その趣味が好きかどうかを判断する 6 の問い
好きな趣味に囲まれれば囲まれるほど充実します。逆に、さして好きでもない趣味にこだわるのは、ただの固執であって充実ではありません。しかし好きかどうかは案外わかりづらいもの。というわけで、好きかどうかを知るための問いをつくってみました。
- Q1. タダ働きでも続けたいか
- Q2. 世界が一人になっても続けるか
- Q3. 働かなくてもいいとしたら続けるか
- Q4. 朝っぱらから取り組めるか
- Q5. 疲れた時でも取り組めるか
- Q6. 食事や睡眠など普段の生活が狂ったことがあるか
- おわりに
Q1. タダ働きでも続けたいか
これは特に好きなことを仕事にしていたり、副収入が発生していたりする場合ですが、「収入が0円になったとしても続けたいか?」という問いです。
もちろん、生活がありますので、収入源は確保しなければなりませんが、この問いが問うているのは「続けるかどうか」ではなく「続けたいかどうか」です。
本当に好きなら、収入の過多あるいは有無にかかわらず「続けたい」になります。逆に、収入が無くなってから「別に続けなくてもいい」となったとしたら、それは 単に金銭的報酬に支えられていただけであり、好きとは言えません。
Q2. 世界が一人になっても続けるか
これは一人でも取り組める趣味の場合です。仮に人類が自分一人だけになったとしましょう(一人で生き長らえる自給自足スキルは身に付けているものとします)。そうなるともう、誰かから承認されたり、一緒に過ごしたりといったことはできなくなります。それでもその趣味を続けますか?という問いです。
本当に好きならイエスか、あるいは「まあ続けると思う」と消極的な肯定になります。
もしここで「そんなのつまんない、続けないよ」と思ったとしたら、それはその趣味が好きではなく、 単にその趣味に付随する人間関係にとらわれているか、あるいは承認されたいがために続けているだけ かもしれません。
Q3. 働かなくてもいいとしたら続けるか
これは仕事と趣味が別になっている場合ですが、「もし仕事に費やす必要が一切なくなったとしても、その趣味を続けるか?」という問いです。ただし収入は変わらないとします。
働かなくてもいい、ということは、その分だけ時間も体力も浮くことを意味しますので、やりたいことが広がります。できなかったことにも手を伸ばせるようになります。さて、そんな状態でも、その趣味を続けますか?
続けるのなら、本当に好きなのでしょう。
Q4. 朝っぱらから取り組めるか
これは「その趣味に、起床直後から取り組めるか?」という問いです。
本当に好きなら、寝起きでも取り組みたいものです。たとえ準備が大変だとしても、頭の中では準備の段取りを考え、行動に移します。
逆に 「朝っぱらから面倒くさい」「考えもしないわ」となるのであれば、その趣味は本当に好きとは言えないでしょう。
Q5. 疲れた時でも取り組めるか
これは「体力や切れたり、頭が疲労した時でも取り組めるか?」という問いです。
本当に好きなら取り組みます。つい取り組んでしまいます。ずるずると、長々と取り組み続けます。
逆に、疲れたからといってすぐにやめたり、「今日はもういいや」と線を引いたりしている場合は、本当に好きとは言えません。
※ただし健康や体調にストイックな場合は、この限りではありません
Q6. 食事や睡眠など普段の生活が狂ったことがあるか
これは「普段は規則正しく、大体同じ時間に食べたり寝たりしているのに、その趣味のせいで生活が狂ったことがあるか?」という問いです。
本当に好きなら、狂った経験があると思います。
狂った経験がない場合、大して好きではないのかもしれません。
※よほど自己管理が上手な場合を除きます
おわりに
その趣味が好きかどうかを判断するための質問を 6 個ほど挙げてみました。
趣味の充実は人生の充実です。好きな趣味を意識的に選択していくことは、人生を充実させる一手段と僕は思います。