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高層ビル勤務で朝のエレベーター混雑を避けるための3つの戦略

高層ビル勤務者にとって朝のエレベーター混雑は日常ですが、長い時は10分近く待たされる時もあり、ストレスは相当なものです。回避するにはどうしたら良いのでしょうか。戦略は3つあります。

戦略1. 早く行く

出社時刻はおおよそ8時~9時に集中しているので、この時間帯を回避すれば混雑を回避できます。

目安は 一時間以上前 です。ビルによっては三十分前くらいでも回避できることがあります。ビルによって異なるので、少しずつ時間を早めて調べてみると良いでしょう。僕が以前通っていたビルでは、8時に始まるフロアと9時に始まるフロアが混在しており、7時半くらいに着けば(一時間ほど早い)安泰でした。

ここで、

「早く行って何するんだ?」

という疑問があるかと思いますが、意外と色々できます。以下いくつか見ていきます。

仕事に集中する

朝は頭も冴えていますし、フロアも静かで、邪魔者もいませんので、仕事に集中できます。

また、仕事でなくとも「今後のやり方を考える」「今後のキャリアを考える」「新しいツールやサービスを試してみる」といった作業に使うこともできます。オフィスという場所だからか、自宅よりもキリっと気が引き締まって集中できるというのが僕の所感です。

くつろぐ

コーヒー片手にカフェや食堂、あるいはフロアの隅っこなどでくつろぐのもアリです。

僕はポメラで小説を書いたり、MacBookAir でブログを書いたりしていました。

閉鎖的な環境で集中したい場合

フロアにせよ、カフェや食堂にせよ、次第に人が集まってきます。それがイヤという場合は 会議室を予約しちゃいましょう。

朝早くであれば、ほとんどの会議室が空いています。広い会議室を贅沢に使うこともできます。

とはいえ、朝一で会議を始める人達も多いので、始業開始の10分前くらいには撤収しましょう。

戦略2. 待ちながら耐える

これは混雑を避けるというより 混雑に耐える というアプローチです。もっと言えば、何らかの作業をもって暇を潰すことを意味します。

何ができるかは色々ありますが、 並び待ちの列は絶えず動くため、集中しすぎることはNG です。没入が必要な小説などは厳しいでしょうね。

以下、並び待ち中にできることをいくつか取り上げます。

スマホ

言わずと知れた定番ですね。

大別すると SNS、情報収集、ゲームに分かれると思います。

いずれにせよ受動的な趣味で、(特に創作のような趣味に没頭している場合は)普段はあまりやりたくないことですが、これらは(特に SNS と情報収集は)全くやらないわけにはいかない、という人もいると思います。ゲームについても、純粋に興味関心があって「前々からやってみたい」という欲もあるでしょうし、僕のような凡人は、なんだかんだゲームでのんびり楽しみたいものです。

だからこそ、この待ち時間が役立ちます。こういう時にサクっとこなしておこう、これはちょうど良い機会だ、と捉えて遊ぶのです。 自分が勤務するフロアに到着するまでの間に、どこまで読めるか(遊べるか) という軽いゲーム感覚で集中すれば、より有意義に過ごせます。

長くとも10分ほどで強制終了(フロアに到着)するので、無闇に長時間没頭する心配もありません

実用書を読む

小説や漫画のようなコンテンツは、楽しむために没入が必要なため、待ちながら読むのには向いていません。読めないこともないですが、没入できないので表面をなぞるだけになり、大して楽しめないでしょう。

しかし実用書(ビジネス書や自己啓発書)は違います。内容はただの「知識」ですので、没入は必要ありません。ただ読んで、自分に必要かどうかを判断して、必要ならメモを取ったり印を付けたりしておくだけです。また、この手の本はノウハウが各章、各節の単位で独立して書かれていることが多いので、ランダムアクセスしやすい(どこからでもつまみぐいしやすい)のもポイントです。

今日の予定を立てる

タスク管理、という言葉があるように、仕事には段取りが大切です。上手く段取りすれば定時前に余裕で終わることも、段取りせず適当にこなしていては収拾がつかなくなって残業突入、なんてこともざらにあります。

並び待ちしている間に「今日は何をどの順番でやろうか」と、予定を立ててみましょう。厳密に考えるほど集中はしづらいのですが、軽い気持ちで、感覚的に考える(ぼんやり思い浮かべる) 程度ならできます。それだけでも「あ、あれやらないといけないな」など気付きが結構得られます。

気付いたことはメモしておきましょう。人は忘れる生き物です。ひらめいたことや考えたことはすぐ忘れます。僕もメモしていないせいで「あれなんだったけな、良いこと思いついたのに……」ということが何度もありました。

戦略3. 階段を使う

これはビルとして階段が開放されている場合ですが、 階段通勤(階段を使って通う) をする、ということです。

「10階や20階を上るのか!?」

と思われるかもしれませんが、そうです。40階以上など、よほど高い場合は時間がかかりすぎて非現実的ですが、30階くらいまでなら意外と現実的に昇降できます。

所要時間は?

人によってまちまちでしょうが、僕は上り方向20階分で10分もかかりません。10階分5分以内、が大雑把な目安になるでしょうか。 2階分で1分、と聞けば、イメージしやすいでしょう。意外と遅いペースです。

逆に下りだと所要時間は半分になります。4階分で1分。こちらはやや駆け足で軽快に降りているイメージです。

階段通勤のメリット

何といっても 運動になる ことです。負担を増やせば無酸素運動――脚力を鍛える運動にもなりますし、軽い負担で上り続けると有酸素運動にもなります。変幻自在のスグレモノです。運動の王様です。

ただし、あまりに遅いと(たとえ20階以上上がったとしても)大した運動効果は得られません。あまりに遅いというのは、普通に上り下りする人よりも遅いペースですね。どんどん追い抜かれるイメージです。スマホや本を見ながら、のんびり上がっていると、こうなります。それでも現状維持にはなります。何もしないよりは断然マシです。

汗対策

階段通勤は当然ながら汗をかきます。ビルの階段はこもっているので 冬でも(上着を脱いだとしても)意外と暑いです。夏は言わずもがなでしょう。汗対策は必須です。

少なくともタオルは欲しいです。できれば着替えもあるとグッド。フロアに更衣室があれば言うことなしです。

音楽を聴きながら

僕がおすすめしたいのは、音楽を聴きながら上ることです。リズムに合わせて上ると楽しいですよ。ただし、はしゃぎすぎて、調子に乗って鼻唄や手振りを交えてしまうと、他の通行人に見られた時に痛い思いをします……。

おわりに

高層ビルの名物、朝のエレベーター混雑を避ける戦略について3つほど紹介しました。参考になりましたら幸いです。

また「こんなやり方もあるよ!」などありましたら、ぜひ教えてください!