【パソコン操作効率化】コピペを効率化する ~クリップボード編~
仕事や私生活で Windows パソコンを利用されている方は多いかと思います。一日何時間と行うパソコン操作ですが、効率化を行うと大幅な時間短縮とストレス軽減に繋がります。今回はコピペ操作を司る「クリップボード」について見ていきましょう。
クリップボードとは
一言で言えば コピペを実現する仕組み です。
Windows では、コピペは以下のような仕組みになっています。
(余談) クリップボードの語源
語源は Clipboard ―― 用箋挟(ようせんばさみ)です。
出典: 用箋挟 - Wikipedia
クリップボードには効率化の余地がある!
このクリップボードですが、ここには効率化の余地がたくさんあります。
- よく使うテキストを あらかじめ保存 しておいて、使い回せたらいいのに
- 少し前にコピーしたテキストをもう一度使えたら いいのに
テキストのコピペはよく使う操作ですよね。このあたりを実現できたら、テキスト編集がかなり便利になりそうです。そんなことができるのでしょうか。
できます!
以下、詳しく見ていきましょう。
クリップボード拡張とは
Windows のクリップボードは保存領域が一つだけです。あるテキストをコピーしたら、その前にコピーされていたテキストはなくなってしまいます。 同時に一つのテキストしかコピーできないのです。不便ですよね。
これを解消するのが クリップボード拡張 です。
「保存領域が一つしかない?だったら複数つくったらいいんじゃない?」
そう考えて、「複数の保存領域を擬似的に実現する」ツールをつくった方々がいます。
アイデアは二つあります。
- (1) あらかじめテキストを保存しておいて、必要な時に呼び出す
- (2) 以前コピーしたテキストを再び呼び出す
(1) は定型文、(2) はクリップボード履歴と呼ばれるアイデアです。
Q: よく使うテキストをあらかじめ保存しておいて、使い回すことはできる?
Ans: 定型文ツール で実現できます
定型文(決まりきったテキスト)をあらかじめ登録しておくツールです。定型文をあらかじめ登録しておくと、後で簡単に呼び出してコピペできます。
以下は Clibor というツールです。
Clibor のメイン機能は後述のクリップボード履歴ですが、定型文機能も備えています。メールアドレス、顔文字、「おはようございます」などの決まり文句などを定型文として登録しておけば、画面から素早く呼び出してコピペできるのです。
Q: 少し前にコピーしたテキストをもう一度使うことは可能?
Ans: クリップボード履歴 で実現できます
これは「クリップボードにコピーされたテキストを片っ端から記憶しておく」というアプローチです。つまりコピーされたテキストを 履歴として保持 しておくのですね。そして、必要になった時に、履歴を一覧表示から選んだり、キーワード検索で探したりすることで呼び出せます。
たとえば履歴数が 1000 であれば、これはクリップボードが 1000 個存在することに等しいです。圧倒的に便利ですよね。
このクリップボード履歴についても、おすすめは Clibor です。
以下は僕が実際に使用している画面で、「ストレスフリー」という単語で履歴検索しています。
一度コピーしたテキストは履歴としてどんどん保存され、必要な時に一覧あるいは検索から呼び出すことができます。
Clibor を使おう
というわけで、コピペ作業を効率化したいなら Clibor を使いましょう。
なぜ Clibor なのかというと、Clibor が この手のツールでは最も人気で、高品質で、初心者から上級者まで幅広く使える からです。まずは Clibor を試しておけば無難、というわけです。
フリーソフトなので無料で使えます。会社で使う場合はルールに従ってくださいね。
公式サイトでも詳しく解説されているので、初心者の方でも使いやすいかと思います。多機能ではありますが、まずは とりあえず起動しておく くらいの使い方でオッケーです。それで「さっきコピーしたテキストを使いたいなぁ」と思ったら画面を開き、コピペしてみましょう。これだけでもだいぶ便利です。
他の機能や設定は、必要に応じて少しずつ試せばいいことです。
他のクリップボード拡張ツールはあるの?
Ans: あります。
いくつか配布サイトを紹介しておきます。
以下は窓の杜です。高品質なツールのみを収録した「量よりも質」なサイトです。
以下は Vector です。こちらは「質よりも量」なサイトです。
以下はk本的に無料ソフト・フリーソフトです。Vector と窓の杜の中間、くらいの位置づけです。
色んなツールがあります。自分に合ったものを探してみると良いでしょう。
おわりに
コピペを効率化するクリップボード拡張というアイデアおよびツールについてご紹介しました。
特にテキストをよく扱っている、コピペをたくさん行っている方は、圧倒的に楽になりますので、ぜひ取り入れてみてください。