所有しながら、不自由無く暮らせますから。

おわりに

以上、主観的観測でしかありませんが、昇進と給料と労働時間の関係をまとめた「昇進の 1-10-20」について取り上げてみました。

昇進すれば給料がアップしますが、労働時間も増えます。お金も大切ですが、時間も大切です。どこまで昇進するべきなのか、一度考えてみると良いでしょう(元々僕が考えたかったのが本記事のはじまりです)。