仕事に支障のないタイピングスピードはどのくらい?
パソコンで仕事する人にとって、タイピングは切っても切り離せません。ふと「仕事に支障のないタイピングスピードはどのくらいだろう?」と思ったので、調べてみました。
事例
この話題について取り上げている記事がいくつかありましたので、紹介します。
事例1:社内タイピングコンテスト
クラスメソッドさんが興味深い記事を書いています。
チャットコミュニケーションに困らないスピードとは という観点です。
引用すると、
「キーボードタイピングがどれくらい早ければチャットコミュニケーションに困らないか?」ということで、オペレーション部内でタイピングコンテストを開いたことがありました。
……(中略)……
スコアが200あれば通常の会話に支障がないようです。エンジニアは250前後、オンラインゲームやる勢が300超。 一番早い人は「423」
スコア 200 なら支障がないそうです。
ちなみに僕は 350 くらいでした(上記の 385 は調子が良い方ですね)。といっても僕は「人生で喋った量」よりも「タイピングした量」の方が多い人間です。逆を言えば、このようなライフスタイルをしていないと(特に 300 以上は)中々難しい、ということなのかもしれません。
事例2:e-typing のスコア目安解説
事例1でも利用されたタイピングゲーム e-typing ですが、スコアに関する解説を公開しています。
観点は 一般的なオフィスワークで困るかどうか です。
出典:プログラマーってどのくらいタイピング速いの?検証してみた - I am うるぞー
これによると、
- 209~299: 一般的なオフィスワークでは困ることのないレベル
- 107~208: 個人的な用途でのパソコン利用には問題のないレベル
とのこと。事例1では「スコア 200 なら支障がない」と結論付けていました(チャット限定ですが)が、おおよそ一致しますね。 スコア200台 が一種の目安になると見てよさそうです。
事例3:タイパーの世界
最後にもう一つ、Yahoo! 知恵袋で見つけたコメントを紹介しておきます。
観点は タイパー(タイピングを趣味あるいは特技として専門的に鍛えている人)の世界 です。
これによると、
- 300: 一般人の壁
- 550: タイパーの壁
となっていますね。
300 超えは一般人卒業、タイパー初心者。一般人から見ると化物ですが、タイパーから見るとまだまだひよっこです。
そして優れたタイパーの壁が 550。ここまで来るとタイパーの中でも相当な実力者になるのだそう。
実際、僕もそう感じています。 僕のタイピング力はここ 10 年以上は成長がなく、スコアでいえばずっと 300~400 くらいです。特に意識して鍛錬しなければ、たとえ一日何時間とキーボードに触れている生活を 10 年続けても 300~400 くらいで収まると思います。
逆を言えば、550 ものスコアを叩き出している人は、相当専門的に努力をしているはずです。たとえばタイピング用語には「最適化」というものがありまして、「牛乳」という単語は「Gをこの指で打つ、Yをこの指で打つ……」というふうに、単語単位で使う指を細かく制御(ベストな打ち方で常に打てるよう打ち方を最適化する)したりします。このレベルです。
まとめ
- スコア 200 以上なら、たぶん支障はないと思います
- スコア 300 以上なら、支障はまずないと思います
- スコア 400 以上は、タイパーレベルなので無理に目指さなくてもいいでしょう
(余談) タイピングはホームポジションを身につけるべき?我流でもよい?
タイピングとなると併せて挙がる話題が一つあります。ついでに取り上げておきます。
ホームポジションを身につけるべき?それとも我流でもよい? という話です。
正直どちらでも良いと思います。
僕はどちらかと言えば我流ですが、スコアは 350 です。ブラインドタッチもできており、特に仕事では困っていません。また、タイパーの世界でも、我流で全国屈指のレベルに至っている人もいます。
僕の体験を書いておくと、ホームポジションは馴染めませんでした。というのも、使いづらい小指なども均等に使おうとするからです。ピアニストじゃあるまいし、器用な方でもなければ時間がかかります。それよりも使いやすい人差し指、中指、薬指の三本に比重を置いた方が打ちやすかったです。
おわりに
「仕事に支障のないタイピングスピード」について取り扱った事例を3つ紹介しました。
目安は e-typing におけるスコア 200 です。
仕事でタイピングを多用される方は、ぜひ目指してみてください。
ちなみに e-typing 公式サイトは以下。「腕試しレベルチェック」から挑めます。
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僕は REALFORCE というキーボードを使っています。